姉は今年小学校最後の運動会となりました。キャラ弁も昔に比べ力がはいらなくなりましたが(笑)。
個人走、リレー、応援団、組体操、よく頑張りました。最後には、司会もやっていて、意欲的に取り組む姿を見て、嬉しく思いました。
げんさんも応援にいきました。がっ、もちろん、校庭をぐるぐる走っているだけで…。
げんさんと姉の応援席に行くと、1年生がウヨウヨ。げんさんが姉のところに行くと、みんな顔が渋くなり、げんさんのことをジーっとみていました。姉がげんさんと、ふざけていると、少しずつ、1年生も、笑顔に。そのうち、「なんで、目が片方つむってる?」「なんの病気?」「透明の(気管切開のところ)何?」「喋れないの?」いろんな質問がとぶようになり、ぜーんぶ答えてあげました。「なんで生まれた時から病気なの?」子どもには、普通に生まれることがあたりまえで、病気や障害を抱えて生まれてくることが、不思議だったのでしょうね。いろんなことを、話すとげんさんも調子にのりはじめ、1年生にちょっかいを出し始めました。すると、さっきまで、宇宙人でも見たかのような顔してた子どもたちも、「げんさん、げんさん!」と笑顔で遊び出しました。
げんさんが保育園のころ感じたことですが、子どもたちは、直球で、障害や、病気のことを聞いてきます。それに答えてあげると、普通に接してくれるようになります。それを、「そんなことを聞いてはいけません!」「かわいそうでしょ!」そうやって大人がふさいでしまうから、子どもが障害を抱えている子に距離を置いてしまうのではないかと思います。こんど、姉の小学校と、げんさんは、交流会があるようなので、1人でも多くの子がげんさんのことを知ってくれて、げんさんだ!と声をかけられるような、近所で有名になれるといいなぁ、と思います。
げんさんが帰ったあと、1年生から、姉に、げんさんは?とみんなに聞かれたようです。姉もちょっと嬉しそうでした。