ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

落語、あれこれ

2012年07月19日 | 落語・寄席
先日、立川談春さんが「ソロモン流」というテレビ番組に出ていました。

その中で、談春さんが、

「<落語はつまらない>と言われてしまう」

という、春風亭昇太さんの言葉を紹介していました。

どういうことかというと、もし、落語初心者の方が、不幸なことに、最初に、つまらない噺家の落語を聴いてしまったとします。

すると、「落語なんてつまらない。だから、もう聴きたくない」と思われてしまい、以降遠ざかってしまう、ということです。

確かにわかるような気がします。

つまり、他のジャンルであれば、そんな言われ方はしないわけです。

例えば、<あの映画はつまらない>とは言っても、<映画はつまらない>という言い方はしません。

つまらない映画を批判することはあっても、映画そのものを否定する人は少ないはずです。

でも落語の場合は、落語そのものが否定されてしまう。

だから、最初が肝心だ、ということなのです。

それはもう、私自身の体験から言っても、まさにその通りでした。

これはつまり、歌舞伎、能、文楽、そういう伝統芸能と同じジャンルだという先入観があったからでしょうね。

だから、談春さんのお師匠さん、立川談志という人は、まさにそこ(古い体質のままの落語。あるいは、他のジャンル)と戦っていたわけでしょ。

寄席というホームグラウンドを飛び出して、ホールを主戦場にしたわけだから、従来の落語のままではダメだし、変えていかざるを得なかった。

やっぱり、100人のお客さんを相手する落語と、500人に向かって話す落語では、プロとして方法論が違うのは当然なのだと思います。

実際、私自身、去年、所沢のミューズで小三治さんの落語を聴いた時に、席が悪かったせいもあって、とても違和感が残りました。

私を落語の世界に誘ってくれた、小三治さんでさえ、そうだったのです。

やっぱり落語は、池袋演芸場くらいのキャパ、肉声が届く程度の距離で聴くのがいいな、そういう実感がありました。

でも、現状は、どちらかというと、立川流の方法論が世間を席巻している感じがあります。

落語が聴きたいというよりはむしろ、立川志の輔が、談春が聴きたい!という流れ。

それは、落語が江戸を離れて、全国に展開した、ということも、関係があるはずです。

実際、東京以外の定席寄席というと、大阪の繁盛亭、横浜のにぎわい座、名古屋の大須演芸場、その位ですもんね。

そして、昨今は、寄席という場所は、つまらない噺家さんに遭遇してしまう危険性が高い、という意味で、敬遠されてしまうことが多いようです。

それは、わからないでもありません。

自分の好みでない噺家さんの落語はつまらないですから。

それはまぁ、音楽なんかと同じですよね。

一方で、志の輔さんクラスになると、悪い評判を聞いたことがありません。

こうなると、会場全体で笑いを共有できるような、大きめのホールの雰囲気の方が合ってそうですし、楽しそうです。

さすが立川流!

な~んて、実は志の輔さんも談春さんも、私はまだ未見なのですが・・・。

というもの、わざわざ休み希望を出して、遠くまで落語を聴きに行きたいとは、なかなか思わないのです。

次月のシフトが出てから、この日は休みで特に予定もないから、落語にでも行こうかな、どこかでいい番組はやってないかな、と考えます。

で、このスタンスだと、人気のある噺家のチケットは売切れているか、あるいは、カス席しか残っていない、という状況になってしまうのです(泣)

でも、私の場合は幸いなことに平日休みが多いし、できるだけ近くで聴きたいから、寄席へ、という流れになるわけです。


さてさて。

なんとも長いマクラになってしまいました。

落語のチケット(入場整理券)を2枚取りました。

7月21日(土)番外・所沢寄席「富岡亭」出演=桂小文治、桂文月、柳家紫文 全席自由500円。

8月13日(月)上野鈴本演芸場「さん喬・権太楼特選集」全席指定3500円。

富岡亭!

富岡公民館って、我が家から2キロくらいの、ごく近所にあります。

こういう場所で気軽に聴けるってのは嬉しいです。

願わくば、「落語は面白い!」と言えるような噺家さんでありますように。

小文治さん、桂文さん、よろしく!
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「落語論」

2012年07月11日 | 落語・寄席
「落語論」著者=堀井憲一郎

志らくは、米朝・談志を除くと、落語の本質に迫ろうとする著書を書く数少ない落語家である。特に『全身落語家読本』。本書は、志らくのこの著作の流れの先にある。

なるほど。

四三歳になった木樵りが、いきなり自分の木の切り方を否定されて違う木の切り方を教えられても、どうしようもないのと同じである。いままでの木の切り方で何の問題もなかったのだ。落語論の不毛さは、ここにある。

確かに・・・。

最初の音の出しようなどがとても心地よく、ああ、なんか落語の世界そのものへ連れて行ってくれそうだな、とわくわくする。ところが落語に入ってしばらくすると、凄く眠くなってくる。

確かに!

<人は、なぜ、それぞれ違うのか>
落語におけるこの答えは決まっている。
<だって、人ってそういうもんだろう>


その通り!

他にも、<ライブとしてのみ存在する>とか、<落語は歌である>とか、<好き嫌いからしか語れない>などなど、魅力的なフレーズが満載です。

素晴らしい良書です。


つまり、ロッド・スチュワートが好きな私と、柳家さん喬が好きな私というのは、イコールなのです。

ここが大事、だと思います。
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新宿末廣亭友の会

2012年06月28日 | 落語・寄席
冗談はまぁ、置いといて。


前に末廣亭に行った時、友の会の会員になりました。

1万円!

大金ですな。

ま、今月はボーナス月ですから(笑)


会員になると、年間に4枚の招待券がもらえます(私は今回1枚使ったのであと3回)。

それと、会員証を提示すれば、連れの人も(自分ともう1人も)学生料金で入場できます。

なので、もし、末廣亭に行きたい!なんて方がいましたら、是非声をかけてみて下さい。


前にも書いたような気がしますが、池袋演芸場は、1人でもいいんです。

なんというか、あそこは殺風景ですし、牛丼屋やラーメン屋に入るような感覚で入れます。

でも、末廣亭は、桟敷席に座ると特にですが、1人ではちょっと寂しい。


というわけで、予定が合えばご一緒しましょう。

ね、RYOちゃん!
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まぬ家ごめ助、デビュー

2012年06月28日 | 落語・寄席
れれれ、結局、ローリングホップを飲んでしまいました。

真っ昼まからねぇ~

こんなことしている場合じゃないのに・・・


あの、ですね。

最近、新作落語をつくることが楽しい(笑)

つくる、というより、まだ夢想している段階ですが・・・。


で、ひょんなことから、7月31日にデビューすることになりました(笑)

まぬ家ごめ助。

一席お付き合いを願います。


「ごめ助」ってのは、我が師匠、Oさんの命名です。

<ごめ助、ごめ助、デッ、デ・デ・デ♪>

このお囃子もお師匠さんの作です。


青春が復活したような心持ちになっています。

で、Kさん、これでようやく「643」にもデビューできるかな、なんて、そんな風にも思っていたりして(笑)

なんかね、これが今のいちばんの楽しみ。


チケットは1枚だけです。

既に完売。

念のため(笑)


あぁ、もう1本飲みたいな・・・
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さん喬師匠は別格なのだ

2012年06月23日 | 落語・寄席
昨日、新宿末廣亭に行ってきました。現実逃避してきました。

昼の部の最後から入場して、扇遊、半輔、ろべえ、丸山おさむ、きく麿、燕路、遊平・かほり、菊千代、〆治、猫八、さん喬、志ん輔、歌る多、ゆめじ・うたじ、正雀、小燕枝、仙三郎、小三治。

さん喬師匠は「天狗裁き」、小三治師匠は「天災」でした。

さん喬師匠は別格だと再確認しました。

今のところ、私にとっては、「名人」と呼ぶべき唯一の存在かもしれません。
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