そもそもの始まりは7月7日七夕の夕方であった。
何やら怪しげな痛みの前兆を左足親指に感じていた。
この5年痛風とは無縁だった。
七夕写真などを撮り旨そうな魚を手に入れてたもんで
今晩は冷たい酒を飲まねばならぬ!・・・そんなことにこだわったのがマズかったのだ。
8日の深更、激痛が来た。震度5くらい?
あ、お久しぶりってな気分である。
大慌てで冷蔵庫の水をがぶ飲み。
尿酸を薄めたいのである。
朝になって足を見ると可愛らしく腫れていた。
まあ、5日くらいで痛みは引くからシバラクは大人しくしていよう。
それから4日経ったがなんだか腫れが広がってきた。
もうそろそろ、収束するはずなんだがな。
この頃はまだ足の指の腱が見えていたと思う。
しかし、この日からドンドン腫れだした。
ついに足の甲がボテっと腫れてしまった。
脈拍にあわせてズキン、ズキンと痛むではないか。
おっかしいなぁ~
こいつはいつものとちょっと違うなと思い始めたがもう遅い。
もう治り始める時期なのに。
左足全体が重たくて、特に親指を中心に痛むので
どうしても小指側に重心を乗せて歩くことになる。
そんなことしてたら・・・
左の膝がゴキンって感じで捻挫状態に!
コイツが結構な痛みだ。
もう、いよいよ手摺りにしがみついて階段を上がり下りする。
なるべく、横になって痛みをこらえた。
夜は痛くて寝にくいので昼間にベッドで横になるとウトウトしてしまう。
これでは、夜中に益々寝られなくなるので
何かオモロイ本でも読んで安静にしていよう。
星新一の「こんにちは地球さん」だったか。
これは尊敬してるカメラマンのお勧め本。
短編集だが、玉石混交だ。
朝になると・・・指を動かして痛みを確認するが相変わらずだ。
そうこうするうちに
今度は・・・
右足のカカトあたりに!
なぁ~んと小型痛風のような痛みが走り出した。
同時に両足を襲う痛風はない!
これ、オイラの確信なんだが・・・ヤバイなあ。
両足やられたら生物学上、悪夢のような体験だ。
遂に三重苦の状態となった。
もう横になるっきゃない。
で
「47人の刺客」池宮彰一郎にしがみつく。
これは面白い。
「死の棘」島尾敏雄だったかにも。
これは全然オモロクナイ。
梅雨明けを思わせる蒸し暑さの中
ベッドで悶えるのも色気の無い痛風病みのお爺一匹。
なんちゅうこっちゃ。
そして今日が19日。
三重苦はすこぉ~し、楽になった。
腫れが引いてきたのである。
薄紙の半分ほどの厚さで快方に向かってる感じです。
しかし
靴など履ける状況でないので
雪駄のようなものを引っ掛けてタバコやへイザルようにして。
煙を吐くと痛みが薄らぐような気がする。
あれこれネットで検索してると
お酒ってものはすこ~し飲むと尿酸値は下がると言うお医者の見解に出会った。
沢山飲むと、当然悪化するのだが
それより最も悪い効果をもたらすのはストレスだと言う。
そういやぁ最近ストレスがきつかったような。
それと老化ってのが、治りの悪さに影響している。
ああ、これから暑い夏
どうやって少ないアルコールで凌ぐか。
誠に難問を抱えてしまった。