銀うさぎの庭(お人形日記)

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「太王四神記」第22話(1/2)

2008-09-14 | テレビ等の感想

韓国ドラマ「太王四神記」第22話『最後の守り主』の感想です。
ネタばれを含みますので、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。
反転部分をご覧になる方は、「ドラッグ」または「右クリックですべて選択」でどうぞ。
第22話の感想は長くなりますので、二つに分けます。後半の感想はこちらです。

今回は、俳優さん女優さんの表情とか、映像が特に素晴らしかったです。
内容も終始緊迫していて、手に汗握るお話でした。


契丹の小さな村の小屋で、キハは男の子を産みます。
そこへ、赤子が男の子だったら心臓を取り出して得るために、火天会大長老もやってきます。
サリャンはスジニに、キハがスジニの姉であると告げ、赤子を逃すため、
「お前の王様、お前の姉の子だ」
と言って赤子を託しました。

目覚めたキハは、赤子がいないことに気付きます。
部屋の中には、お産を手伝ってくれた女性の死体が…。
あの、これって、サリャンに殺されたのでしょうか? 
一体、何事があったのでしょうか…
先週の私のイヤ~な予感が一歩一歩近づいてくるようで、恐ろしいです。

サリャンは、赤子の心臓が入った小箱を火天会大長老に渡します。←その中身は何ですか!?(悲鳴)

「わたしの子はどこだ!」キハの悲痛な悲鳴が響きます。

「殺しました。サリャンが子供の心臓を持ってきたところです」冷酷な大長老の言葉。

怒りに逆上したキハは、剣を手に大長老に斬りかかります。
しかし、大長老はサリャンを盾に自分の身を守り、剣はサリャンの胸を貫きました。

「大地の母として虎族をお忘れになってはなりません。
どうか、阿弗蘭寺(アブルランサ)へお越しください。
この私を殺したければ、阿弗蘭寺(アブルランサ)へくるのです。
全ては、そこから始まったと言います」


錯乱し泣き叫ぶキハに、

「許して下さい、どうか、生き延びて、お子様を…」とサリャンは息を引き取りました。

一方、小箱のふたを開けた大長老は、中身が偽物であること、サリャンに諮(はか)られたことに気付きます。
チュシンの王に変わって世界を支配するためには四神の神器とチュシンの王の血族の血が必要なのです。
大長老はタムドクとキハの子供を探す決意を固めます。

(別にネタばれではありませんが、反転します。私の残酷な予想ですので、閲覧注意! ご覧にならなくても大丈夫です)
それにしても小箱の中に入っていた血のようなものは何だったのでしょうか?
先週の私の予想は、「産婆さんをしてくれた女性の赤子とキハの赤子の取り換え」でしたが、
特に何も説明らしい映像はありませんでした。
カットされたのか、あるいは何か動物の血だったのか。
女性が殺害されていたのが気になります。


そして、キハ役の女優ムン・ソリさんの絶望と悲嘆の演技が素晴らしかったです。
篝火に赤々と照らしだされるお顔もとても美しかったです。



タムドク王の陣営には続々と数千という数の投降兵が集まってきます。
ホゲの陣は大混乱に陥り、ホゲは少数の腹心の部下だけを連れて落ち延びていきました。
タムドクは、ホゲの野営地に入ります。
ホゲを追跡するため、タムドクはチュムチ、チョロ、タルグら数人の部下を連れて馬を走らせます。

そのころホゲは、契丹人たちに追われ、契丹の小さな村・キドゥハリという廃村に辿りつきます。
ここは確か……以前、ホゲ軍に襲撃された村だったように思います。

「いやな予感がする。
罠に追い込まれているような気分だ」
と呟くホゲ。

そこへ、 雨あられの如く矢が降り注ぎます。
ホゲの予感的中! まさに契丹人の罠だったのです。
更に、キドゥハリ部族のドゥタイが馬で手勢を率いて現れます。

「ヨン・ホゲはどいつだ」

「恐れ多いぞ、この方は高句麗の大将軍だ」

「高句麗の王が売り渡した男だ。大将軍とは笑わせるな」

「やはりそうか、王が私をお前に売り渡したのか」
とホゲ。←うわ~、またまた誤解して溝が地の底まで深くなっていますよ!

絶体絶命のホゲ。



そこへタムドク一行も現れます。

「首長(アッティラ)の命令を聞いていないのか。
そこにいる男は高句麗人。私の許可なく手を出すな」
とタムドク。

「首長も、お前たちがグルだと知ったらお怒りになるだろう。
運は我に味方した。ここに、高句麗の王と大将軍がいる。
やつらさえ殺せば、勝利は我らのものだ!」
←何て自分勝手な解釈!

契丹人たちはドゥタイの言葉に喜び、時の声を上げます。
そこにタムドクの一喝!

「契丹人たちよ、良く聞け!」

契丹人たち、ちょっとびびっています。
タムドクは静かに語りかけます。

「最後に警告する。高句麗の王が高句麗の人間に会いにきた。
これ以上私の邪魔をしたら、情けは掛けてやれん。
大きな戦を食い止めるため、最後の一人まで殺して口を封じる
だからこのまま退いてはくれないか」

「最初に王を殺した者、その者が契丹一の勇士となる!
討てーー!!」


ドゥタイが叫び、戦いの火蓋が切って落とされました。
壮絶な戦いになりました。
お互いに情け容赦なく斬り殺していきます。

壮絶な戦闘シーンでした。
(以下、、血が苦手な方はお読みにならないで下さいね。ご覧にならなくても大丈夫です)

当たり前のことですが斬ると血が出ます、血が吹き出します。
最近の日本の時代劇では刀で斬っても血が出ませんが、韓国ドラマはリアリティーがありますね。

カメラに向かって、つまりお茶の間に向かってびちゃ~!と血しぶきが飛んできますよ。まあ、CGなのですが。
昨今の世情を考えると、ナイフで人を切ったら血が出ますよー、怖いですよー、と教えるためにも、日本の時代劇もいくらかは出血シーンがあった方が良いような気もします

が、逆に「本当に血が出る場面を見たかった」とかうそぶいて事件を起こす輩もいそうですから、難しいところです。
本当に恐ろしい事件が多過ぎです。

おっと、話がそれました。四神記に戻ります。



戦いすんで日が暮れて……ではないですが、契丹人たちは全滅しました。
タムドクはホゲに言います。

「見えるか。我々のせいで皆死んだ。
王とはこうだ。一寸先すら見えなくとも、一瞬一瞬決断せねばならない。
そしてその度に後悔する。
参謀の言うとおり兵を率いてくれば、これほどまで殺さずに済んだのではないか」

「私を殺しにきたなら殺せ。私もお前を殺してやる」

「そんなに王になりたかったのか」

「まだ分からないのか。王になりたかったのではない。お前に復讐をしたかっただけだ」


一騎打ちになります。チュムチが加勢しようとしますが、チョロがそれを止めます。

「ホゲ、私が来た理由が分からないか。
何故兵も連れずにお前を追ってきて、この者たちを全て殺さなければならなかったと思う」

「お前は私を嘲笑いにきたんだ。
そうでなければ、お前の前に跪(ひざまず)かせ、王と呼ばせたかったのか」

「呼べ! 膝をついて私を王と呼んでみろ!」
←さすがのタムドクも呆れ気味?

再び剣を交える二人。タムドクは倒れたホゲに剣先を突きつけて言います。

「お前を殺さずに済むよう、名目をくれ」

「私の父と母を殺し、愛する人の心を踏みにじった、お前を王とあがめろ、だって?
躊躇うな! 私の首を刎ねろ!!」


タムドクは渾身の力で剣を振り下ろしました……



……そして、真っ二つになって倒れたのはホゲではなく、ホゲが背にしていた一本の木でした。

「高句麗の大将軍、ヨン・ホゲ。
お前は契丹で勝利を重ね、そして征服できるだけの手柄を立てた。
だが、王の命令に背いたことは許されない。
よって官職を解き、追放する。二度と高句麗には戻るな」


タムドクの情けある最後通牒でした。
ホゲに背を向け、立ち去ろうとするタムドク。

「戻れ、まだ終わっていない。待てーー!!」

ホゲが投げた剣はまっすぐに矢のようにタムドクの背に向かって飛び、間一髪チュムチが身を呈して王を庇い、
剣は深々とチュムチの心の臓のあたりを貫きました。

チョロは一瞬の後にホゲの心臓に向かって槍を突き出しました。
が、槍は何かの力に阻まれ、弾き返されてしまいます。

「王様…」と呟いてチュムチは息を引き取りました。

その時、チョロに突かれたホゲの胸のあたりに不思議な輝きが現れます。
ホゲが取り出すと、それは白虎の神器でした。

空に現れる白虎。
チュムチは息を吹き返しました。
チュムチこそが白虎の守り主だったのです!!



それにしてもタムドクを父母の敵とみなすホゲの言い分が何とも…。
ヨン夫人が自害したのは、タムドクの父、先王を毒殺しようとしたことが発覚しての服毒でした。
ヨン・ガリョの服毒死は、百済の兵を高句麗に引き入れようとした罪と、
息子ホゲを王にせんとしてタムドクを裏切ったことに自責の念を感じたからでした。
逆恨みなのですけどね~。
キハをめぐっての嫉妬は気の毒ですが、最後には自分もキハを受け入れず追い出してしまったのに、この言い草はどうでしょう。

もう一つ、ホゲに突っ込み!
鎧の下に白虎の神器を隠し持っていましたが……、白虎の神器ってソフト・ボールよりも一回り大きい感じなのですよ。
そんな大きなものが良く、鎧の下に入りましたね!?

続きます。後半の感想はこちらへどうぞ。

*画像はエイティーンジェニーです。

各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
第11話 第12話 第13話 「キム・ジョンハク監督のインタビュー」 第14話 第15話
第16話 第17話 第18話 第19話 第20話
第21話 第22話(前半) 第22話(後半) 第23話 第24話(前半) 第24話(後半)

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