道端に生える草

矛盾に感じること、常識が、非常識に思えること、将来こうあってほしいことなどつづってみたい。

先進国に近づかなければ。

2017-02-13 10:22:17 | 日記
その時私は、買い物のため市場に行かなければならなくなった。別に、何を買うとは決めてはいなかった。料理などできない私は、なんとなく、肉屋の前を通った。100g280円の肉が売れてなくなりかけていた。何の意識もなく見ていた。100g260円の肉が、ひかれて、280円のほうに移った。安いほうの肉が、高いほうに移ったのである。次に、まだ、いかにも切り立てというような肉が、出てきた。それが、260円のほうに、入れられた。100グラム260円の肉が、時間がたてば、100グラム280円のほうに移り、新しい肉は、260円のほうに入れられるのである。熟成による、付加価値の増加なのか。二件離れたところに鶏肉屋がある。そこでは、子供が手伝いに来ている。男の子である。女性客の一人が、鶏肉を指をさした。主人は、それをとって包んでいる。ほとんど同時に別の女性客が、違う肉を指さした。主人は、子供に、その肉をとるように命じた。子供は、その肉を、自分の顔のほうに、近づけて、「これ臭いで。」といった。はっきり、客にも聞こえる声であった。主人は、子供の頭を手加減なく殴った。二件の肉屋の中で、正直なのは、この子供だけである。しかし、被害にあったのもこの子供だけである。今の日本社会では、正しいことが通らないのが多い。正当防衛を認めず、軽犯罪は、見て見ぬふりをする。これは、警官も時にはある。合理的な社会で、正義が通る仕組みにしなければ、いつまでたっても発展途上国である。

コメントを投稿