金瓜漬瓜苦瓜南瓜

父方の親戚一同、勿論我が家も創価一族。そんなおかしな環境で育った私の半生を書いております。

初めてのカトリック

2007-06-18 16:32:35 | 瓜の思い出話

タイトルどうつけようか迷ったのですが、
今回の話は前回の記事で少し触れました
「カトリックの方から教えていただいた事」を書こうと思います。

創価学会からも親からも逃げるようにして引っ越した頃。
私は創価学会どころか宗教アレルギーにかかっておりました。
キリスト教だろうとイスラム教だろうと仏教だろうと、
宗教なんてロクな目に合わないものなのだと認識していました。

そんな時、当時の仕事の関係でカトリックの方(便宜上Aさんとします)とご縁がありました。
自分が家出状態である事、その理由に創価学会が有る事を
素直に話してみました。そして宗教そのものに対する不信感がある事も話しました。
Aさんは創価学会がどういう団体なのかを知っていました。
まずAさんは「宗教とは押し付けたりするものではない」と教えてくれました。
「試しにカトリックでもプロテスタントでもどちらでもいい。
教会に行って見なさい。誰もまた必ず来いなんて事は言いません。
囲い込んで入れと強制もしません。好きな時に行ける所です。」
「あと自分は洗礼名貰ったけれども、何もしていない。
それでも怒られるなんて事はない。洗礼名も忘れちゃった。笑」
と言っていました。

他の宗教の実情の一例を初めて聞き、驚いたのは言うまでもありません。

Aさんは困った人を見ると放っておけない人でした。
事情があり自活したいけれど難しい環境にある若い人に
仕事を紹介したり住まいを提供したり、時には保証人になったりもしました。
結果、騙されたりいいように人に使われた事も沢山ありました。
それでもAさんは手の届く範囲での人助けを辞めようとはしませんでした。
少しおせっかいでお説教が多くて過干渉な部分もあったものの、
私の知る創価学会員とは全く違う人でした。
詳しくはありませんが確かキリスト教の中に「隣人愛」というものがあったと
記憶しております。
Aさんの行動を見ているとこの「隣人愛」を彷彿させるものが多かったと感じました。
Aさんの心には「信仰心」というのが極々自然に根付いていたのだと思います。
だから困っている人を見ると助けようとするのだと思いました。

結局私自身キリスト教の教会に足を運ぶ事は今日までありませんでしたが、
信仰心とはなんたるやのヒントを貰った出来事でした。
決定的な出来事ではありませんでしたが、Aさんとの出会いで
宗教アレルギーが無くなるきっかけを与えてもらった事も確かです。

恐怖感や不安感・抵抗が無ければ、創価関連で悩む2世・3世の方には
是非とも一度他の宗教を信仰している方のお話を聞いてみる事を
軽くお薦めしておきます。絶対やれって程のものでもありませんしね笑

現在私はどこの宗教団体にも属していません。
とは言うもののこれは「自称」です。
私は未だ創価学会に正式な脱会届をだしておりません。
学会員や親に告げず引越しをし、5年以上も経っているので名簿から消されている可能性もありますが、
水増しのために名簿から消されていない可能性も大いにあります。
時期を見て1年以内には脱会届を出そうと思います。

では信仰はないのかと言いますと実は信仰は別に持っていたりします。
創価学会や日蓮系・その他新興宗教と言われる類の信仰でない事は確かですのでご安心下さい。笑


我が家にあった学会関係書籍

2007-06-01 10:45:35 | 瓜の思い出話

他のバリ活の学会員のお宅よりは少なかったと思いますが、
当然我が家にも学会関係の書籍はありました。
憶えている範囲でどんなのがあったか紹介させて頂きます。

花の三丁目地区

このタイトルを聞いてピンと来る方もいらっしゃるかとおもいます。

我が家にもありました。この漫画。
子供の頃読んで見た事があります。
内容は殆ど覚えていないのですが、学会員の方々の周りで起こる色々な出来事を
見事な創価節でハッピーエンドを迎えるストーリーばかりが並ぶ漫画でした。笑

創価にとってあんなに都合のいい事が毎度毎度起こる訳も無く・・・笑
今となってはネタにしてゲラゲラと笑ってしまう漫画のひとつです。

人間革命(劇画版)

これも我が家にありました。
漫画ならとりあえず手元にあるのは読んでいた子供時代の私でした。
いえ、漫画は今でも好きなほうですけどね。
この作品も漏れなく読んでおりました。

作中に出てくる「山本伸一」ってこれ池田センセーの事かしら?

と思いながら読んでおりましたが、実際にそうだったと知るのは
大人になってからの事でした。

何故こんなものが我が家にあったのでしょうか。
恐らく父が、子供を創価色に染める為に敷居の低い漫画と言う媒体で
学会書籍を置いておけば読むであろうと考えていたのだと
私は想像しております。実際読んだ所で創価色に染まりきる事にはなりませんでした。
しかも読んでいたのは私だけでした。弟や妹は見向きもしていませんでした。笑
父の作戦失敗です。あはは。

人間革命(ハードカバー活字版)

当然我が家にありました。
これ読んで泣いた事あるバリ活の方もいるそうですね・・・苦笑
私は別の意味で泣いてしまいそうです。笑
実は中身を1度も読んだ事がありません。
家族の誰かが読んでいる所を見た事もありません。
実際この本は本棚の奥のほうにあり、年中埃がかぶっていました。
学会側としては買ってくれればその分印税入るので、
読んでもらわなくても問題なかったんじゃないかと思ったり・・・。
どんな電波話が書いてあるのか興味津々です。
今でも恐らく実家にあるかとは思いますが、
手にとって読もうものなら変な誤解を父に与えてしまうので読むことが出来ません。笑

無駄に長いから読むのに時間かかりそうです。
学会を知る為の面白資料としては興味があるのですが、
時間を割いてまで読む程の価値は・・・と考えるとどうも手が出ませんね。笑

タイトル失念

高等部のバリ活の男子生徒と女子生徒が池田センセーにインタビューをし、
それに答えていくという中高生向けの対談集でした。
シリーズ化しており何冊か出ていたと記憶します。
1冊100円くらいで、お小遣いの少ない中高生にはうってつけのお値段でした。
このシリーズ持っていたことがあります。
内容なんて殆ど忘れてしまいましたが、憶えているのは
この本の中でも
「私の理想は全体主義だ」と池田センセーが言っていた
事くらいです。笑
全体主義ですか、そうですか・・・汗
池田さん、全体主義がいいのなら北朝鮮にでもお帰りください。笑

この本のタイトル知っている方がいらっしゃいましたら、
コメントにて教えていただけると嬉しく思います。


他にもいくつかあったかと思いますが、憶えておりません。
今度の里帰りの時にどんなのがあるのかちょっと偵察してみます。笑


私が創価を辞めようと思った理由

2006-10-10 12:51:48 | 瓜の思い出話

半生を書き綴る事でその理由が明らかになるかなぁと思っていたのですが、
どうにも文章を上手に纏めて書くことが苦手です。

だからこうして無駄な記事が増える訳です。情けない・・・苦笑

私が創価学会を辞めたいと思ったきっかけは
「勤行面倒・嫌い」から始まるのですが、
勤行以外にも創価の活動自体面倒だと思ったこと。
「創価学会員以外の人にとって創価の印象がすこぶる悪い」事。
将来結婚となったときに「宗教」が理由で結婚出来ない可能性がある事。
「勝利」だの「戦い」だのよくわからないけれど、無駄に血の気が多そうな事。
他宗教へ対する排他的な態度、
池田氏への異常な崇拝、日蓮正宗への中傷、
いい事は全部「創価のおかげ」悪いことは全部「自分のせい」という指導、
聖教新聞や創価関連書籍の押し売り、脱会しようとする者への執拗な引き止め、
勧誘のしつこさと手口の汚さ、財務の強制等々

挙げればキリがありませんね・・・笑

私の中では創価学会に所属する事で、自分の人生に制限をかけられる事、
デメリットが多いと判断しました。

「脱会したら不幸になる」
脱会したいと思ってからこの言葉が頭をよぎらなかった訳ではありません。
最初はそれが怖くて脱会ではなく幽霊会員でいようと思ったのですから。

自分の人生なのに、自分で自由に出来ない事がとても理不尽に思えました。

だけど自由になりたいのに、親と直面した時に自分の思いを貫けない、
言い返せなくなる自分を知っていました。

それでも「創価学会員」ではない「自分」に強く私は憧れました。

私は「逃げる」と言う選択をしました。

親との連絡を一方的に絶ちました。
引越しを何度も重ね、所在をわからなくしました。
電話の一本もしなくなりました。

子供の頃から「勤行嫌だ」と言い続けていてもしっかりとマインドコントロールされ、
自分の言葉を使い、自分の思ったことを話す事が出来ない私の
精一杯の抵抗でした。

ですが、親元を離れて2年間の間に「脱会したら不幸になる」と言う
マインドコントロールだけは半分ほど抜けておりました。
私にとっては創価に所属し続ける事の方が不幸だと思い始めていました。
そしてインターネットで創価について調べました。
2ちゃんねる、アンチサイトも随分と回りました。
脱会しても不幸になる事はないと確信し、私は仏壇を処分しました。

実際今日まで私は脱会が原因で不幸な目にあったとは思っていません。
いらぬ苦労はしましたが(笑)それは全て別のことが原因だと思っています。

いらぬ苦労の一例を挙げますと、
創価学会から、親から自由になったのに、私の心は強くなりませんでした。
ボーダーラインと呼ばれる診断名を貰いました。
少しのキツイ言葉ですぐにオドオドする私にイライラした人は私を苛め私は
逃げるように退職しました。
感情の起伏が常識の枠を外れるくらい大きい私を見て
離れていく人も沢山いました。
仕事は数え切れないほど転々としました。

これらの出来事は「脱会した」事が原因ではなく、
私と両親との長年の関係が原因による性格の歪みだと思っています。
親との関係を考える時に「創価」の話は避けて通れませんが、
「脱会」した事が原因ではありません。

創価学会を辞めようと思った時、
親ときちんと話をしなかった為に、私は肝心な所はちっとも変わっていませんでした。

創価・親から逃げるだけでは、自分の思う幸せは
掴めないと気づくのに4~5年の時間を要しました。

今私には付き合っている恋人がいます。
彼のお蔭で私は、少しずつ目に見えないくらい少しずつですが、
変わってきたと思っています。
私の目標は「親に会いに行き、自分の考えを述べる事。」になりました。

これが出来た時、私は自分に自信が持てると信じています。

色々と加筆・修正しました。
加筆修正した部分は特にわかりやすくしておりません。
ご了承下さい。


選挙のお話

2006-10-09 14:30:02 | 瓜の思い出話

半生のほうに書ききれない話はこちらの「瓜の思い出話」に書き綴っていこうと思います。
今回は選挙の話です。

創価学会と言えばこの話は散々出てきますが、
私の小さい頃見た話を。

10年以上前の参議院の選挙の時の話です。

ある日、我が家に大量に選挙のポスターがやってきました。
候補者の名前は伏せておきますが、
勿論公明党から出馬する方のポスターでした。
用途によって使い分けをするのか何種類かのポスターがあったのを
憶えています。そのうちの1枚が出馬する方の家族と一緒に写ったポスターでした。
これを書くと、詳しい方はどなたの事かわかると思いますが…笑

父はその一家で写ったポスターをやたらと褒めていました。
「いいアイディアだ!」だの「素晴らしい!」だのと。
確かにこのようなポスターを見たこともない私は(子供だし当然ですよね)
「ああ、この人はアイディアマンで素晴らしい人なんだな」と思っていました。
勤行イヤだのと言っててもさすが、福子と言った所でしょうか・・・。苦笑
素晴らしき思考停止状態。
今ならポスター1枚で候補者をこんなにベタ褒めする父の姿が
おかしくて笑ってしまうかもしれません。笑

父は地元の方々に選挙のお願いをしにいったりと、
なんだか仕事以外でも1日中忙しそうに動いていた記憶があります。
ちなみに父は、地元の人から煙たがられないようにと
普段から行動や発言は気をつけていたフシはありました。
あくまで表向きの話ですが。
うちではやはり他宗教を「邪宗」と言い罵るような人でしたから。
家の前にも候補者のポスターを貼っていました。

ある日そのポスターを見るとボロボロに破けていました。
雨やら風やらで破けたのかなと思っていたのですが、
その数日後近所に住むクラスメイトから
「あのポスター破けてるのはオレがエアガンでビリビリにしてやったんだ」
と聞かされました。

びっくりしたのは言うまでもありません。
何故そのような事をするのだろうと当時は思いましたが、
特に深く考えずにいたずら心でやったのだなと思い、
父に報告する事もしませんでした。
何より近所で公明党や創価をよく思っていない人がいるかもしれないのを
父が知ると悲しむのではないかと思ったのです。
心のどこかで子供ながらに「創価や公明党は世間から嫌われている」と
ずっと前から既に感づいていたのかもしれません。

今になって思いますが、この友人の両親は家庭で創価学会や公明党に対して
あまりいい印象を受けていない事を友人本人は知っていたのではないでしょうか。
子供のすることですから
「よくない組織だからポスター破くくらいいいだろう」みたいな気持ちで
エアガンでポスターを破ったのではないかと思います。

当然といわれれば当然なのかもしれませんが、
親の言う事って思いのほか子供に影響するし、
創価や公明党はこんなに嫌われているんだなぁと思わざるを得ない出来事ではありました。

「創価学会は正しいから嫌われる」なんて言葉も子供の頃から聞きましたが、
じゃあ父が嫌っている「邪宗」も正しいから父は嫌っているのでしょうか?

こんな無茶苦茶な話、筋が通る訳がないですよね…。笑
創価学会が現実から目を背けるための見苦しい言い訳でしかないと思うのです。

こんな無茶苦茶な事子供の頃から聞かされて、
子供が心身ともにまっすぐに育つ訳がないよなぁ。

そんな私は現在、町のあちこちに貼られている公明党のポスターを見る度、
恋人と一緒に「ポスターの色使いが共産党と似てるなぁ。笑」だの
「そうはいかんざき!( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」
だのと悪ふざけをするような大人になってしまいましたとさ。笑