asの予想やWOWOWで紹介していたシステムは
4-2-3-1。
でも試合を観ると、これって4-2-3-1?バレンシアの4-2-3-1とはまったく異なるものです。
あえて数値でいうと
4-3と3ってなかんじでしょうか。
攻撃はロナウド、ラウル、ロビーニョの3人が自由にやってるだけ。この試合で試されたグラベセンとP・ガルシアのドプレピボーテは展開力に欠けるため、前の3人のコンビだけを防げばよいビルバオは楽だったでしょう。さらに攻撃にからむ人数が少ないからといってしっかり守れてたかというとそういうわけではなく、ピボーテ2人とDFラインとの連携が悪くてスペース与えまくりです。
こんな前半だったので、当然先制されました。エチェベリアのシュートをクリアしようとしたウッドゲイトのオウンゴールですが、あれはちょっと可哀相ですね。
この日、初先発のウッドゲイトはさらに災難ありでした。後半に2枚目のイエローをくらって退場です。しかも彼はよくみるとそんなにイケメンでもないですし。苦しんだ表情ばかりだったからでしょうか。
この悪い雰囲気を変えたのが後半開始から投入された
ホセマリア・グティエレスです。グティが基点となってまわりをつかうことによって攻撃に流れが生まれました。しかもラウルのゴールを生み出したビルバオディフェンスを切り裂いたスルーパスが圧巻。なんで先発で使わないの?ルシェンブルゴさん。
試合はセットプレーからの2つの得点もあって
3-1でひさびさの勝利。
問題は次からです。
ルシェンブルゴは、あれほど熱弁を振るっていた魔法の四角形をあっさり捨てましたが(柔軟性があると評価すべきなのか?)、バプティスタが帰ってくると、どう使うのでしょう。グティはまたベンチ?そのあたりも注目です。
ちょっと思ったこと
ルシェンブルゴのやろうとしているサッカーってカウンター向きなのではないでしょうか。
基本的にサイドを空けといて誰かをそこに飛び込ませるというのは、スペースのあるカウンター攻撃では有効ですが、前節のように守りを固められると純粋なサイドアタッカーがいないため、みんな、敢えて守りのいるサイドを突こうとはせず、中央に向かってしまい大渋滞になる、そんな巡りになっている気がします。事実、カウンターサッカーをやっていた去年はうまくいっていたわけですから。
なんとかポゼッションを高めつつ、点を取る戦術を浸透させてくれませんかね。
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