goo blog サービス終了のお知らせ 

in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

しばし感動

2005年08月23日 | Weblog
「うちの機関が建設した仮設住宅地のトイレのSeptic Tankから糞尿があふれ出ている」と現地の新聞にたたかれる。そんなことは承知で、対応策を探っているもなかなかうまくことが運ばない(8/12参照)。R姉御に相談したところ、彼女は即効で電話やメールで抗議しまくり、役所やUnicefの重い腰を動かさせる。その技にしばし感動。

来週、アメリカからやって来る3人のWater Sanitation Engineersの受け入れ準備の打ち合わせをする。組織の説明から、関連プロジェクトとの解説とオリエンテーションを誰が担当するか等の打ち合わせ。自分が入ったときはなかったなあと思いつつ、R姉御が説明してくれるとのことで、自分は補佐役で参加する。

夜は同居人のK君と中華料理を食べに行く。一緒の家に住んでいても、職場が一緒でも、普段はそんなに込み入った話をすることがないが、今日はいろんな話をした。彼は両親がベトナム戦争時に亡命したベルギーで生まれ育ち、大学はアメリカに留学する。そのままアメリカで1年近く働いていたが、顧客や同僚との騙し合い、競い合いに嫌気がさして、IT関連のインターンとして、職場にやってきた。

20代前半の若さと希望に満ちた話しぶりには、自分が失いかけていたものを思い出させてくれる。職場の人間関係にも満足している様子なので、Humanitarian work(人道主義の仕事)に携わる人の意識は特別なものがあると伝える。家族や祖国を離れて危険を顧みず、仕事をしようと思えば、よほどの覚悟がいる。その環境に耐えられない人は、去っていく。

彼の出身大学は、私がアメリカで働いた時の職場に来ていたバイトの学生達と同じだった。他にも交通事情の劣悪さ(craziness)を共感しあう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。