ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第65巻-1メジャー・オペレーション

2007-04-25 23:43:28 | 第061巻~第065巻

■メジャー・オペレーション(第224話) 発表1984年9月

評価   ★★★★

依頼人  ゲリラ専門部隊コッブ大佐

ターゲット ブラジル陸軍参謀総長キルカ・グロッソ大将

報酬    不明

今回弾丸発射数      3/ 通算弾丸発射数 1,316

今回殺害人数      18/ 通算殺害人数   1,408

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    79

<ストーリー>
アメリカ国防省はアフガン侵攻に備えゲリラ戦の分析をコッブ大佐に指示、大佐はゴルゴを使ったリアル・シミューレーションを実施する。丸腰のゴルゴは200名のゲリラ攻撃を逃れることができるのか・・・

<この一言>
アメリカ軍ゲリラ専門部隊が、なぜこんな面倒な手を使ってまで、俺を狙う・・・?

<解説>
アメリカ国防総省ワインバーガー長官は、アフガン侵攻に備えゲリラ戦分析レポートの提出をコッブ大佐に命ずる。コッブ大佐はベトナム戦争においてベトコン・ゲリラの襲撃を受け部隊を全滅させられた苦い経験を持っていた。ベトナムでの作戦の正当性を証明すべく、コッブ大佐はベトコン・ゲリラと同等の作戦を展開、丸腰のゴルゴを襲撃し、ゴルゴでさえゲリラ攻撃からは逃れられないことを示そうとする。偽の依頼でアマゾンに誘い込まれたゴルゴは、コッブ大佐率いる200名超のアメリカ・ゲリラ部隊に襲撃される。丸腰でジャングルを逃げまどい、ブービー・トラップを回避し、アメリカ兵を撲殺する。蛇の巣穴に潜り込むことでゲリラ部隊の追跡を逃れ、ジャングルから生還する。生きた蛇を貪りながら、120時間(丸5日間)穴にこもり続けたゴルゴの執念が凄まじい。

圧倒的な戦闘能力と危機回避能力を見せつけるゴルゴのスーパー・ソルジャー振りが圧巻。ジャングルの戦闘では銃器・刃物を一切使わず、「日本の古武道」のような格闘技を用い一撃必殺にてアメリカ兵を倒している。コッブ大佐の部下がもらした感想は、ゲリラ戦の本質ではなく、ゴルゴの生き様そのものを物語っていると言えよう。
「ゲリラ戦の本質は、敵との持久戦を戦い抜く強靱な精神力にある」

余談だが、SAGA(戦略分析局)は「ゴルゴが請け負った2百を越える殺しの行動データをすべてコンピュータに収めてある」という。本作は224話目(SPコミックス収録順)であるが、SAGAはほぼ全てのゴルゴの殺しを把握しているようだ。アメリカ国防総省の情報収集能力、恐るべし・・・。
なお、今回の殺害人数にはアマゾンの大蛇「アナコンダ」と「ジャガー」が含まれている。

ズキューン

ゴルゴ13 (65) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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