忙しい人のためのネットウォッチ一週間【9/14~9/21】

2015-04-14 08:38:38 | 日記


(ウレぴあ総研)

仕事に勉学に忙しい毎日を送っている皆さん、こんにちは。

一般的なニュースはTVや新聞を見ていれば自然と入ってきますが、ネットの出来事はそうはいきませんよね。かといって「今週ネットで何があったのか」をいちいち調べるのも面倒くさい。


そんな人のために、本記事では今週ネットを騒がせた事件?出来事を独断でチョイスし、簡単に解説していこうと思います。


1.iPhone発売で、auとソフトバンクがテザリング対決


今週ネットを騒がせた一番のニュースは、やはりiPhone5の発売でしょう。特に、auがこれまで日本では実現していなかったテザリングを開始すると発表し、大きな話題になりました。


テザリングとは、iPhone5をモバイルWiFiルータと同じように用いて、PCやタブレットをネットに接続できるようにする技術のこと。iPhoneユーザー間の一部で待ち望まれていた機能であり、実際にテザリングをきっかけにauへキャリア変更するユーザーも多数出てきていました。


しかし、19日になってそれまで静観していたソフトバンク孫社長が動きます。緊急記者会見を開き、auとまったく同条件でテザリングを開始すると発表。開始時期はauよりも遅く、来年1月15日となるものの、これまでiPhoneでのテザリングを封印してきたソフトバンクが方針を変更したことは、多くのネットユーザーに衝撃を与えました。


正直、テザリングを必要としているiPhoneユーザーはごく一部だと思いますが、できないよりはできる方がありがたいに決まっています。新たな通信規格であるLTEにも対応し、日本のモバイルはいよいよ次のステージに進んだ感がありますね。


2.iOS6の新しい地図がひどいと話題に


iPhone5の発売にあわせて、アップルから新しいiOS6が提供されました。しかしこのiOS6には、重大な欠陥があったのです。


それは、これまで標準アプリとして搭載されていたGoogleマップの代わりにプリインストールされたアップルオリジナルの地図アプリ。


この地図がとにかくひどいとして、ネットでは大騒ぎになっています。


まずは何といっても、地図の情報量が少なすぎるということ。Googleマップに比べると半分、いやもっと少ないNikeスパイク サッカー報しか出てこないのです。これはもう、まともに地図として機能しないレベルです。


さらに、ただでさえ少ない情報の中に、あろうことか多数の間違いが発見されています。たとえば福岡ドームがきれいさっぱり消えていたり、「パチンコガンダム駅」や「マクドナルド駅」なる駅が出現したり、航空写真が白黒だったり……ネタとしては楽しいのですが、実際に使うことを考えるとシャレになっていません。


幸いなことに、iOSでは多数の優れた地図アプリがリリースされています。iPhoneユーザーの皆さんは、ぜひこの機に自分自身に合った地図アプリを探してみてはいかがでしょうか。なんといっても、アプリを探すことは、iPhoneの楽しみの一つですから。


3.キングソフトが高木浩光氏に「ネット上での評判形成」を依頼し、炎上


無料セキュリティソフトを販売するキングソフト株式会社が、セキュリティの専門家である高木浩光氏に「ネット上でのポジティブな評判形成」を依頼し、大炎上しました。


事の発端は、高木氏がTwitterにて「こんなメールが来た」とキングソフトから送られてきたメールを公開したこと。


そこには、同社が販売するセキュリティソフトの評判形成を高木氏に依頼する内容が書かれていたのでした。


「評判形成」といえば聞こえはいいのですが、要するにこれは「キングソフトのセキュリティソフトをブログやTwitterなどで褒めてほしい」というステルスマーケティングの依頼です。


当然、高木氏がこの話に乗るわけはなく、Twitterにて依頼メールの全文が公開されるという事態に。この一件はTogetterにてまとめられ、あっという間にネット中に拡散。最終的にキングソフトは正式にリリースを出して謝罪を行ったのでした。


ネットにおいてステルスマーケティングは「ステマ」と呼ばれ、もっとも忌み嫌われる行為の一つ。ポジティブな評判を得たいという気持ちはわかりますが、焦ってステマに走るのではなく、きちんと品質を向上させ、ユーザーの声に誠実に応えるという地道な努力ことが、結果的には最良の結果につながるのではないかと思います。


4.楽天の電子書籍ストア「kobo イーブックストア」で、Wikipediaの内容をそのまま電子書籍としてリリース


先日発売され話題を呼んだ楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」。と同時に電子書籍ストアの「kobo イーブックストア」を立ち上げた楽天ですが、8月末までに6万冊リリースするという目標は残念ながら達成できませんでした。


そこで楽天がとった方策は、Wikipediaの項目をそのまま電子書籍1冊としてカウントし、リリースするというもの。その数、現在342冊。このまさかの展開に、ネットユーザーも度肝を抜かれました。もちろん無料ではありますが、そういう問題ではありません。作者が「ウィキペディア著」となっていたり、ISBNコードらしき数字がくっついていたり、ツッコミどころは満載ですが、果たしてこの件は今後どう展開するのか……まさかWikipediaの全ページを書籍としてリリースするつもりではないと信じたいのですが。


たしかに電子書籍ストアにおいてラインナップ数は重要な指標の一つですが、やたらめったら数だけ増やせばいいというものではありません。いずれにせよ、kobo イーブックストアの今後からいろんな意味で目が離せませんね。


5.自らの局部を調理し他人に食べさせたとして、男女4人を書類送検


今年の5月、都内杉並区の某ライブハウスであるイベントが開催されました。それは、主催の男性が自らの局部を調理して参加者に振る舞うという、“人体食”イベント。ちょっと理解し難いですが、まあ世の中には色々な人がいますからね……。


しかし、事態は「人それぞれ」では収束しませんでした。


実はこのイベント、開催当時もネットにレポートが上がって話題となっており、話を聞きつけた杉並区役所が主催者を告発していたのです。


罪状は「わいせつ物公然陳列」。うーん……適切な罪状がなかったのかもしれませんが、これが果たして「わいせつ物公然陳列」にあたるのかというと、なんだかちょっとモヤッとした気分になります。食べたのが局部ではなく、人体の別の部位だったらどうなっていたのでしょうか……。


何にせよ、人体食が罪になるかどうかの議論はさておき、少なくとも現代日本において感情面では到底受け入れられない行為でしょうね。こちらも今後の展開に注目したい一件です。


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