銀うさぎの庭(お人形日記)

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「太王四神記」第23話

2008-09-21 | テレビ等の感想

韓国ドラマ「太王四神記」第23話『面影を追って』の感想です。
ネタばれを含みますので、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。
今回は朝鮮半島の歴史にかかわる事柄が多く難しかったですが、そのあたりは私も分からないので省略致します。
また、このお話の間に年月がどんどん経っていきます。
多分8年ぐらい?――そう念頭に置いていただければ、と思います。

後燕のコ・ウンから届いた太子救出依頼の書状に、昔スジニに言われた言葉と同じ言葉が書かれているのに気付いたタムドクは、
ヒョンゴ、チュムチ、チョロと共に後燕に赴きます。

タムドクはコ・ウンにその言葉の主について尋ねます。
その人は、高句麗人でコ・ウンの子供に語学を教えている先生でした。
タムドクたちは、スジニか否か確かめる前に、四人で太子を無事に救い出しました。

この太子は皇太子でありながら、王の庶子との王位継承争いに巻き込まれていました。
でも庶子の私兵に屋敷に攻め込まれているまさにその時にも酒浸りな状態。
こんな太子を助けても高句麗の国益にはならないのでは?と思いました。

コ・ウンはなかなか立派な人物でした。今度の一件で皇帝から将軍に任命されました。
コ・ウンは高句麗の流民で、前燕時代に高句麗から捕虜として連れてこられた王族の末裔でした。
この時に当時の高句麗の王妃も前燕にさらわれてきた、という歴史的経緯がありました。
コ・ウンはかつて王妃が自分の祖父に預けていた巻物を太王に渡してくれと言って、タムドクに預けました。
(コ・ウンはタムドクこそ太王であることをこの時点では知りません)

その巻物には「天弓」の二文字が!
天弓とは、ファヌンがチュモ神剣に隠した弓束(ゆみづか)のことです。
巻物は隠し文字で書かれていて、コムル村に上巻はあるが、これは失われたと思われていた下巻であるとコムル村の村長ヒョンゴはタムドクに説明します。

一方タムドクに気付いたスジニは、姿を隠してしまいました。



ヒョンゴは巻物の解読に成功します。
この瞬間って、学究肌の人にはものすごい感動でしょうね。

ヒョンゴはタムドクに古文書に書かれていた内容を説明します。

「天弓の使い方に関する書でした。
天弓はチュシンの王しか扱えず、王の思うままに殺すことも生かすこともできるとか。
…問題はその次の部分です。何と天弓は神器を壊せるというのです」

「つまり、神器を壊せるのは天弓だけなのか? どうやって? 神器に矢を打つのか?」

「簡単です。天弓を壊せば、神器も壊れます」

「かなり丈夫そうだが?」

「それが壊れたら、チュシンの王も死ぬのです。
神器も、封印された四神も、それらの主である王も命を落とすのです。
だからチョモ神剣に隠されていたのです。
チュシンの王の心臓だけがそれを呼び戻せるように。

これは世間に知られてはならない秘密です。
どうか、この古文書を焼くことをお許し下さい」

「不思議だな。
…天はなぜ、天の力を与え、ファヌン様はなぜその力を封じ込め、こんなものを残したのか。
なぜでしょう。そう思うのは私だけかな?」


と、ここで手にしていた天弓を床に取り落とすタムドク。お茶目さんですね♪



この頃、百済のアシン王は絶えず戦を起こし、その度にタムドクは自ら兵を率いて出陣し最小の兵力で百済軍を撃退します。
そして永楽六年(西暦396年)、高句麗軍は百済に侵攻し、ついに百済のハン城を占領しました。
アシン王と対面したタムドクは、高句麗も百済もチュシンの民だから、とアシンの命を助けてしまいます。

ヒョンゴはタムドクの真意を問います。

「結局百済の名を残して帰るのですか。
…彼らが裏切るのは目に見えておりましょうに。後悔なさいますぞ。」

「もう後悔しています」

「でしたら、なぜ助けたのです」

「なぜでしょう。私も考えたのです。
天と戦っているようです。
チュシンの王という名、そして四神の神器。私はそれらが憎くてたまりません。

それらのためにどれだけ多くのものを失ったか。
母上、父上。私の人々。
私は、天の力などとは関係なくチュシンの国を建てたいのです」

「人が自分たちの力だけで、どこまでまっすぐ正しい道をいけると思いますか」

「それですか。人間が助けや教えを求めてすがりつくこと、それを望んでいるのですか、天は」


ヒョンゴは王の疑問に答えることができませんでした。
そして、スジニを想い苦悩するタムドク…。

一方、火天(ファチョン)会の本堂・阿弗蘭寺(アブルランサ)のキハはスジニの行方を手の者に捜させています。その真意は!?

そういえば、キハも「天と戦う」と言っていましたが、
同じ天との戦いでも、タムドクとキハでは正反対ですね。
人の力でより良い平和な世の中を築きたいとタムドクは願い、
キハはたとえこの世が地獄になっても構わない、と思っているようです。



後燕の軍隊が国境に移動して来たり、新羅が倭国に攻められて助けを求めに使節団が来たり、と急に不穏な空気が立ち込めます。
その陰にはホゲが! タムドクを阿弗蘭寺におびき寄せようとしていました。

キハは大長老に、コムル村にある残り二つの神器を取ってくるよう、命じます。立場逆転?
何とコムル村の中にファチョン会の焼印を押された者がいるそうです。
この焼印を押されている人は大長老に操られてしまうのです。大変!

さて、後燕のコ・ウン将軍はヒョンド城のタムドクに呼ばれて行く道の途中の食堂で、偶然スジニに出会います。
コ・ウンはタムドクの前で戦況の説明をします。

「後燕軍を操る奴は別にいます。
あの時、陛下が助けて下さった太子は王位についたものの、二年で毒殺されました。
今王位についているのは奴らの操り人形です。

…火天会のことです。北魏の朝廷の背後には奴らがいます。
後燕に高句麗を攻撃させたのも、奴らの仕業です」

「北魏の大将軍は高句麗出身だと聞いたが」

「キモインのことですか?
たった一年で北魏軍を最強の軍に作り上げました。
高句麗人かは存じませんが、訓練方式が高句麗軍と似ていると聞いています」


その作戦を聞いていたヒョンゴは、タムドクを阿弗蘭寺(アブルランサ)におびき寄せようとしていることに気付きます。
阿弗蘭寺は火天会の根拠地で神檀樹(シンダンス)の上に立っているのです。

コ・ウンから、来る途中でスジニに偶然会ったと聞いたタムドクは急ぎ馬を走らせ、スジニの後を追います。
そして、車輪が外れた馬車を湖の畔(ほとり)に止めていたスジニと再会します。



スジニ(イ・ジア)、髪も伸びて美しくなりましたね。
実は、物語の最初の頃、話が良く分かっていなかった私は、ファヌンの妻セオ=キハ、虎族の女戦士で火の巫女カジン=スジニ、
と大勘違いしていたことは内緒です。
いえ、その頃のキハはとっても可愛い乙女で、スジニは明るいけど何だか乱暴な印象だったものですから、仕方ないですよね?

最近、私はにわかチョロ(イ・フィリップ)ファンと化していますが、今回もこの方の立ち姿の美しさに感動しました。
本当に絵になる俳優さんです。

そういえば、チュムチとタルビは王様から家を貰って幸せに暮らしています。
もうすぐ赤ちゃんも生まれる様子です。おめでとう!!

いよいよ来週は最終回・第24話『二千年の時を超えて』です。まだまだ終わって欲しくないですが……。

   9月27日(土) 午後11時10分~深夜0時30分(時間が変更になります。放送終了時間にご注意!)
*画像はナオミです。

各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
第11話 第12話 第13話 「キム・ジョンハク監督のインタビュー」 第14話 第15話
第16話 第17話 第18話 第19話 第20話
第21話 第22話(前半) 第22話(後半) 第23話 第24話(前半) 第24話(後半)

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