GlobalHeart 社長Blog

株式会社グローバルハートの社長がお送りするBlog

「商売人と事業家」

2013年02月16日 | Weblog
私の勝手な解釈でいつも考えていることがあります。江戸時代で言ったら「士農工商」という身分制度、つまり商人は身分上低く定義されていたとのこと。

それなら今の社会は資本主義社会(一応)ですから民間はみんな商人か?私の勝手な解釈は商人と事業家は異なる、商人は物を安く買って高く売る、商売をやる人。事業家は「無から有を創り」だして社会の発展につながる業を行う人。

何をぐちゃぐちゃ言ってるかと言いますと、今の民間企業特に大企業は「商売人」に徹し、社会に貢献しようとする事業ではなくなっているから企業が発展せず、リストラやって見せかけ上業績回復を取り繕っている。人件費を10%カットすると経常利益が30%アップするらしく、つまり今の株価は何もしないよりましですが、単に人件費のカットと円安の影響を反映したに過ぎず「アベノミクス」のおかげみたいな生易しいものではないこと。

このまま安倍政権が「商売人」に成り下がったままだとどこかの大手企業みたいに基盤が緩みます。借金財政と社会保障制度の改革なくして株式会社日本の事業は成り立たない。

商売人は「損と得」で物事を割り切りますが、日本国家があって商売が成り立つのであり、社会保障制度はその根幹です。社会保障制度は損と徳で割り切るものではなく「支えあい信頼しあう」ものです。

特に今後社会保障制度の世代間格差が金銭面で表に出てきたら、つまり「不都合な真実」を若い世代が理解し損得で考えたら日本の国は持ちません。

公的年金制度も現在の賦課方式より積み立て方式が優れている、という大阪の橋本市長やみんなの党の江田さんの発言はご自身は年を取らずいつまでも元気で収入があると思っているのか、社会保障制度を「損得」で考え頭で計算しているのです。計算するのは商売人で十分です、今後は商売人だけではなく事業家が大いに必要とされる時代です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿