今朝、会社をあけるために、会社の裏の実家に鍵をとりにはいった時の事である。
親父曰く
「今、うちで炊いているご飯、全然おいしくないんや。この米何なんや?」
数日前に、おふくろが、
「家で食べる美味しいお米、どれがいい?」
と店に入ってきて、我が社の売れ筋のお米をすすめたのである。
”そのお米が美味しくない”どうしてだろう?
おふくろの炊き方が悪いのだろうか?
「水加減もいろいろ変えてみた。水を多くするとベチャベチャで水っぽいし、控えると冷やご飯になると固くてたべられない。」ともう、1週間ぐらいは炊いている。
”それじゃ、炊飯器?”
昨年買い替えたガス炊飯器(もちろん我が社が売りました)5合炊き、それで1合を毎日炊くのです。
”5合炊きで、1合だけだからな・・・・”
とりあえず、違った種類のお米を今日のお昼に炊いてもらうことにした。
「よーーし、今日、店で、お昼に炊いてみるよ!」と、おふくろに店で使っている炊飯器の内釜を渡し、「5合入れて!」と5合をハイザーから、計量してもらった。
まずは、お米の分量の確認
計量してもらって、内釜に入れたお米をもう一度取り出し、計りで計量する。
”760g”・・・5合だから、1合を140g~150gと考えて750gだから、まあ、少し多めだね
やはりハイザーでの計量は、誤差がある。タンクから排出するときに、シャッターの開き時間だけで量を計るから、お米の残量、つまり、上からの重みで変わってくるのだ。
お米を洗って、しかけることにした。
水の量は、5合の目盛りちょうどにしておいた。
”たぶん、固めに炊きあがるだろう”
30分の浸漬し、炊飯器のスイッチを入れる。
炊きあがってから、保温を入れず、そのままにした
つまりお昼には、ほんのり暖かい程度の冷や飯になるのだ。
あつあつの炊きたてよりも、冷や飯の方が、味が良く解る、むしろ、冷や飯でお米の旨みの差がでるので、たいがいはこのように、保温をしない。
従業員には、何を炊いたか言わず、感想を聞いてみた。
「おいしい!」「粘りがある。」と高評価だ。
そして、なぜ、このお米を炊いたかを従業員に説明し、同じお米を親父のところへ持っていった。
親父曰く
「昨日までのよりはマシだが、今日、うちで炊いたお米の方が美味しい!」
との評価だ。う~ん、口が肥えているのか・・・
従業員5名、そして私を含めて美味しいと思ったお米を、親父はこう評価したのだ。
「じゃあ、明日、1合炊きの電気炊飯器で、もう一度、この親父のいう”おいしくないお米”を炊いてみたら」とすすめた。
ちなみに、このお米は、我が社の売れ筋ベスト2のお米で
”長野県野沢温泉村産 コシヒカリ”です。
そして、親父がこれよりも美味しいいったお米は、我が社の”カニ印水晶白米”というブレンド米で内容は
”北陸産コシヒカリと滋賀県産日本晴”である。
好みもあるのだが・・・う~ん、むずかしいものですね。
まあ、明日の結果も期待です。