ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

勝どきから銀座を歩く

2010年01月26日 04時21分01秒 | ハチパパのひとり言

                  マザー・テレサ 生誕100年

戸塚駅のホームに入ると丁度湘南新宿ラインが入ってきた。狙い通りにボックス席の窓側に座った私は、カミサンが用意してくれた昼食のおにぎりをほうばりながら、恵比寿駅までの間「離婚Q&A」という本を読んでいた。「えっ!まさか離婚?」と言われそうであるが違います。まだ正式決定したわけではありませんので公表できませんが、以前からチャレンジしてみたい仕事の準備で勉強中なのであります。

湘南新宿ラインは恵比寿駅に止まらないので、大崎で山手線に乗り換えのため降りようとしたら、何と偶然にも横浜に住んでいる浜松の小学校のクラスメートY君に声をかけられてびっくしました。彼とは来月新橋でのクラス会で会うことになっているのですぐに失敬した。恵比寿駅構内で、今日の目的である東京都写真美術館のマザーテレサの生誕100年記念映画祭の上映スケジュールが出ていたので見てみるとガッカリ、今日月曜日は休館日だった。今月29日(金)浅草で、浜松支店時代の職場の先輩たちとの会食があるので、そのときに観ることにした。

折角東京へ出てきたので元の職場の人たちの顔が見たくなった。改札を出たわけではないのでそのまま山手線で新橋へ行き、地下鉄大江戸線に乗り換え勝どき駅下車、晴海のトリトンスクエアの高層ビル群へ向かった。4ケ月ぶりの訪問であったが、休憩室で懐かしい面々に会えて話が弾んだ。もっとたくさんの人に会いたいとは思ったが、仕事場への出入りは遠慮しておいた。

勝どき駅に降りたとき、ドトールコーヒーに寄ってみた。昨年9月末退職の日、ドトールの二十代と思しきCさんに、「いつも笑顔と美味しいコーヒーをありがとう」と、ささやかなお礼の手紙と図書券をプレゼントした。そうしたら自宅に店長から美味しいコーヒーセットと手紙が届いた。嬉しかった。それから4ケ月、店長もCさんもよく覚えてくれていて再会を歓迎してくれた。

ドトールの真下が勝どき駅であるが、銀座まで歩くことにした。勝鬨橋を渡って築地本願寺にお参り、銀座のキャノンサロンとニコンサロンの写真展を観る。そして銀座4丁目の和光堂のギャラリーーに立ち寄ってみると、偶々三好和義さんの仏像写真展が開催されていて、しかもご本人のトークショーが開かれていた。35ミリのデジタル一眼レフで撮影、ご自分でプリントしたとのことであったが、シャープで色の深みのある襖大のスケールの大きな写真に圧倒された。さすがはプロの作品である。私のようなアマの写真とは一味も二味も違う。

新橋駅地下の立飲み処Hに寄る。まだ午後4時台というのに満席である。顔見知りの店長とKちゃんが愛想良く応対してくれた。ここで相撲の結びの一番までの取り組みをテレビ観戦していたサラリーマン時代が懐かしい。

最後に戸塚の小料理店「梓」に寄る。退職してから通う回数はめっきり減ったが、通い続けて22年になるお刺身とお酒が美味しい店である。晩酌代わりにホウボウの刺身と真澄の常温を味わう。以前は一の蔵を常飲していたが、年金暮らしになってからは、飲み代は出来るだけ節約するようになった。飲むのをやめれば一番いいが、アルコール依存症は死ぬまで治りそうもない。
寝床でPHP文庫「マザー・テレサ 愛と祈りのことば」を数年ぶりに読む。その中での一節「持ち物が少なければ少ないほど、多く与えることができます。矛盾としか思えないでしょう。でもこれが愛の論理なのですよ」マザーでないと言えない言葉である。     22/1/25  




最新の画像もっと見る

コメントを投稿