■偽りの星条旗(第401話) 発表1996年10月
評価 ★★★
依頼人 大統領補佐官タッカー
ターゲット アメリカ軍捕虜救出を拒むもの
報酬 不明
今回弾丸発射数 21/ 通算弾丸発射数 2,166
今回殺害人数 16/ 通算殺害人数 4,300
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 105
<ストーリー>
民族紛争が続くボスニアで、停戦監視中のアメリカ軍兵士が捕らえられた。大統領選を控えたアメリカ国内では、現職大統領と次期大統領候補が救出作戦を巡り陰謀の火花を散らす・・・
<この一言>
よろしく・・・
<解説>
旧ユーゴスラビアから独立したボスニアでは民族紛争が絶えず、アメリカ軍を中心とした停戦監視のための多国籍軍が駐留していた。一方アメリカ国内では、再選を目指すマッケンジー大統領と次期大統領を目指すオニールとがつばぜり合いを演じていた。
そのような折、停戦監視団のアメリカ兵がセルビア人ゲリラに拘束される。選挙を前にし、捕虜となったアメリカ兵を救出することでポイントを稼ごうとするマッケンジー大統領は、補佐官タッカーに対し、特別チームを編成して捕虜を救出するよう命ずる。一方、アメリカ兵救出が失敗に終われば大統領の失政となると考えたオニールとその参謀メイソン将軍は、特別チームに捕虜救出作戦を邪魔するメンバーを潜り込ませる。
タッカーはオニールが救出作戦を邪魔してくることを見込み、特別チームにゴルゴをアサインし邪魔者の殺害を依頼する。ゴルゴを含む5名の特別チームは、捕虜のいる寒村を襲撃する。特別チームが一人、また一人とメンバーを失いながらも捕虜を奪還、帰路につこうとした刹那、メンバーの一人が捕虜に銃口を向ける。『こいつに無事帰国してもらったら困るんだよ』とトリガーをひく寸前、ゴルゴが登場、メイソンの雇ったメンバーは眉間を撃ち抜かれ、陰謀は不成立に終わる。
ボスニア民族紛争とアメリカ大統領選を絡ませた陰謀を描く作品。アメリカ大統領およびその対抗候補が、アメリカ兵士を政治のコマとしてしか捉えておらず、どす黒い選挙戦の裏面として描かれているのが興味深い。選挙と戦争においては、複数の利権が絡み合うため、本作のようなドロドロした陰謀が深く張り巡らされていることが容易に想像できる故、本作からは生々しいリアリティが感じられる。
ズキューン
<iframe marginwidth="0" marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=golgoblogocnn-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4845801205&fc1=DD1111&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=000000&f=ifr&npa=1" frameborder="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe> <script type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"> </script> <script src="http://www.google-analytics.com/urchin.js" type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript"> _uacct = "UA-792331-1"; urchinTracker(); </script>
>兵士を政治のコマとしてしか捉えておらず
おっしゃるとおりですな。殺そうとしたオニールは当然として、捕虜を救出するために、遥かに大きな犠牲を厭わないマッケンジーもろくな死に方はしないでしょう(何となく、映画『プライベート・ライアン』を思い出しました)
本日の一句「政治屋の、行動原理は、選挙かな」
>政治屋の、行動原理は、選挙かな
うまい!座布団3枚!!