デュポン先生は、叔父さんが経営している書店で、
英国の書籍の広報を担当していて、その仕事の一つとして、
書店が発行した雑誌のある号で、「トリシャン」紹介の特集記事を書いた
―という設定です。
よく見ると、ちゃんと6巻末のウネウネと、1巻12章の真っ黒ページも、
出ています。
デュポン家とブルトン家とは姻戚関係なので、縁故で書店発行の書籍は、
優先して置いてもらい、宣伝もしてもらっているのです。
デュポン先生は、フランス随一の英流ウォッチャーとしても、
当時のパリの知識人の世界で有名なのでした。
…でも、その情報はいったいどこからいつも仕入れているのでしょう?
想像してみて下さい。
…1766年の秋頃、トリストラム・シャンディ氏が
ハリソンさんをお迎えに降臨します。
それというのもハリソンさんとシャンディ氏とは―。
…これ以上書くと、作者の元へも「お迎え」が来るかもしれない、
―しかもその方法が方法なので、あまりに恐くて、ちょっと書く事ができません…。
―という訳で、「ゴシック・ロマンス」のアロマも漂わせておいた所で、
「♪きっと来るゥ~♪」―のつながりで、第8話では遂にゴシック・プリンスの
「あの人」が登場!
〈昨日も書きましたが、「トリシャンカノ紳version」は3月アップの予定です。適当な時期に探してみて下さい。〉