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がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

「安全より経済」優先by河北新聞・・・是非読んで下さい。

2012年09月06日 | 原発
もう分かりきっている事と言わず少し長いですが是非呼んでみて下さい。

河北新聞より
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1098/20120904_01.htm

<押し切る消費地>
 原発を動かすべきか、それとも停止を求め続けるべきか。福島県が「再稼働」問題に直面させられたことがあった。
 2003年4月。前年に発覚したデータ改ざんとトラブル隠しで東京電力の原発17基が全て止まった。
 福島第1が6基、第2が4基で、残り7基は新潟県の柏崎刈羽。すぐ夏場の首都圏の電力危機を心配する声が出始めた。
 柏崎刈羽6号機は翌5月に再開し、全基停止は終わったが、電力消費地からは「次は福島の再開を」と矢の催促が飛んできた。
 当時の佐藤栄佐久知事(72)は国に原子力を含めたエネルギー政策全体の見直しを求め、再稼働にも否定的だった。
 自民党都議団と連合東京は、福島県の自民党、連合の組織へ再稼働に理解を示すよう求めた。日本商工会議所も緊急アピールで
 「早期再稼働」を要請。「電力供給を人質にとっている」と、佐藤前知事を社説で批判した新聞もあった。
 消費地の圧力に屈するように7月、福島第1原発6号機が再稼働した。
 9年前、安全の徹底を求めた地元の訴えは、電力危機を叫ぶ首都圏の声にかき消されてしまった。
 「首都圏のために、立地県の安全を曖昧にしてもいいという(再稼働を求めた側の)考えがおかしかった」と佐藤前知事は振り返る。

<侮辱の安全宣言>
 再稼働の切り札になったのは国によるお決まりの「安全宣言」。ことし6月、関西電力大飯原発の再稼働を決める際も、
 野田佳彦首相は安全宣言を出した。
 郡山市のフリーライター人見やよいさん(51)は、大飯再稼働の記者会見で野田首相が語った言葉を「最大級の侮辱と感じた」と言う。
 「福島の皆さんが再稼働に複雑な気持ちを持っていることは、よく理解できる」という発言だ。
 「福島第1原発事故で苦しむ人たちの気持ちを、本当に分かって話しているのだろうか。本当に分かっているなら、再稼働はあり得ない」と人見さんは批判する。
 心のない欺瞞(ぎまん)に満ちた言葉を聞かされ、怒りに体が震えたという。
 人見さんにとって、安全性を置き去りにして経済優先の理屈がまかり通ったことは、9年前と変わらない。
 いつか来た道をまた、たどっているように感じるという。以前の道の終着点は昨年3月11日の破局の日だった。
 再稼働問題は福島県内でもくすぶっている。福島第1の5、6号機と第2の1~4号機をどうするかということだ。

<廃炉 曖昧なまま>
 事故を起こした第1の1~4号機は既に廃止が決まったが、ほかの6基は福島県が廃炉を求めているにもかかわらず、曖昧なままだ。
 ことし6~7月、就任あいさつで福島県内を回った東電の広瀬直己社長は各地で全基廃炉を求められた。だが、
 そのたびに「国の議論を見守りたい」としか答えなかった。
 南相馬市の桜井勝延市長は、東電と国への不信感を強める。「態度をはっきりさせないのは、国と東電が裏で手を結び、再稼働させようとしているからではないか」

[原発データ改ざん・トラブル隠し]東京電力は1980年代から90年代、福島第1、第2、柏崎刈羽の3原発で炉心隔壁(シュラウド)  のひび割れを隠したり、原子炉格納容器の気密性データを改ざんしたりするなどしていた。経済産業省原子力安全・保安院は、この事実に関する内部告発を2年近く放置した上、告発者の情報を東電に伝えるなど、監督庁としての姿勢が厳しく批判された。


 最後のデータ改ざん・トラブル隠しの現場には私も参加し、当時大騒ぎで修復作業を実施ました・・・あの作業が公にされなかったとは信じがたい話です。


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