甲状腺全摘術を施行した場合であっても,わずかに甲状腺組織が残存することが知られている。残存甲状腺組織の存在は,血清サイログロブリン値を用いた術後経過観察を困難にし得る。また,ハイリスクと評価され,甲状腺全摘となった症例においては,微小な腫瘍組織の残存による局所再発の危険性も否定できない。このような観点から経過観察や局所制御の妨げとなり得る残存甲状腺組織を完全に取り除くことが望ましい。
こんな目的で「放射性ヨウ素内用療法」I-131による残存甲状腺破壊外来治療
俗にいうRIアブレーションを実施するまで2週間となった。
アブレーション=破壊っていうこと。
外来での治療は2010年秋に承認され、私が通院する病院では今年から実施が許可されたらしい。手術直後からした方がいいね~と言われていて、その時点では、東京では有名な甲状腺専門病院に行く話しがでていたが、いろいろあってこんな時期になってしまった。
現在のところ肺への転移はないと言われている(CTは去年したきりだけど・・・)
そして毎回の採血結果でも甲状腺癌の腫瘍マーカーとされているサイログロブリン値も0であり再発を伺わせる所見はない。
いわゆる放射線療法というのは、身体の外から放射線をあてる“外照射”と、この治療のように放射性ヨウ素を口から飲んで身体の中から放射線をあてて治療するもので“内照射”といわれるものがある。内照射は子宮など腔になっている箇所への適応もある。
中から残存しているかもしれないがん細胞を取り除くことで再発予防をするってことですね。
投与量は約350mGy(30mCi)です。転移がある場合はこの3倍量を内服するので専用の病室への入院が必要となります。
甲状腺にはヨウ素が取り込まれる性質があることを利用し、放射線を発するカプセルを内服する。
放射線ヨードは呼気、尿、糞、汗、唾液から体外に排泄される。
少ない量ではあるが内服後は3日間ほど放射線を出していることになる。
したがってこの治療を受けるには一定の条件が整っていることが必要となる。
1.内服後、3時間以内に帰宅できること。
公共交通機関を利用するきは連続しての乗車を1時間以内であること。
2.妊婦、小児との密接な接触は避けること。
3,家族との1mまでの接触時間は1日6時間とすること。
4.トイレ使用後は水を2回流すこと。
5.就寝は一人で専用の部屋ですること。
6.入浴は家族の最後にして、入浴後は直ちに浴槽を洗い流すこと。
7.十分な水分を摂取すること。
8.着用した衣類は他の家族のものとは別に洗うこと。
9.必要最低限の移動・旅行はしないこと。
10.人が集まる場所に行かないこと。
11.職場は3日間お休みすること。
こーんなたんさんの条件がありまする。。。
そして・・・明日からは準備期間で、ヨード制限食にしなければなりません。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を上げて、放射性ヨウ素が取り込まれやすい環境にする必要があるんです。
甲状腺は脳の下垂体という部分から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けるとたくさんのヨウ素を取り込み、甲状腺ホルモンを作ります。TSHは体内に甲状腺ホルモンが少なくなるとたくさん分泌されて甲状腺ホルモンを増やそうとします。
脳でホルモンを出せ~と甲状腺刺激ホルモンを出して甲状腺に伝え、甲状腺で甲状腺ホルモンを出すってことですね。
手術で甲状腺を切除してしまった状態で甲状腺ホルモン剤を中止することにより、当然、甲状腺ホルモンは少なくなり、TSHがたくさん分泌して、甲状腺の性質を持った甲状腺がんはより多くのヨウ素を取り込むことができるます。
しかし、昨今では甲状腺ホルモン剤を中止せず、カプセルを飲む2日前からヒト型甲状腺刺激ホルモン剤(タイロゲン)を筋肉注射することでがつーんとTSHをあげることができるのです。ただ、金額は張ります 一回につき30000円なりぃ
甲状腺ホルモン剤(チラーヂンS)を中止すると甲状腺機能低下と同じ状態となりいろんな症状がでるからお金のことは言ってられないですわ~。
タイロゲンでTSHをあげることだけではなく、治療前2週間はヨウ素を含む食品は控えることが必要なんです~
癌組織へのヨード集積量は、正常な甲状腺組織に比べて極めて少なく、より厳密なヨード制限をすることでI-131の集積を十分にすることができるのです。
つまり治療の効果をあげるためにはヨード制限が重要というわけですな~
普段全然意識していないヨード
私たちの周りにはたーくさんあります。
昆布系、海藻類はダメ・・・
その他ざっくりいうと海のものはNG
そしてこの寒い時期にはきついけど、おだしのきいた味噌汁もダーメ
野菜やごはん、お肉系は大丈夫だから夕食などはなんとかいけそうだけど、昼食が・・・
パンもOKなのでささっと食べられそうなものを探していたら、加工パンなどはほとんどNG
増粘剤、安定剤、ゲル化剤、増粘多糖類っていうのがどんな食材でも入っていて、これはカラギナンというもので海草由来の食品添加物なんだって~
難しいな・・・
意地汚い私は和食がしばらくNGということで、今週はせっせと食べました
月曜は外にランチに行き豪勢な和食ランチを食べました。
意地汚いのが災いしたのか・・・
それから口内炎ができてますぅ
しばらくはカレーライス、ハヤシライス、野菜炒め、スープはコンソメや鶏がらスープでってことになりそうですわ。
なにかよい食べ物があったら教えてね~
そしてまた応援宜しく
今夜は冷えてきたわ
風邪引かないようきをつけなきゃ
皆さんも体調に気をつけてね
ランキングにボチッとお願いします
にほんブログ村
こんな目的で「放射性ヨウ素内用療法」I-131による残存甲状腺破壊外来治療
俗にいうRIアブレーションを実施するまで2週間となった。
アブレーション=破壊っていうこと。
外来での治療は2010年秋に承認され、私が通院する病院では今年から実施が許可されたらしい。手術直後からした方がいいね~と言われていて、その時点では、東京では有名な甲状腺専門病院に行く話しがでていたが、いろいろあってこんな時期になってしまった。
現在のところ肺への転移はないと言われている(CTは去年したきりだけど・・・)
そして毎回の採血結果でも甲状腺癌の腫瘍マーカーとされているサイログロブリン値も0であり再発を伺わせる所見はない。
いわゆる放射線療法というのは、身体の外から放射線をあてる“外照射”と、この治療のように放射性ヨウ素を口から飲んで身体の中から放射線をあてて治療するもので“内照射”といわれるものがある。内照射は子宮など腔になっている箇所への適応もある。
中から残存しているかもしれないがん細胞を取り除くことで再発予防をするってことですね。
投与量は約350mGy(30mCi)です。転移がある場合はこの3倍量を内服するので専用の病室への入院が必要となります。
甲状腺にはヨウ素が取り込まれる性質があることを利用し、放射線を発するカプセルを内服する。
放射線ヨードは呼気、尿、糞、汗、唾液から体外に排泄される。
少ない量ではあるが内服後は3日間ほど放射線を出していることになる。
したがってこの治療を受けるには一定の条件が整っていることが必要となる。
1.内服後、3時間以内に帰宅できること。
公共交通機関を利用するきは連続しての乗車を1時間以内であること。
2.妊婦、小児との密接な接触は避けること。
3,家族との1mまでの接触時間は1日6時間とすること。
4.トイレ使用後は水を2回流すこと。
5.就寝は一人で専用の部屋ですること。
6.入浴は家族の最後にして、入浴後は直ちに浴槽を洗い流すこと。
7.十分な水分を摂取すること。
8.着用した衣類は他の家族のものとは別に洗うこと。
9.必要最低限の移動・旅行はしないこと。
10.人が集まる場所に行かないこと。
11.職場は3日間お休みすること。
こーんなたんさんの条件がありまする。。。
そして・・・明日からは準備期間で、ヨード制限食にしなければなりません。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を上げて、放射性ヨウ素が取り込まれやすい環境にする必要があるんです。
甲状腺は脳の下垂体という部分から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けるとたくさんのヨウ素を取り込み、甲状腺ホルモンを作ります。TSHは体内に甲状腺ホルモンが少なくなるとたくさん分泌されて甲状腺ホルモンを増やそうとします。
脳でホルモンを出せ~と甲状腺刺激ホルモンを出して甲状腺に伝え、甲状腺で甲状腺ホルモンを出すってことですね。
手術で甲状腺を切除してしまった状態で甲状腺ホルモン剤を中止することにより、当然、甲状腺ホルモンは少なくなり、TSHがたくさん分泌して、甲状腺の性質を持った甲状腺がんはより多くのヨウ素を取り込むことができるます。
しかし、昨今では甲状腺ホルモン剤を中止せず、カプセルを飲む2日前からヒト型甲状腺刺激ホルモン剤(タイロゲン)を筋肉注射することでがつーんとTSHをあげることができるのです。ただ、金額は張ります 一回につき30000円なりぃ
甲状腺ホルモン剤(チラーヂンS)を中止すると甲状腺機能低下と同じ状態となりいろんな症状がでるからお金のことは言ってられないですわ~。
タイロゲンでTSHをあげることだけではなく、治療前2週間はヨウ素を含む食品は控えることが必要なんです~
癌組織へのヨード集積量は、正常な甲状腺組織に比べて極めて少なく、より厳密なヨード制限をすることでI-131の集積を十分にすることができるのです。
つまり治療の効果をあげるためにはヨード制限が重要というわけですな~
普段全然意識していないヨード
私たちの周りにはたーくさんあります。
昆布系、海藻類はダメ・・・
その他ざっくりいうと海のものはNG
そしてこの寒い時期にはきついけど、おだしのきいた味噌汁もダーメ
野菜やごはん、お肉系は大丈夫だから夕食などはなんとかいけそうだけど、昼食が・・・
パンもOKなのでささっと食べられそうなものを探していたら、加工パンなどはほとんどNG
増粘剤、安定剤、ゲル化剤、増粘多糖類っていうのがどんな食材でも入っていて、これはカラギナンというもので海草由来の食品添加物なんだって~
難しいな・・・
意地汚い私は和食がしばらくNGということで、今週はせっせと食べました
月曜は外にランチに行き豪勢な和食ランチを食べました。
意地汚いのが災いしたのか・・・
それから口内炎ができてますぅ
しばらくはカレーライス、ハヤシライス、野菜炒め、スープはコンソメや鶏がらスープでってことになりそうですわ。
なにかよい食べ物があったら教えてね~
そしてまた応援宜しく
今夜は冷えてきたわ
風邪引かないようきをつけなきゃ
皆さんも体調に気をつけてね
ランキングにボチッとお願いします
にほんブログ村
ヨウ素というと大震災の時の原発事故のことを思い出しました
その、ヨウ素とは別?一緒?
ごめんなさい、知識が乏しくて(^◇^;)
寒波もやってきてます
負けずにファイト!!
それに比べたら外来でできて治療は進化しています。
私が知る限りのことですが・・・
放射線が出す能力のことを放射能。自然界ではいっぱい放射線があるようです。私たちは浴びている状態で生きているんです。
ただ、放射線にはいろいろ種類があり、問題になっているのはセシウムですよね。
放射線としては同じものです。
放射線はそれぞれ半減期というものがあり、今回治療でつかうヨウ素131は4日間ほど。それに比べセシウムは30年以上ですよね。
放射線の威力があるうちは危険であるってこと。
でも感染するものではありませんね。
いわゆる被爆となると、その量が問題になるんだと思います。
医療現場でも単純レントゲンから始まり、CTも胃透視も血管造影もすべて放射線を使いますが、放射線の種類や量で被爆とはならないわけです。
しかし、命の危険として恐れられている放射線も、命を救う放射線も同じものとは・・・
なんともねぇ
まぁ、放射線治療だから当然といえば当然ですが・・・
2週間はながーく感じそうです。
食品を買うたびに表示をじぃ~と見ちゃったりして、怪しいオバサンです。
食べてはいけないとなると余計食べたくなるわね。
腸の検査の前もそうだけど、人って欲深いんですね~
だから制限が解除になったときはとっても嬉しいんだろうな~
そして普段、食べたいものを食べられることに感謝ですね。
そんな気持ちで乗り切ります。
また美味しいものを一緒に食べましょうね~
コンビニ弁当なんかは絶対ダメなんですね。
どれも全部入ってるし、それから最近の調味料関係にも・・・?。
こういう記事読むと『先生や~!』って
教え子さん達の為にも我慢~!!!
ですね。
これ以上何を頑張れと言って良いか分かりませんが
頑張れ~
それを2回と、放射線カプセル代と検査と・・・
まいった
コンビニ関係は全滅ですね。
パン類もなんちゃらが入っているものが多くてダメ
でも家で気をつけて作ればOKなので、大丈夫でしょう。
昼はお弁当に専念して頑張ります
人生、頑張るのみです。
もっとしんどい思いして病気と闘う方のことを思えば(ゴッドもそうです)なんのその
と、一応強がっておきましょう
応援ありがとうございます