道端に生える草

矛盾に感じること、常識が、非常識に思えること、将来こうあってほしいことなどつづってみたい。

告白

2017-02-09 09:50:14 | 日記
その日は、日曜日とあって、いつになく列車はすいていた。私は、片隅に座って、本を読むことにした。各駅停車なので、目的地までの時間も十分にあったからである。私が座って間もなく、前の座席を一人の外人が座った。背丈は、おそらく私ぐらいであろう。体は、私よりがっちりしている。決して太ってはいない。白人にしては、小柄である。ミニスカートをはいていて、明るめの服装である。しかし、明らかに男性である。化粧は、しているが、どう見ても男性ということはわかる。女装をしているのは、趣味か、仕事のためかは、わからない。なんとなく、顔を見た。見るべきではなかったのに。彼と目が合った。私は、目をそらして、本を読んだ。少しして、顔を上げたら、また、向かいの外人と目が合った。また、目を本に転じた。しばらくして、目を上げたらまた、目が合った。こまった。彼は、笑っているかのように見ていた。どうしようか。席を移ろうかとも思い、顔を持ち上げた。彼は、ニコッと笑い、足を広げた。絶望である。気分が悪い。最悪の時であった。黙って、本に目を移した。それから、二駅ほど先の駅で、彼が下りるのを感じた。悪夢の世界は遠ざかった。それでも、平静な気持ちに戻るのにしばらくかかった。今となっては、彼の意図はわからない。しかし、論理的なことでの主張はいいが、趣味での、押しつけはいけない。非論理的な趣味の世界は、個人によって違い、それを互いに認めなければならない。それが相互理解である。
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