大月みや子40周年記念講演観てきました♪

土曜日に、父を誘って・・・大月みや子さんの40周年記念講演を観に行って来ました。

特別のファンでもないのですが・・連日の暑さと父の入れ歯も完成したので、

お昼ご飯でも一緒に食べるつもりで誘いました！

演目は、祇園の芸者と舞妓が置屋を舞台に織り成すお話・・・

きっと、艶やかな着物姿で舞台はさぞ華やかだろう・・・と思ったからです。

 

 

特別ゲストは、田川寿美さんです。（舞妓役）田川さんは、和歌山出身・大月さんは、

大阪の八尾の出身です。舞台は、勿論着物姿の艶やかな芸子さんや舞妓さんが

歌い踊り・・・それは美しいものでした。置屋のお母さんの仕打ちに耐えられず・・・

逃げる・・舞妓の田川寿美さんに・・芸子の大月みや子さんが言います・・・

 

「うちもなぁ・・・雪の降る寒い夜は・・・あぁ、お稽古なんか行きとぅない・・逃げたい・・・

そう・・思うたもんやぁ・・そんな時はいつも、置屋のお姉さんに言われたもんや・・・

梅が咲くまで我慢しぃ・・・・梅が咲いたら・・桜が咲くまで我慢しぃよし・・・

そう言われてなぁ・・・そうこうしているうちに、鴨川にす～～～っと春の風が吹いてくる・・

そうなったら、こっちのもんや・・コンチキチンと祇園祭の鐘の音も鳴る・・・

円山公園の、しだれ桜も満開やぁ・・・そんな時は、うちはやっぱりこの祇園で生きてきてほんまに

良かったなぁ・・思うんえぇ・・そやし・・人生と言うもんは・・そんなもんとちがいますやろかぁ・・・

なぁ・・・・・」

 

お芝居といものは・・・・その中に・・見ている側に、「ふんふん・・・ほんとにそうよね～」

と思わせるような台詞が絶対入っている・・・このお芝居ではここの台詞ではなかったかと思うのです。

それから・・お芝居には人情がある・・現代では薄れている人情がそこにある・・・

だから泣けるのだ・・・

 

 

昼食は、父が・・・「正起屋行くか・・・うまいぞ！！」

そう言うので・・そこで定食を食べた・・・（お店の字が違うかも知れません・・鳥専門で、新歌舞伎座のすぐ近くです。）

「入れ歯があったて、痛いと言ってただろう？？」

「うん・・」

「歯医者の先生もなぁ・・こっちの痛いとこなんかわからんぞ・・・それでなぁ・・

朝から、一時間かけて・・あたるとこ削ったんだ・・。」

「へ～～！！すごいそれでどう？？」

「バッチリだ！！これで美味しく食べられるぞ！！」

「アハハ～～～！」

 

 

【帰りの電車で・・】

「40周年だぞ・・・40周年・・・・・おまえも頑張ってくれよなぁ・・」

 

「へ～～～夏休みも、あと少しとなりましたぁ・・・もうちょっと、きばらしてもらいますぅ・・

そやし・・・おとうはん・・・入れ歯ピッタっとはまって・・よろしおしたなぁ・・・

お月さんも綺麗になってきましたなぁ・・・もうそこに秋も来てはりますやろ・・・

しっかり食べておくれやすなぁぁぁ・・・・」