３月はＪＲＡに所属する調教師・騎手にとっては新年度ということになる。
今年は調教師８名・騎手１名がターフを去ることになった。
【騎手】
石山 繁（31）栗東・浜田厩舎所属
2007年２月24日、阪神競馬場４Ｒ障害ＯＰ戦にて落馬し、脳挫傷と診断される。
以後リハビリ生活が続いていたが、所属の浜田厩舎解散もあり騎手引退となった。
通算成績はＪＲＡ2015戦92勝(障害145戦13勝) 地方競馬53戦４勝。
00年４歳牝馬特別・サイコーキララとのコンビがとても印象に残ります。
第二の人生に幸あれ！お疲れ様です。
【調教師】
◆美浦
岩城博俊（56）(勇退)
主な管理馬はアロハドリーム（中京記念・函館記念）。他にはこれといった活躍馬は出せず無念の勇退。勇退後は和田厩舎で調教助手として再出発とのこと。
現在の管理馬はわずか５頭。
先週までの通算成績2195戦55勝（ＪＲＡ重賞２勝）。
大和田稔（66）(勇退)
主な管理馬はミスターブランディ（福島記念・関屋記念）・スイートカーソン（オールカマー・福島記念）など。
近年は一桁勝利数が続き、07年は未勝利に終わるなど不振であった。
重賞10勝のうち、福島記念を５勝している。
現在の管理馬はわずか８頭。
先週までの通算成績5480戦400勝（ＪＲＡ重賞10勝）。
沢峰次（63）(勇退)
主な管理馬はダイナコスモス（皐月賞・ラジオたんぱ賞）。
00年以降は一桁勝利が続き、ダイナコスモス以外にこれといった馬が不在であった。
現在の管理馬は12頭。
先週までの通算成績3688戦200勝（ＪＲＡ重賞２勝）。
田子冬樹（62）(勇退)
主な管理馬はアメリカンボス（アメリカJCC など）・サファリオリーブ（新潟記念）・フジサイレンス（東京新聞杯）など。
近年では、有馬記念で大穴をあけたアメリカンボスの活躍が印象的である。
現在の管理馬は13頭。
先週までの通算成績4681戦233勝（ＪＲＡ重賞６勝）。
中野隆良（68）(勇退)
主な管理馬はヒシアマゾン（エリザベス女王杯など）・ホクトベガ（エリザベス女王杯など）・クシロキング（天皇賞春など）・グリーングラス（有馬記念など）他多数。
個人的に印象に残っているのはホクトヘリオス。若かりし頃の柴田善臣とのコンビが大好きであった。
岡部幸雄とのコンビで制したクシロキングの天皇賞（春）も記憶に残るレースである。
多数のオープン馬を手がけた名伯楽も、近年では馬房数を減らしていた。
定年前に勇退となった。
現在の管理馬は14頭。
先週までの通算成績5825戦623勝（ＪＲＡ重賞40勝）。
◆栗東
武邦彦（70）(引退)
武豊・幸四郎兄弟の父として有名。
年配の方には武邦といえば「名騎手」としてのイメージが大きいかも。
主な管理馬はバンブーメモリー（安田記念など）・メジロベイリー（朝日杯３歳Ｓ）・オースミシャダイ（日経賞など）などなど。
騎手時代には7679戦1163勝と輝かしい成績を残す。
現在の管理馬は27頭。
先週までの通算成績4187戦374勝（ＪＲＡ重賞18勝）。
中尾正（70）(引退)
主な管理馬はイブキマイカグラ（阪神３歳Ｓなど）・ビッグテースト（中山グランドＪ）・オースミブライト（神戸新聞杯）・オースミロッチ（京都大賞典など）などなど。
僕の大好きであった村本善之（元騎手）をよく使っていた厩舎なので印象深い。
ミスターボーイやオースミブライト・ビッグゴールドなど、馬券でもよくお世話になった厩舎だ。
「ビッグ」や「オースミ」の活躍馬が多かったですね。
現在の管理馬は13頭。
先週までの通算成績6205戦525勝（ＪＲＡ重賞25勝）。
浜田光正（70）(引退)
主な管理馬はビワハヤヒデ（菊花賞など）・ファレノプシス（桜花賞など）・ビワハイジ（阪神３歳牝馬Ｓ）。
騎手時代は47戦２勝と不遇の時代を過ごすも、調教師転向後はビワハヤヒデの活躍などもあり、見事に花開いた苦労人。
近年では愛弟子の石山騎手の落馬事故もあった。
現在の管理馬は10頭。
先週までの通算成績4609戦352勝（ＪＲＡ重賞19勝）。
「西高東低」。
今年の調教師の引退（勇退）がそれをまさに物語っている。
栗東の３調教師が定年引退なのに対し、美浦の５調教師はいずれも定年前の勇退である。
成績をみても美浦の調教師は「活躍馬」に恵まれなかった。
良血馬は殆どは、栗東の厩舎に入るのが最近の傾向。
その余波をまともに受けてしまった格好だ。
実績を残した中野厩舎以外の美浦勢は、事実上の「倒産」ってやつかなぁ・・・。
岩城師は勇退後に和田厩舎で調教助手になるそうだ。
こういう人生があってもいい。
しかし厩舎経営ってのも大変なんだなぁ。
有力馬主がバックに付かないと厳しそうだ。
そういえば関口オーナーはどうしたんだろね？
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今年は調教師８名・騎手１名がターフを去ることになった。
【騎手】
石山 繁（31）栗東・浜田厩舎所属
2007年２月24日、阪神競馬場４Ｒ障害ＯＰ戦にて落馬し、脳挫傷と診断される。
以後リハビリ生活が続いていたが、所属の浜田厩舎解散もあり騎手引退となった。
通算成績はＪＲＡ2015戦92勝(障害145戦13勝) 地方競馬53戦４勝。
00年４歳牝馬特別・サイコーキララとのコンビがとても印象に残ります。
第二の人生に幸あれ！お疲れ様です。
【調教師】
◆美浦
岩城博俊（56）(勇退)
主な管理馬はアロハドリーム（中京記念・函館記念）。他にはこれといった活躍馬は出せず無念の勇退。勇退後は和田厩舎で調教助手として再出発とのこと。
現在の管理馬はわずか５頭。
先週までの通算成績2195戦55勝（ＪＲＡ重賞２勝）。
大和田稔（66）(勇退)
主な管理馬はミスターブランディ（福島記念・関屋記念）・スイートカーソン（オールカマー・福島記念）など。
近年は一桁勝利数が続き、07年は未勝利に終わるなど不振であった。
重賞10勝のうち、福島記念を５勝している。
現在の管理馬はわずか８頭。
先週までの通算成績5480戦400勝（ＪＲＡ重賞10勝）。
沢峰次（63）(勇退)
主な管理馬はダイナコスモス（皐月賞・ラジオたんぱ賞）。
00年以降は一桁勝利が続き、ダイナコスモス以外にこれといった馬が不在であった。
現在の管理馬は12頭。
先週までの通算成績3688戦200勝（ＪＲＡ重賞２勝）。
田子冬樹（62）(勇退)
主な管理馬はアメリカンボス（アメリカJCC など）・サファリオリーブ（新潟記念）・フジサイレンス（東京新聞杯）など。
近年では、有馬記念で大穴をあけたアメリカンボスの活躍が印象的である。
現在の管理馬は13頭。
先週までの通算成績4681戦233勝（ＪＲＡ重賞６勝）。
中野隆良（68）(勇退)
主な管理馬はヒシアマゾン（エリザベス女王杯など）・ホクトベガ（エリザベス女王杯など）・クシロキング（天皇賞春など）・グリーングラス（有馬記念など）他多数。
個人的に印象に残っているのはホクトヘリオス。若かりし頃の柴田善臣とのコンビが大好きであった。
岡部幸雄とのコンビで制したクシロキングの天皇賞（春）も記憶に残るレースである。
多数のオープン馬を手がけた名伯楽も、近年では馬房数を減らしていた。
定年前に勇退となった。
現在の管理馬は14頭。
先週までの通算成績5825戦623勝（ＪＲＡ重賞40勝）。
◆栗東
武邦彦（70）(引退)
武豊・幸四郎兄弟の父として有名。
年配の方には武邦といえば「名騎手」としてのイメージが大きいかも。
主な管理馬はバンブーメモリー（安田記念など）・メジロベイリー（朝日杯３歳Ｓ）・オースミシャダイ（日経賞など）などなど。
騎手時代には7679戦1163勝と輝かしい成績を残す。
現在の管理馬は27頭。
先週までの通算成績4187戦374勝（ＪＲＡ重賞18勝）。
中尾正（70）(引退)
主な管理馬はイブキマイカグラ（阪神３歳Ｓなど）・ビッグテースト（中山グランドＪ）・オースミブライト（神戸新聞杯）・オースミロッチ（京都大賞典など）などなど。
僕の大好きであった村本善之（元騎手）をよく使っていた厩舎なので印象深い。
ミスターボーイやオースミブライト・ビッグゴールドなど、馬券でもよくお世話になった厩舎だ。
「ビッグ」や「オースミ」の活躍馬が多かったですね。
現在の管理馬は13頭。
先週までの通算成績6205戦525勝（ＪＲＡ重賞25勝）。
浜田光正（70）(引退)
主な管理馬はビワハヤヒデ（菊花賞など）・ファレノプシス（桜花賞など）・ビワハイジ（阪神３歳牝馬Ｓ）。
騎手時代は47戦２勝と不遇の時代を過ごすも、調教師転向後はビワハヤヒデの活躍などもあり、見事に花開いた苦労人。
近年では愛弟子の石山騎手の落馬事故もあった。
現在の管理馬は10頭。
先週までの通算成績4609戦352勝（ＪＲＡ重賞19勝）。
「西高東低」。
今年の調教師の引退（勇退）がそれをまさに物語っている。
栗東の３調教師が定年引退なのに対し、美浦の５調教師はいずれも定年前の勇退である。
成績をみても美浦の調教師は「活躍馬」に恵まれなかった。
良血馬は殆どは、栗東の厩舎に入るのが最近の傾向。
その余波をまともに受けてしまった格好だ。
実績を残した中野厩舎以外の美浦勢は、事実上の「倒産」ってやつかなぁ・・・。
岩城師は勇退後に和田厩舎で調教助手になるそうだ。
こういう人生があってもいい。
しかし厩舎経営ってのも大変なんだなぁ。
有力馬主がバックに付かないと厳しそうだ。
そういえば関口オーナーはどうしたんだろね？
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