離島の思い出

2017年4月から二ヶ月の、素晴らしい島暮らしの日記。
今は更新しておりません。

つる姫の島ぐらし~27日目・犬も歩けば棒に当たる~

2017-04-30 | 日記
もともとはあまり良い意味ではないこの諺ですが、この島に来てこの諺を思い出す事がよくあるんです。

昨日は朝から強風だし、毎日歩きすぎだし(笑)たまには、のんびりクラシックを聴きながら絵を描いて過ごそうなんて思っていたのです。
外に出ればブログのネタが増えて、書くのが大変だし(自爆)
書かなきゃいいだろうって。

で、朝から、楽天から送られてくるアンケートで、一件3ポイント(1ポイント1円になる)ほどの小銭を稼いで、時給10円にもならん、と嫌になって、お絵かきを始めました。
持ってきた図鑑からひよどりを選んで。
やっぱり、写真とかネットの画像を見て描くと、どうしても詳細が見えなくて限界があるなあって思いつつ、でも、鳥の図鑑にするわけじゃないから、私の鳥でいいかなって。

でも、首が痛くなったので、昼ご飯の前に少し歩いて来ようと思って、どっちに行くか迷った挙句、いつもの海岸を廻って歩くことにした。
これが、正解だったかどうか、(まあ正解だったんだけど)つい一昨日くらいまでは綺麗だった海岸に、ものすごい量のゴミが押し寄せていた。

風のせいだろうとは思ったが、こりゃあ、見ちゃったら拾いに来ない訳にはいかんなあって思って、午後から来ようと思っていたら、ちょうど先日ボランティアに誘ってくださったKさんが軽トラでやってきた。
やはり、風の向きでゴミが一気に流れてくるらしい。しかもこの日は、港で使うものか、でっかい発泡スチロールの円柱形のものが5,6個流れ着いている。とりあえずは、海岸の端っこにでもまとめておくことにして、拾ったゴミは倉庫の横に置いてくれたらいいという話になった。

海岸を後に散歩の続き。
数日歩かなかった道に入ると、藤の花が一気に満開になっていた。




この辺ではあまり見かけない猫ちゃん。しかも、どの子もすぐに逃げてしまう。人見知りな子が多いようだ。





帰宅してご飯を食べて、腹が落ち着くまで、と絵の続きを描いていると、ドアをたたく音。
Kさんが、自分ちで作っているという無農薬のレモンと、もう一個は何だ、忘れた。自家製ジャムを持って来てくださった。
頑張ってくれてるお礼だとおっしゃる。ボランティアなんだからいいのに。と思う。



でも、やっぱりありがたい、と思ってもらえるのは、うれしい。

その後何だかごうごうという音がするので、ミサイルでも飛んでくるか、と思ったが、北の空を見たら真っ暗になって、雷の音だった。



危険だから、空が落ち着いたらゴミ拾いに行こうと思って、しばらくして海岸へ。
その前に、お隣さんのご夫婦に、いただいたかんきつ類のおすそ分け。
もう友達が数人遊びに来ていてにぎやかだった。
そりゃあ来るよね。こんないいところに、ただで泊まれるんだもん。

その後海岸に行って一気にゴミ拾い。大風が吹いてカラスも騒いで大変な事だったが、ペットボトルは70本以上。大きなビニール袋ひとつと45ℓのゴミ袋はほんの20分ほどで一杯になった。
因みに流れ着いたペットボトルは再生不可能なので全部焼却ごみになる。
頭に来るのはカセットコンロのボンベが二本もあった。バーベキューに使ったんだろうか。
持って帰って捨ててね。

ゴミをまとめてたら、またもKさんの軽トラが来た。
明日の日曜日、シーカヤックをやるそうで、その準備をされているようだ。
この風は明日には収まるだろうとおっしゃるが、何十年も住んでいると、海の天気も予想が的確になって来るのだろう。

汗かいた。
帰宅して、シャワーを浴びる。
オールフリーを飲む。昨日から禁酒中(爆)特に意味はないが、ワインを買うのが重たかったから、かな。
あれば飲むが、なければ飲まなくて大丈夫。

で、絵の方は、細かいところが見えないので小さいサイズの絵になって、気に入らないけど一応完成して


これでは全く進歩がありません。

そんなこんなで、外に出れば何かがあるなあって、ここにきてすごく思って、犬も歩けば・・・ってことを想ったわけです。
家で絵を描いていれば、今日のブログは数行で終わりました。
でかけなかったら、あの海岸のゴミを見る事もなかったのですが、きっと海が私を呼んでいたのでしょう。
最近は、海岸を歩く時に
うみよ~~おれのう~~みよ~~♪と加山雄三さんの歌を歌っています。

それと、すごい風が吹いてゴミが流れてきても、私は風を恨まないって、そう思った。
先日書いた気がするけど、Ichi the Blindの中で、「落ち葉は風を恨まない」って言葉が出てきて、すごく心に残ってて、
ここに来てからはほとんどないけど、なんか都合の悪い事があった時に、ああ、なんでこうなるんだろう、こうなっちゃったんだろうって思う事がいかに無駄な事かと思える。
そんな無駄な事を思うより、その状況で何ができるか考えなきゃと思う。
落ち葉は風に吹かれる事しかできないかも知れないけど。人間だもの。

まあ、この場合恨むとしたらゴミを捨てた人間ですけど、そんな人たちは、心や時間を割いて恨む価値もないと私は思います。
ただそこにあるゴミを拾うだけ。
でも、私はゴミを拾う事に生き甲斐を感じている訳ではない。

拾わなくて済むようになるとイイネ!

さて、今日は近くの神社のお祭りだそうです。シーカヤックってのも見たことないから見てみたいし。

今日は何に出会えるかな。


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つる姫の島ぐらし~26日目・写真屋のお父さん~

2017-04-29 | 日記
朝起きると快晴。
今日も歩こう!と張り切っていたが、何故かちょいとしんどくなった。
出かけるなという事かなと思ったのだが、仕事も終わったし、家にいても滅入るだけだと、思い切ってかめちゃんで出かけた。
いつものスーパーの周りにある、47から55までを廻ろうと思い、スーパーにかめちゃんを置き去りにして歩き始めた。
帰りに買い物するから、ちょっと置かせてくださ~い、と心でお願いする。

47番は保育園の隣にあった。
ふと視線を感じると、一歳児位の子が金網に貼りついて私を見ている。
ちょう可愛い。金網越しに「こんにちは~いいおてんきだねえ」というと、3,4人が集まってきて珍しそうにオバサンを見つめてくれる。
どっちが檻の中に入っているのかわからない状態で、金網越しにニコニコしていると、保育士さんが来た。
お子さんどのくらいいるのか聞いてみると、0歳から6歳まで80人だという。
意外と多いなと思ったけど。

バイバイして48に行こうとすると、以前は写真屋さんだったところだろう。


写真か~見てみたいなあと思ったんだけど、見知らぬオバサンが入っても平気かなあって思って、いったん通り過ぎた。
でもやっぱり気になって、ドアを開いて、声をかけた。
しばらくして、お父さんが出てきた。耳が少し遠いかな。

一瞬戸惑い気味のお父さんは、何処から来たか、この島に知り合いがいるのか、と聞いてこられたので、かくかくしかじかと、2ヶ月ほど滞在することを説明。
お父さんは、ソファに案内してくれて、自分で作ったチラシの束から次から次へ何枚も取り出して、この島の事、近隣の島の事などを説明してくれた。

む、長くなりそうだと思ったが、これもご縁だ。ゆっくり聞いて行こうと思い、沢山のお話を聞いた。
私の実家の父より一つ年上だと言うお父さんは88歳。今年米寿である。
実家の父の事を思い出す。父も同じ写真屋さんだったのだ。
スタジオだったであろうところに沢山の写真が展示してある。
折り紙で作ったような飾り付けが、グッとくる。



貴重な写真がいくつかあった。
原爆で焼ける前の広島城や



中央の塩釜炊きの作業員の写真はいい写真だった。
お父さんはコンクールに何度も出品して入選した事もあるそうだ。
幼い頃の息子さんの写真もその一枚。

1957年だから、私と同い年かな。

お父さんの婚礼写真。

奥様は10数年前67歳で亡くなられたそうだ。

その奥様に写してもらったという写真。

実家が写真館だったのでわかる気がするが、写真を写す仕事してる人が、身内に自分の写真を撮ってもらう時の気持ち。
私も時々、父の写真を撮ったものだ。いつも見ている父がよそ行きの顔をする。不思議な感じだった。


私には懐かしいが、昔はガラスのフィルムに写真を撮っていた。
しばらくじっとしていないとだめだったのだ。そんな時代をあなたはご存じかな。
さすがに私は坂本竜馬の時代ではないが。

こんなものもあった。



東京大空襲で焼けた国技館の写真もあった。






園芸用の支柱を使って写真の説明をしてくれるお父さん。
長くしゃべって、喉がカサカサになり、大丈夫か?と思う場面も(笑)


壁につかまりながら、一生懸命説明してくださる。
コンデジで手を伸ばして自撮りです。うまくお父さんと一緒に収まってよかった。

店内には懐かしい機材もあって


私には涙が出るほど懐かしい機材なのです。




このカメラたちも今では出番はないのでしょう。

最後にお父さんとツーショット。


本当に素敵なお父さんです。
いつまでもお元気で。
それに、こことてもいい場所だから、観光スポットの一つになって欲しい。


さて40分ほど、お父さんの話を聞いて時刻はすでに11時半過ぎ。
近場の48,49を廻って、もう終わりにしようかと、スーパーに戻り、買い物をする。
かめちゃんをピックアップして、欲がでる。
やっぱもうちょっと廻って帰ろう。

しかし、基本歩きで回りたい私。すでに買い物して、かめちゃんを連れている。
どうしたか。
かめちゃんを押して歩いた(爆)

50,51,52までは何とか行けたのだが、53がどうしても見つからない。
行くのは歩きだが、間違えて戻る時にはかめちゃんに乗る。
馬鹿正直な私。黙ってれば全部歩いたことになるんだけど、人には嘘をついても、自分に嘘はつけないし、何より自分が悔しい。
迷っている時はかめに乗りました。でも、回る時はかめを押して歩きました!
うしろのしょうめんだ~れ!

結局53は見つからなくて、買い物で生ものも買ってたから、諦めて帰宅。
本当はこの日55まで行きたかったんだ~。
中途半端な場所で終わってしまったが、写真屋のお父さんとのご縁は、お大師様のご利益だと思った。
実家の父を思い出して、ちょっと悲しい気持ちにもなったけど。

帰宅してご飯を食べたのが、もう13時半過ぎ。
どうも万歩計の具合がおかしい。電子機器壊すの得意だけど、これで二代目だよ。
帰宅時8500歩だったけど、後で見たら7500歩くらいになってて、もう全く当てになりそうにない。
島の88ヶ所廻りで何キロ何万歩歩いたかは、ネットで調べるしかないか?

こだわんなくてもいいか。

そんな一日。
たまたまだけど、家族のFBで、二年ちょっと前、退院して初めて一人で電車に乗って出かけた時の写真を見つけた。
その時も、電車の中で気分が悪くなったんだけど、その頃の自分の気持ちを思い出して、かめちゃんに乗りながら涙が出た。

自転車が進まないほどの向かい風で、でっかいトラックの巻き上げる砂ぼこりが目に入って、益々悲しくなって、誰もいないから「バカヤロウ」と叫んだ。



さあて、まあ今はこんなに幸せなる日々。
人生楽ありゃ苦もあるさ。
次はどうやって廻ろうか。出来たら次回で完結したい88ヶ所巡り。

何やかや言って、ここにきて一ヶ月が過ぎようとしている。
そろそろ、現実を考えなくてはいけないのだが、まあ、今が現実。
空には幻日。


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続々と描かないとネタがなくなるね。












つる姫の島ぐらし~25日目・イノシシより怖いもの~

2017-04-28 | 日記

曇り空の朝。仕事は終わらないが、気分転換に88ヶ所を廻ろうと思いつく。
気分転換ばっかりしておりますが(笑)

この日は、スーパーのある方まで回って、ついでにビールを買ってこようと(爆)
てくてく歩き始めたのは9時過ぎ。薄曇りなのでちょうどいい。

これは何の花かご存じでしょうか。



白いのと黄色いのがありましたが、2メーター位の木です。とってもいい香りがしていました。

これは、海沿いの道に咲いてた小さな花。




葉っぱが綺麗。
出たばかりの葉が赤いのは、まだ葉が弱くて、お日様の光を受け過ぎないためだそう。
光合成をしないためでしょうか。



簡単だと思っていた巡礼も、スマホの情報がおかしくてちょっと迷う。
でも、行く先々に親切なおじいちゃんおばあちゃんがいて、助かりました。

途中何やら市がでてましたが、買いたいものはなかったです。



スーパーの近くに来たので、重くない程度に買い物をしてお店を出たら、シルバーカーに乗っているおじいちゃんがいました。
おじいちゃんは帰る所だったので、バックするんだろうと思って、私はその前を通り過ぎようとして、おじいちゃんと目が合いました。
その途端、おじいちゃんが前進してきた(大汗)
私はシルバーカーと、車止め?みたいなパイプの間に挟まった(激汗)
まあ大した衝撃ではなかったんですが、前を通ろうとした私が悪かったと思い、すいませんと謝りました。
おじいちゃん、顔には出なかったけどめっちゃパニクって、たと思う。
アクセル(たぶん手で握ると動く)を放すタイミングちょっと遅かったし(轟汗)
私は車を手で押さえた感じ。
車は私の太ももより少し低いくらいの高さで、痛くもかゆくも全くダメージはなかったんだけど、ちょうど来たおばあちゃんが現場を目撃して、
苦笑いしてた。
あんれまあ、全く年寄りはダメだねえって感じの笑いで、ちょっと感じ悪かった。

車だったら、店と車に挟まれて大けがしたか、死んでたな、と思った。

目があったとたん突進してくるとは、イノシシだよ。
ってか、島に来てから高齢者の運転する車が多くて、本当に緊張するんです。
何が起こるかわからないから、おじいちゃんやおばあちゃんが乗った車が停まっていると、前や後ろは走って通ります。

さて、こんな事がありましたが、44番にお参りして、この日の最後は45番岩屋寺。
四国巡礼の岩屋寺は、忘れもしない場所。
長い上りの坂と階段。上り始めた時に心臓がばくって。
無理かと思ったけど、絶対にリタイアしたくない。。誰にも気づかれないようにゆっくり上った。
奇しくもそこのご本尊は私の守護本尊の不動明王さまだった。
岩の下に立つお寺。
88ヶ所で一番覚えているお寺の風景です。

そいうえば、ここではなかったが、どこかの不動明王さまにご真言を唱えていた時のこと。
のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
巡礼の皆さんと、ご真言を唱えていて、上手く言えなくて、みんなの笑いが止まらなくなったことを思い出す。
不謹慎ではあるが、あの時は本当にいい年をしたみんなが、顔を真っ赤にして笑ってしまった。
懐かしい。
その時に、シアトルから来られていたSさんが「笑っちゃダメよ」とおっしゃって、なおさら笑いが止まらなくなったことも。
Sさんはその時の事おぼえてらっしゃるかなあ?

あの時はしんどかったが、この日は道端にある岩屋寺に手を合わせて巡礼は終わり。
46は先日回ってしまったし、すでに3個スルーしているので、残りは一日で回れるような気もする。
バスじゃなくてかめちゃんでどこかまで行ってから廻れば、バスの時間を気にすることもないかなあとは思うが、かめちゃん置いた場所に戻るのも面倒だよね。
行けない場所があっても、基本全部徒歩で回るという事だけはこだわりたいから。

島に来た頃一時間かけてスーパーまで歩いた道を久々に歩くと、山も花もみんな春に衣替えをしてた。


黄色い眼の顔が五段重ね…に見えませんか?
怪傑ゾロリ、をなんとなく思い出した。



山の一部が薄紫にみえるのだが、あれは藤の花だろうか。



桜の実のところに毛虫君が



うわっ、と思うんだけど、なんだかかわいい。



松?の若い芽?
とても綺麗。



アートの好きな方の作品だろうか、畑にカラフルな創作物が。



見事な藤棚のあるお宅。



これ、どんな花が開くんだろう。ねぎぼうず?


ぱっかーんと割れて桃太郎が出て来そうでもある。

これはなにかなあ。



春爛漫な長いお散歩は思いのほか17000歩ほどだったが、この道はやはり厳しい。
かめちゃんいなくて、食べる物がなかったときは必死だったんだけど。
道ってのは、先がわからないから前に進めるのかもな、って思った。
あそこに坂があるってわかってると、行く前から憂鬱になる。

深いなあ。



もうすぐ家という時に、向かって来た車が停まった。
先日のご住職さんだった。
ちょっとお話して、去って行かれる。
週末はまた、東京に行かれるのだろう。

歩いていたら、今度は後ろからクラクションが。
トマトハウスの奥さんだった。
しばし、車の中と外で世間話。

島で声をかけてくれる人がいるって、なんか嬉しい。
島に来てから、歩いている時に会う人にはみんなに挨拶する。
みんな笑顔で返してくださる。
子どもたちもはにかみながら挨拶してくれる。
一人だけ若い女性が無視したけど、多分あの方は島の人ではないだろう。
挨拶しても何も減らない。

帰宅してお昼ご飯を食べて仕事してたら、ドアをたたく音。
役場の担当の方が、もう一件のトライアルハウスに入ったという若い夫婦を連れて挨拶に来られた。
若い!2人足しても私の年に追いつかないだろう。
7月いっぱい住むそうだ。
いいなあ。


ご挨拶にきびだんごをいただく。

岡山の人だろうな。
若いのに気が利く。
私は旅をしながら来た事もあるが、そんな事は全く思いつかなかったし。

そんな一日。
仕事も終わった。

またも夕陽に誘われて











ふんとうどりょくのかいもなく、きょうもなみだの~
きょうもなみだのひがおちる ひが~~おちいるううう~~。

寅次郎より

いいなあ寅さんは。


それにしてもほんと、イノシシより何より、やっぱし一番怖いのはヒト、かなあって思った、高齢者に近い私なのでした。
後期高齢者のおじいちゃん、責められないなって思ったよ。
一人暮らしか、買い物は自分でしなくちゃいけないだ。
歩くのも不自由だし、もう車は無理なんだろう。
もし私が死にでもしたら、おじいちゃんは
「85歳の男のシルバーカー暴走。
たまたま島に来ていた60歳の女性を死なす」
なんてニュースで言われちゃうんだろう。
「つい女性にみとれてアクセルを握ってしまった、と言っている」とか。

冗談ですが、ご自身も事故に気を付けてほしいと思います。

皆様も、自分を過信しないで運転とか行動には気をつけましょうね。


今日は、なごうなってしもうた。
よきにはからえ。。

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つる姫の島ぐらし~24日目・雨ふりはお絵かき~

2017-04-27 | 日記

朝起きると雨の音。
雨が降るとゆっくりできるなあと思う、この贅沢。
ショパンを聴きながら納豆ご飯を食す。

いただいているお仕事がもう一つ。
これがなかなかはかどらないので、ストレス解消にお絵かきをすることにした。
雨だし。

小さいのは前描いたんだけど、この頃さらに気になるカラスを描こう。
真っ黒なカラスを線で描くのはちょっと難しいけど。



デッサンはすぐ終了。色も模様もないカラス。アップだし。
問題はボールペンで描く羽の流れだから。
そうそう、具合の悪かったボールペン。なんか知らないけど、ご機嫌が直ったらしい。言う事を聞いてくれた。不思議。
不動明王を描こうとしておかしくなったから、お前には仏像はまだ早いということだったか?
そんなこというと、ぶつぞう。

・・・・
皆さんが思わず手を合わせるような仏像やらなんやらを描いてみたいです。

お昼ご飯を食べて、雨が降ってたけど、少しお散歩。
昨日飛ばした36番の大師堂に行ってみた。
ここは民家のすぐそば、道端にあるので大丈夫。
小さなお社だけでなくちゃんとしたお部屋に、思いがけず素晴らしい仏像たちが並んでいた。






今日はここだけ。

漁港の方に廻って、この日は4000歩弱のお散歩。



帰宅後、ラジオ体操をしてお絵かき。





夜ご飯を挟んでお絵かき。
描きはじめたら、もうどうにもとまらない。



さあ!点睛。海岸・・じゃなくて開眼!



B5判制作時間は4時間半くらいか?朝の10時頃手をつけて散歩、お仕事色々やって夜7時頃に目が入りました。

夜ご飯は奇しくも



ささみのおろしポン酢。でもカラスを食った訳ではござらんよ。

カラス。これから子育ての季節だろう。
頭上のカラスにも、山のイノシシにも気をつけねば~らんど。


それでは今日はこれにて、失礼つかまつる。

何が忙しいのか、忙しい(笑)


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つる姫の島ぐらし~23日目・初めての海と恐怖の35番~

2017-04-26 | 日記

まずは、おとといのご縁のお話から。
午前中に31番まで回る予定だった私は、30番のお堂を探していました。
見つける前に46番があったので、順番に拘らないと決めた私は迷う事なく46番にお参りをして、30番の大師堂は先ほど通り過ぎたお寺の境内にある事をネットで確認。
ちょうどお寺の階段を掃除しておられた住職さんにご挨拶をしてお参りさせていただくと、話好きそうな住職さんが、本堂にお参りして行かないかと言って下さった。
願ってもない事で、有り難くお参りさせていただき、貴重な地蔵菩薩様の説明などをうかがいました。
実はそのご住職さんの息子さんがお若いのに今東京の病院に入院中との事。
しかも、国内でも症例がないというような病状になっておられる。
その話を聞いて、私もつい自分の病気や手術の事を話してしまいましたが、その話のつながりで、自律神経を整えるには海がいいという話になりました。
ご住職はてっきり、私がそれを知っていてこの島に来たのかと思われたらしいのですが、私はたまたまこの島が気になり、たまたまトライアルハウスが海の近くだったと聞き、驚いておられました。
海がいいのには色々あるそうです。
山は季節によって色が変わるが、海は一日の中でも時間によって色が変わる。
そして、荒れていても静かでも波は一定に寄せてくる。とか。
今話題になっている幸せホルモンを出す、セロトニンという物のお話。
呼吸法なども教えていただき、お香までいただきました。
NPOとか色々やってる住職さんで、多分私よりお若いかと。

そう言えば今年の星占いに「自分の直感が信じたものに従って行動してください」というような事が書かれていたのを思い出しました。
そう思ってそうした、という事ではなく、してみたら、そういう事だった、というような事が多いような気がする私です。
なので、考えすぎの傾向がある自分は案外いつも直感で行動して来たのかも知れないな、と思いました
そして、ほとんどの場合、それが良い方向へ進んでいったことも。

病気は自分で選んだわけではありませんが、病気をしなかったら、私は今ここにはいません。
すべてが必然、そんな気がしています。

貴重なお話を沢山聞けて、この30番という区切りでお昼にもなったし、この日の88ヶ所巡りは終了にしました。
それにしてもまだ28歳だという息子さんの事は、25歳の息子を持つ私としても、人ごととは思えませんでした。
5年くらい前から症状が出始め、ドナー登録をして移植手術を受けられたそうです。(病名については控えます)
毎週3日この島から東京に行っているそうです。来てみてわかりますが、この島から東京に行くのはほんと大変です。

迷って46番を先にお参りしていなかったら、階段を掃除していたご住職さんとお会いすることもなく、お話をさせていただくこともなかったでしょう。ご縁とは本当に不思議なタイミングで訪れる物です。

そんな日が明けて、朝早く目覚めた昨日は、ご住職さんのお話を思い出して、島に来て初めて夜明けの頃の海に行ってみる事にしました。

え?と思いました。

いつも海のそばまで行くと押し寄せる波の音が聞こえてくるのに・・・・海なくなった?と思う程静かなんです。



真ん中に浮かぶ島の下の方が、朝陽に染まって赤く見えますが、それより何より、ここは湖だったかと思う程、波のほとんどない海が鏡のように広がっていました。
穏やかな海を見たことはありますが、こんな海をみたのは、多分生まれてはじめてでした。


波打ち際をご覧になれば、波がないのがわかりますよね。

あの島まで歩いて行けるんじゃないかと思う位。



山猿の私は、海の事は全く知りません。凪というものがどんなものなのかも知りませんが、これがそうなの?



ウミウでしょうか、気持ちよさそうに泳いでは潜って、チャポチャポと音を立てています。
今この海は、この子がたてるさざ波だけを浮かべているよう。







防潮堤に座ってゆっくりと腹式呼吸。眼は半眼だそうです。瞑想する時に目は完全につぶらない方がよいらしいです。
目をつぶってしまうと、逆に記憶などが甦るから。
この時私ははっきりと思いました。海が近くにある所に住みたいなあって。
島で終わるつもりなら、フェリーが出なくても、橋が繋がらなくてもいいのだ。
この島の半分以上を歩いてみたが、今私が住んでいるところはこの島でも最高の場所だ、なんてありがたいのだろう、と感じました。
しかもこの海の景色は、昨日ご住職さんと話をしていなければ見に来ることはなかったろうなと思いました。

家に帰ってご飯を食べて、そうそう・・・お香をたいてみようと思いましたが、お線香をたてるものがありません。
思いついた。





お線香が埋まっているのは、なんと練ケシです。大切な練ケシ、少しばかりお線香たてにつかいました。
これがまた、工作の得意な私、お香の角度、燃えて落ちる灰は完璧に缶の穴に収まって行きます。
でもこれではあんまり風情がないので、改良した奴を後日お見せします。

そんなに笑わないでくださいよ。何せものを増やしたくないのですから。
因みに、金麦さえ、今は高級ですから、飲んでません。オリジナルの84円の発泡酒ですが、さらにそれすら、買い物に行けないのでのんどらん!

さて長くなりますが、仕事も一個終わったし、お香が燃え尽きた頃、散歩がてらに、近くの大師堂を廻りました。
今回はばっちりスマホの位置情報に沿って回った!と思ったら、なんと勘違いで二ヵ所も飛ばしてしまっていた。
32,33,34,37、と来てしまったので、いったん家に帰って35に向かうと、これがどうも少し山の中に入った方にあるらしいのだ。

柑橘系の畑の隙間を行こうとして、前方を見ると、畑の周りに張り巡らしたネットの向こうで何か動いているのが見えた。

え?な・なんかいる??

えええええええ~~~っ!!?
どひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っつ!
いるとしたらイノシシかなあと思ったのだが、目もそんなによくないのだが、どうも鼻のまわりが白い。
顔つきもオオカミにしか見えなかった。
まさかオオカミがいるはずはないから、いぬか?と思った。だとしたら野犬?
シベリアンハスキーみたいのが野生化したかっ!
もの凄くビビッて、ビビってなんて甘い表現じゃないけど、急いでその場を離れた。
まだ昼前である。オオカミがいるわけないけど、10メートルほど先に、確かにデカイ獣がいた。

何故か35番が全く意識の中になかったのは、きっと行くなという事だったのだと思い、気づかなきゃよかったとも思い、
35番には二度と近寄らない事にした。35番は清滝寺。確か四国では滝に一円玉を投げて貼り付けたところ?
思いがけず貼りついて、みんなも驚いてた。
それにしても、あれは何だったんだろうと思って、ありえないがオオカミとイノシシの画像を検索してみた。




イノシシの画像がいきなりしょぼいですが、持って来て貼り付けたらこうなりました。

ううむ・・・鼻の周りの白っぽいイノシシもいる。
改めて鳥肌を立て、見つからない場所、山に入る場所には、絶対に行かない事にした。
88ヶ所制覇するのに、命をかける事はない。
島で暮らしたい。
でも、イノシシは怖いよう。ほんと気をつけよう。

最後にお花の写真を貼っておきます。


柑橘系の葉に卵を産むナミアゲハとクロアゲハが沢山飛んでいます。
今飛んでいるのは越冬した蛹から生まれたものでしょう。
私はちょっと詳しいですよ。なんせ蝶のお産婆さんですからね。
いちにさんば。










これって確かつるひめそば、じゃなくてヒメツルソバという花です。


ピンクのこんぺいとうみたいですね♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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