一目惚れしたこの瞬間に、感謝と乾杯!!

人生長く生きていると種々雑多な事・物が頭に鬱積してすっごく重たい今日この頃です。今こそリフレッシュ!それでは、よろしく!

「あみん」再探訪~初々しさの中にも上手さとパワーを感じさせる女子大生デュオの歌声~(1)

2012-06-12 | Weblog

女子大生デュオ「あみん」の初のメッセージ本「消し忘れたメッセージ」※この写真はネット上から拝借しました;

 「第23回ポピュラーソング・コンテスト、グランプリ。エントリー・ナンバー8・・・」

その瞬間、私は反射的に拍手をしていました。栄誉ある受賞者を祝福するために。

私たちこそが、そのナンバー8だと気がついたのは、まわりにすえつけられたテレビカメラがいっせいにこちらへ向けられたからです。

「おめでとう」の言葉、差し出される腕、駆け寄る人々、フラッシュの閃光。

そして・・・そのあと何秒かの記憶は、いまだにとりもどせないまま。

もみくちゃにされ、床に倒され、押され、流されて、ふっと我にかえったときは再びステージの上に立っていました。

「では、これから再演してもらいましょう」

司会者、大石悟郎さんの声が、どこか遠くのほうから聞こえてきます。

-以下割愛-

 

 女子大生デュオ「あみん」が1982年5月16日、ヤマハ主催の第23回ポプコンつま恋本選会に進出、グランプリを見事獲得した瞬間の様子です。1982年4月に集英社から発売された当時売り出し中の「あみん」初のメッセージ本「消し忘れたメサッセージ」のプロローグに書かれたものです。文章の書き手は、現在シンガーソングライターとして活躍している岡村孝子さんです。

 グランプリ受賞曲は、言うまでもなく「待つわ」ですね。この受賞2ヶ月後に、本格的に歌手デビュー。あみんは、各地でのレコードのキャンペーンやコンサート、そしてテレビ歌謡番組などへの出演で非常に多忙を極め、最終的には歌手と学業との両立もままならない状況に陥ってしまいました。コンサート活動を翌年の1983年12月で終わらせ、あみんとしての活動を休止、長い「休眠」に入るわけです。このとき残した歌としては、2枚のLPと4枚のシングル盤でした。「あみん」としての歌手活動が再開されたのは、実に24年後の2007年からですね!

 初期の「あみん」の活動は、実質1年半という短いものでしたが、ミリオンセラーになった大ヒット曲「待つわ」により、また当時としてはかなりインパクトのある「女子大生デュオ」というフレッシュな感覚のグループと言う看板もあり、これらの相乗効果によるところも大きいかったようですね。そうそう1982年の暮れに、NHKの「第33回紅白歌合戦」に生出演を果たしています。

 

   

FUN HOUSE LADIES'VOCAL SPECIAL 「Autumn Serenade」※発売は1988年

 上に記したことは、色々なネット情報などをもとに簡単にまとめてみました。当方にとっては、「岡村孝子」という「シンガーソングライター」を深く聴くようになったのはつい6-7年前のことです。それまでは、当方と同世代の中島みゆきなど数少ないひいきの女性フォークシンガーをLP時代から聴いている程度でした。

「FUN HOUSE LADIES'VOCAL SPECIAL Autumn Serenade」というコンピレーションアルバムがあります。1988年に、現在は会社が吸収合併などでなくなってしまいましたが、レコード会社ファンハウスからリリースされた、岡村孝子、小林明子、永井真理子のバラード風の曲を各人4曲ずつ集めたCDです。当時、小林明子の「恋におちて-Fall in love-」を聴きたくて、これを秋葉原・石丸電気で購入したものでした。

 7-8年前に、このCDを毎日のように聴いていたことがあるんです。そんな中で、どうしても心に深く残ってしまう曲がありました。岡村孝子の「あの日の風景」という失恋の思い出を書き綴った曲なのですが、当時の自分の心境(?)に何かピン(当方の恋愛とかではないのですが、、、?)と来るものがあったのでしょう!結局、このアルバムに入っていた「未知標」や「夢をあきらめないで」「秋の日の夕暮れ」などを何度となく聴いて、ある決心したのです!

 

 ★岡村孝子のCDアルバムを、一つ集中的に聴いてみよう!と、、、。

 それから随分経ちましたが、既に当方は結構「岡村孝子教」の信者になっています。コンサートなどにも、近いところであれば、出かけたりする昨今ですね!

 そんな中で、岡村さんのソロコンサートではなく、何故だか「あみん」のコンサートにも付き合わされる羽目にもなった訳です。「あみん」再結成の経緯から、岡村さんのソロコンサートは当分お預けとなり、自然に当方も「あみん」のコンサートに1回だけでしたが、やむを得ず、渋々?聴きにいきました。

 当時の当方の知識としましては、「あみん」については、大ヒット曲「待つわ」(シングル盤は家のどこかにあるはず!)ぐらいの知識しか持ち合わせておらず、いかに「あみん」というデュオが、その後の岡村さんのソロ活動に多大な影響力を及ぼしていったかと言うことも、当初はまったくと言うほど知らなかったものです。

 ですので、「あみん」のコンサートを聴いても、ちょっと岡村さんのソロがあまりなかったため、今ひとつの感があったのです。

  

デジタルリマスタリング音源で再発売された、あみん「P.P.S.あなたへ...」※現在も発売中

 その後、ソロ活動初期の岡村さんの曲を聴いているうちに、何とはなく「あみん」というデュオの重要性を感じてきまして、活動休止前のあみんの発表曲を全曲網羅した「P.P.S.あなたへ...」(全28曲、デジタルリマスタリング音源)を、昨年購入しました。最近になって、これを聴いていて、その歌声の初々しさ、若さから来るエネルギー、そしてテビューしたての割にはかなり上手な歌唱力(岡村さんは高校時代合唱部に入っていて、歌うことに関してはまったくの素人ではありません!)、デュオとしてのハーモニーの美しさ等々で、すっかり「ノックアウト」されてしまいました!やっぱり、若い声帯の伸びやかな歌声は、当方みたいな中高年には、本当にこころに染みいりますねぇ!!

 なるほど、これなら、「待つわ」の大ヒット以後、歌手としての活動が猛烈に忙しくなって、彼女たち自身の「歌手としての主体性」や「オリジナルな歌への希望」などを目指していたにもかかわらず、これらは儚く消えてしまいそうになったこともうなずけます!

 

この項は続きがあります。完成しましたら、アップしますので、それまでお待ち下さい!

乞うご期待!

一目惚れでした!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿