in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

シェルター製品

2010年05月25日 | Switzerland
今回の出張の目的は、今週Genevaで行われているシェルター会議に参加すること。こうした会議は、人道支援団体(UN, NGOなど)に限られることが多いのだけれど、今回は民間団体も招待され、具体的な部材やデザインについても議論することができた。

会議場の外には、彼らの製品が並び、一つ一つみて回る(写真)。Sphere Standard等の基準があるので、似たような形になるのだけれど、各会社の得意分野や意地のようなものも垣間見え、普段カタログを見て担当者と電話で話す過程ではわからないことが今回は多く得られた。

単価は、うちのハイチ・シェルターよりも安い。しかし、輸送費を考慮すると空輸やとこれらのシェルターの方が高くなる。一方で、大量供給、工期、品質管理などを考えると、これらの方が設置しやすい。また違った視点でみると、被災のあった地元へにお金を落とす/仕事を供給するという意味では、地元の材料を使った従来工法のほうが好まれる。

これらの条件に、各災害の被災国や支援国の政治的なものが絡んできて、シェルターの形や供給方法が決まる。

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