銀うさぎの庭(お人形日記)

人形と花の写真のブログです。HPへもどうぞ♪
人形が苦手な方の閲覧はご遠慮くださいませ。

「太王四神記」第20話

2008-08-31 | テレビ等の感想

韓国ドラマ「太王四神記」第20話『それぞれの思惑』の感想です。
特にネタばれはありませんが、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。

タムドク王、契丹に遠征中です。

使者の護衛としてホゲ軍を訪れていたシウ部族の族長チュムチは、
ホゲに囚われていた鍛冶屋の女主人パソンと兵たん隊長タルビを連れて帰る許しを得ました。
もちろん、これはホゲの罠でした。

馬で疾走するチュムチたちを追うホゲの部下たち。後方の者が矢に撃たれます。
でも、隊長のイルスは途中で追撃をやめ、引き返してしまいました。
これはどういう意味でしょうか。
ひそかにホゲに対して含むところがあるのでしょうか。それとも敵地ゆえに深追いを避けただけなのでしょうか。
この馬で全力疾走する場面ですが、女性であるパソンもタルビも当たり前のように馬に乗って駆けていく様が格好良かったです。



タムドク軍は行く先々の村で、ホゲ軍に惨殺された村人たちの埋葬を行っていきます。
ホゲは村を一瞬で全滅させましたが、絶奴(チョルロ)部族の長フッケの解説によれば、兵法的には優れた戦術だそうです。

タムドクが遣わした偵察隊が、契丹の罠にまんまと はまって壊滅するという出来事もありました。
この場面ひどいようにも思いますが、高句麗軍(実際はホゲ軍)に契丹人がされたこと思えば、反撃があってしかるべきですよね。
契丹の人にはホゲ軍もタムドク軍も区別がつかないのですから。

いつも自信に満ち溢れて冷静なタムドクですが、心の中では思い悩むこともあるようです。


「兵士たちを信じられないのですか」と問うコ将軍に、タムドクは胸の内を打ち明けます。

「そばに誰もいませんね」

「私だけですが」

「兵たちを信じられないのではなく、自分を信じられないのです。
参謀たちや将軍と兵士が多くの情報を与え、助言をくれます。
ですが、決めるのは私です。その度に、怖くなります。
私の判断が間違っていたら、私が誤っていたら、私がいらぬ意地を張って、私が……皆を死なせるかもしれない」

「陛下…しばしこちらを向いていただけますか。私は15の時より戦場に出ております。(中略)
ですが、いつも死を恐れていた。しかし、ご存じですか。陛下にお仕えして初めて、死んでも良いと思えたのです。
そこにいる兵士も、みな同じ気持ちでしょう。この方のためなら死んでもいい。
陛下の、存在そのものが大切なのです




火天(ファチョン)会の大長老はその妖力(?)で、すっかり元気になったようです。
今度は、百済を操って高句麗を呑みこませようと計略を巡らしています。
自分は、火天会の残党をひきつれて後燕(こうえん)に行くそうです。タムドクは後燕を味方につけたと信じていましたが……。

さて、ホゲは、タムドク王によって自軍が反乱軍とみなされたことを将軍たちに告げます。
ずいぶん以前から「すぐに撤退しなければ反乱軍とみなす」と警告が届いている筈なのに、
今更のように動揺する将軍たち。ホゲが情報統制でもしているのでしょうか。
ホゲの策略通り、将軍たちはホゲと共にタムドクと戦うことを誓います。
この時のホゲの演説は見事です。本来有能な方の筈なのです…

朱雀の守り主・天地神堂の大神官キハは、ホゲの父ヨン・ガリョと密談です。曰く、


「私はホゲ様と共に地上の人々が自力で立てる、チュシン国を望んでいるだけです。
そのためにはまず、私のものである神器を取り返さねばなりません。
そして、青龍の神器はホゲ様に差し上げようと思っています。
力をお貸しください」


タムドクが数々の裏切りも不問にして、貴族会議の議長としてその手腕を認めて国政を預けて行ったのに~!
どうもこのヨン・ガリョという人は日和見主義といいますか、かつては妻の言いなりになり、火天会に操られたり、今またキハに操られてしまう、なんだか良く分からない人です。
既に、タムドクが真のチュシンの王であると理解はしているのですが。
それでも、自分の息子を選んでしまうのですね。そしてキハの策を受け入れてしまいます。

(少しだけ反転します)

「わたしの息子ホゲは、そなたにとってなんなのだ?」とヨン・ガリョに問われると、キハは膨らんだお腹をガリョに示します。
もう、これでヨン・ガリョはキハに完全に操られてしまいますね。
というより、完全に騙されている、と思います!




朱雀の守り主・チョロは橋の上でじーっと、スジニの行方を探して…いるのですよね? ただじっとしているだけですけど。
でも、そのあまりにも普通でない姿に町の噂になっていたようです。
あ、普通でない姿、とういうのは、変な、という意味ではありません。
なにせ、立派な武人さんで
いい男ですから、町の人たちも心配して声を掛けてくれていました。

という訳で、スジニを探していることを聞きつけた子供たちが、チョロをスジニの元に案内してくれました。
スジニは生きる気力を失い、何日も眠ったままでした。
脈も弱く、息も絶え絶えで、もう長くはない、と医師もさじを投げてしまうほど衰弱していました。

チョロはスジニを森に連れて行きます。 …って、そこはどこの森なのですかー!?
関彌(クァンミ)城の城主の居室にあった森ではないですし…
まあ、細かいことを気にしてはいけませんね。

木の枝に腰掛け、眠るスジニを見守るチョロ。その傍らでスジニはこんこんと眠り続けます。
2000年前の神話時代のチョロの記憶が繰り返し浮かびます。
美しいセオ(神の子ファヌンの妻。現世ではスジニ)の姿を、チョロの青龍の目で見ているのでしょうか…


「もう起きろ。あの方がお前を探している」

…ようやくスジニが目をさましました!
舞い散るモミジの葉がはらはらと二人の上に降りかかる、大変美しいシーンでした。(この森がどこにあるのか真剣に悩みさえしなければ)

そんなこんなでしたが、ラスト、タムドク軍の野営地に契丹四部族の使者たちがやってきました。
タムドクは契丹族首長との会談の約束を取り付けました。

次回は第21話『崩れゆく大軍』です。
放送時間が変更になりますのでご注意を!
 9月6日(土) 午後11時35分~深夜0時30分
*画像はアベルです。

各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
第11話 第12話 第13話 「キム・ジョンハク監督のインタビュー」 第14話 第15話
第16話 第17話 第18話 第19話 第20話
第21話 第22話(前半) 第22話(後半) 第23話 第24話(前半) 第24話(後半)

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アベル1 | TOP | 「あさきゆめみし」アニメ♪ »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | テレビ等の感想