上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

田子坊

2012年08月30日 | 観光のこと
街の中心部近くに「田子坊」という場所があります。
以前は住宅や倉庫だった建物を改造して、ショップやレストラン、バーなどにした地帯で、旅行ガイドブックでは「観光地」として紹介されています。

迷路の様に小さな路地が入り組む中に店がひしめいています。
ここはカフェ。


ちょっと散策するのにいいので地元の人も行きますが、いる人のほとんどは欧米や日本、韓国などからの観光客。
HISの旗を持ったガイドさんに先導されながら列をなして来た日本人もいました。

売っているものは、人民服を着たオバマ大統領のTシャツや毛沢東マグネットなど定番(?)の土産ものや、インテリア雑貨、バッグや帽子などいろいろ。
英語の通じない上海でも、ここでは英語で買い物が可能です。

ここは雑貨屋。


こちらはプリンなどのスイーツを売っている店。


週末は人が多くてちょっと窮屈だし、短期滞在時にわざわざ行くところでもないけど、特に目的なくぶらぶらするにはいい感じです。
ニセブランド品の販売もないので、「トケイ。ヤスイ。ミルダケOK」などとしつこく勧誘されることもありません。

これだけ読むと綺麗な場所を想像するかもしれませんが、店のわきをちょっと奥に入れば普通の住宅になっていて、
庶民生活そのままの光景が見られます。
洗濯物を木にかけて干していたり、おじさん達がヒマそうにトランプしてたり。
完璧に整備されておらず、どこか古い上海の庶民生活が垣間見える、そんなところが外国人旅行者にとってはいいのかも。



謝謝!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リニアモーターカー

2012年08月24日 | 観光のこと
上海には、世界で唯一、高速運転で実用化されているリニアモーターカーがあります。
出張者の方々はおなじみでしょうが、一応紹介させてもらいます。

リニアモーターカーは中国語では「磁浮」列車といいます。わかりやすい。
「浦東空港」と、市内の「龍陽路」という駅を結ぶ約30kmを7分強で走り、最高速度は431kmに達します。
タイミングがあうと、着陸前の飛んでる飛行機を抜きさっていきます!

こちらが外観。


日本が後から実用化したら、中国のパクリとか言われるんだろうか・・・

内装はこんな感じ。いつ乗ってもだいたいガラガラ。


はじめに乗ったときに意外だったのは乗り心地。てっきりフワッとした感じなのかと思ったら、
かなりゴツゴツとレールにぶつかりながら走る印象です。地上で体感する400kmはなかなか迫力ありますよ。


<431km!初めて乗る人はカメラをかまえてこの瞬間を待ちます>

なお、最高速度は時間帯によって300km程度までしかでないことがあります。
騒音対策とか、速いと振動が大きくて橋梁が崩れるから、とか諸説あります。
(どの時間帯が300km制限か、知りたい方はご連絡ください。磁浮のホームページに載っている情報はデタラメです)

終点の「龍陽路」という駅は市内中心部からちょっと離れていて、結局そこから地下鉄やタクシーに乗り継がなくてはいけません。
「龍陽路」駅を降りると、白タクの呼び込みや「お金を盗まれたんで貸してください。私は怪しい者ではありません」
という人たちが寄ってくることがあります。

私にとってリニアに乗っている7分間は、日本での生活が終わって、価値観や仕事のやり方のスイッチを中国式に切り替えるとき。
いろんな思いが頭の中で交錯して、整理できないまま龍陽路駅に到着・・・毎回そんな感じです。


謝謝!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂林 旅行記 -その2-

2012年08月15日 | 旅行記
旅行2日目は、桂林の代名詞、山水画の様な景色を見に行きます!

市内から車で30分程度走ったところから観光船に乗り、そこから約4時間の川下りを楽しみます。

出航してすぐに不思議なかたちをした山々が続き、1時間半くらいすると、川下りのハイライト地帯に到着。
釣り鐘の様な形をした山々が川の両側に広がります。

晴れていれば水面に写る山々が綺麗だし、曇っていても水墨画の様な幻想的な世界が広がります。


一部の地区だけが見所なのではなく、船に乗っている間はずっと奇峰の連なる景色が続くのがすごい。
見る角度によって山は形が変わり、想像力を働かせれば、いろんな物の形に見えてきます。
小さい写真だとうまく伝わらないけど、この景色が360度広がってるのってちょっと感動しますよ。


桂林は中国でも人気の観光地で、その風景は20元札の裏側にも描かれています。

いかにも中国っぽい景色。

日本人は意外と少なく、欧米系の人たち(ざっくりした呼称…)が結構多く来ていました。

中国の会社には夏休みがないので、今回は短期間の旅行でしたが、時間があれば川下りの終点の街に滞在するのもいいと思います。
こんな感じの風景が広がっています。


日本からだとちょっと遠いけど、一見の価値はありますよ!

謝謝!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂林 旅行記 -その1-

2012年08月13日 | 旅行記
桂林は中国の内陸にある山に囲まれた都市。
山水画と聞いてイメージする景色そのものが見られる場所です。
日本にいた頃から、いつか行ってみたいと思っていました。

上海から桂林までは飛行機で2時間ちょっとくらい。
緯度は台湾と同じくらいですが、山に囲まれているのでかなり蒸し暑い。

桂林の風景といえば、川の両岸に、とんがった三角形の“奇峰”なる山々がいくつも重なった光景が有名ですが、
その光景が見られる場所は市内からはちょっと離れた場所にあります。

でも市内からも、街なみの遙か遠くに不思議な形をした山々が連なる非日常的光景が見られます。

遠くに特徴的な形をした山々が屏風の様に連なっているのがわかりますか?


桂林市内にも観光名所がいくつかあります。

有名なのは「象山公園」といって、象のかたちをした山がある公園や、市内中心部にある「両江四湖」という湖。
これは湖畔の風景のひとコマ。


湖は夜になるとライトアップされて、船に乗って湖上めぐりができます。
ただ、ライトアップや湖畔の音楽演奏などの演出が変に派手で、
せっかくの美しい景色が安っぽい風景に変わってしまうのが残念。

次回はいよいよ、山水画の世界へ出発します!

謝謝!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海的路線バス

2012年08月04日 | 生活いろいろ
会社が駅から遠いので、路線バスは結構利用します。

公共交通機関はほんとに安くて、どの路線もだいたい2元(25円くらい)で乗れます。
ちょっと面白いのは、車掌がいるバスの乗り方。

上海のバスにはワンマン運転のバスと、運転手のほかに車掌がいるバスの2種類があります。
ワンマンバスの乗り方は日本と同じ。

下の写真は車掌がいるバスの社内。後部扉のところに車掌が座っていて、そこまで料金を払いにいきます。

(実際にはほとんどの人が交通カード(パスモみたいの)を持ってるので、払うっていうよりタッチしに行きます)

でも混雑してると前から乗って、車掌のところまでたどり着けない場合ってありますよね?
そんな時どうすると思います?

なんと、隣の人に交通カードを渡して、バケツリレー形式で車掌まで渡していくんです!
みんな料金はきちんと払うし、他人からカードを渡された人も親切にリレーして、ちゃんとカードが戻っていくのが驚き。

でも、そんな面倒なことになるなら、全部ワンマンにすればいいのに
って思うけど、車掌さんの雇用も大事らしい。


あと、日本の路線バスだと停留所から発車した後は乗せてくれませんが、
こちらではバス停から10mくらいまでなら手をあげれば止まってくれます。

中国人の方が日本人より親切じゃないか!?


謝謝!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする