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インドネシア、地震被害の寺院、修復のめど立たず

2007-05-26 22:00:35 | Weblog
ジャワ中部地震で大きな被害を受けた世界遺産・プランバナン遺跡群のロロ・ジョングラン寺院は、1年たった今も修復作業が始まっていない。被害実態の把握に手間取っているうえ、修復方法をめぐる意見も分かれているためだ。背景には、解体を伴うような大規模工事は観光への打撃が大きいとの地元の懸念もある。
ロロ・ジョングラン寺院は、昨年の地震で多数の石材が落下、各所に亀裂もできた。日本などが派遣した専門家らの調査で、内部構造にもダメージが及んでいることがわかった。3月に現地で開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の会議では、再び地震が起きる可能性を考慮し、「強度を増すため、部分的にでも解体することが望ましい」との意見が出た。しかし、インドネシア側から「解体して修復すれば元の遺跡とはいえなくなる」との反対が出た。「解体でかえってダメージが全体に広がる危険性がある」との指摘もある。
地元側が難色を示す背景には、「解体したら、せっかく戻ってきた観光客がまた途絶える」(地元観光業者)との心配もある。プランバナン遺跡には月に10万人以上が訪れることも多かったが、地震後の昨年6~9月は、計4万人以下に落ちた。日本や欧米の夏休みと重なる同期間は本来は書き入れ時。現在、寺院内部への立ち入りは制限されているが、外国人客も増え、今年にかける観光業界の期待は大きい。
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