漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

アバウト・ザ・ジェントルマン(9/10) マー坊の読んでいるその本、作者も読みたいです

2008年02月09日 11時43分59秒 | 弟7話/アバウト・ザ・ジェントルマン

 第7話も残す所2ページ。
今年は健康状態の事も考え、余裕を持って予定を立てています。
(6占星術では「健弱」だって言ってるしね。作者は霊合星人だから「陰影」までセットじゃ!)
これが終わったら、季節の変わり目で健康が不安定になりがちな時期は、しばらくお休みにして、
「トリシャン・カノ紳version」は3月頃にアップする事に
なるでしょう。

 マー坊の読んでいる本、「あの料理は、メディチ家のお嬢様方が
フランスにお輿入れの際に持ち込んだ物。」とか、そういう事が書かれて
いるんでしょうな。

作者は野菜の起源について書かれた本を読んだ時が楽しかったな~。
かなりの野菜がアメリカ大陸の起源だったという事と、
今ではだれでも健康食品だという事を知っているトマトを、
昔の人は「食べると癌になる」
なんて思っていたというのにはびっくりでしたが。


 漫画の部分では、結局今の所ハリソンさんが「トリストラム・シャンディ」を読んだ理由は、
「同業者の動向への目配り・スキルアップ(?)のための参考図書」
―以外に特に理由はないようです。
マー坊と料理本のように呼び合っていた訳でもないようですし、
純粋に「仕事の延長線上」で、ある意味仕方なく読んでいたって感じです。

…でもその割りにはちゃんと「骨太に」読んでいるような気がしないでもない。
ケーハクそうに見えて、あれでも一応勉強熱心なんでしょうかね?


ちなみに作者が仕事の延長線上で読む事になって忘れられない本は、
何と言っても、「チーズはどこへ消えた」ですね。
社長が社員に自腹で1冊ずつ配ってやんの。
毒消しに「バターはどこへ溶けた?」
を作者自腹で買って読みました。
ところで、あの「バターは―」の謎の作者探しもいったいどうなったんぢゃい!


明日はハリソンさんが、
英流ウォッチャー、デュポン先生筆「トリシャン」についての
雑誌特集記事を読んで思った事。
…明日のハリソンさんはちょっと恐いです。
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「チーズはどこへ消えた Who moved My Cheese?」/扶桑社
/スペンサー・ジョンソンさん著/門田美鈴さん訳

ちなみに、社長が「一杯のかけそば」/栗良平さん作
― を出勤カードラックの側に置いて、社員に読ませようと企んでいた事もありました。


「バターはどこへ溶けた? Where Has My Butter Gone?」/道出版
/ディーン・リップルウッドさん著

なぜか訳者なし、「日本語が堪能だから最初っから日本語で書いた」という事なんでしょうか?
著者紹介からは、日本人の浅薄山諦念寺流心和尚が、わざとアメリカっぽい名前で書いたようにも取れますが…。
可笑しかったのは、和尚さんが寺の修行僧の事を「従業員」と言っていた事。
…でも、こちらの話もふざけているようでいて、実は結構いい事言っていますけれどもね。
「この話はみんなで話し合う物ではなく、各自の心に問いかけるもの。」