[gcincのブログ] グローバルコミュニケーションインク

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ゲーム、電子書籍からスポーツまで アプリで広がるiOSの世界 Apple iphone ipad

2012-06-05 10:05:49 | 日記

周知のことであるが、iPhone/iPadの魅力は優れたデザインを持つハードウェアの部分“だけ”ではない。
iOSという優れたOSプラットフォームに集う革新的かつ多様なアプリやアクセサリの数々。
これが「エコシステム(経済的な生態系)」として折り重ねられ、iPhone/iPadの大きな魅力となっている。
Androidスマートフォンやタブレットとの違いは、まさにそこにある。



Appleはこの「アプリとアクセサリの世界」をとても大切にしていて、園芸師が庭の草木を慈しむようにいつも腐心をしている。
iOS向けにアプリやアクセサリを作りやすい環境を整えて、iOS上でのビジネスがしやすいようにパートナー企業のケアをしているのだ。
そして時として、iOSに魅力的なアプリ/アクセサリの花が咲くと、その魅力を世界に伝えて回るエバンジェリストにもなる。
今回は、AppleのiOS製品担当者からの最新アプリやサービスの紹介をもとに、広がるiOSエコシステムの世界と、そこにある強さについて見ていきたい。




ユーザーと開発者の両方に魅力的なiOSプラットフォーム

魅力的なアプリは、iPhone/iPad向けばかり。
そう感じたことはないだろうか。
最近ではドコモやauらキャリアの後押しもあり、Androidスマートフォンやタブレット向けのアプリも増えてきているが、革新的なアプリや魅力的なアプリは「まずはiOS(iPhone/iPad向け)から」となることが多い。



なぜ、このような事態が起こるのか。
その理由は、今回iOS担当者が明かしたiOSプラットフォームの数字の数々が物語っている。



まず、iOS搭載端末の出荷台数は3億6500万台に達したという。
この数だけ見てもすごいが、ポイントは「iOSプラットフォームには単一性があること。
それに対してAndroidは分断している」(iOS製品担当者)ことだろう。



Appleでは以前からiOSプラットフォームの互換性維持に腐心しており、少なくとも2世代は主要なハードウェア仕様を変えないという方針を貫いてきた。
またラインアップも極限まで絞り込み、“アプリ制作の負担を極限まで減らす”努力をしてきたのだ。
他方でAndroidは、メーカー数が多いだけでなく、ハードウェア仕様もバラバラ。
同一メーカーでも、モデルや世代が違うとハードウェア仕様が変わり、「その度にアプリを調整したり、作り直さなければならない」(アプリ開発者)という問題があった。
OSプラットフォームを維持するGoogleも調整役としての役割を果たしておらず、ハードウェア仕様の分断問題は解消するどころか深刻さを増している。
Androidスマートフォン/タブレットの世界はプラットフォームの整備が十全ではなく、アプリ開発に余計な手間とコストがかかってしまうのだ。
そこがAppleが苦心して単一性を維持し、3億6500万台の規模を“1つのビジネスの場”として整備するiOSとの違いになっている。



この「アプリが作りやすい環境」が追い風になり、iOSプラットフォームには良質なアプリが数多くそろっている。
その数は合計で約60万本で、iPad向けに最適化されたアプリはそのうちおよそ20万本に達しているという。
さらにアプリの販売も好調であり、実際にユーザーがダウンロードした数は累計250億本に上る。
また今回のインタビューでは明確な答えはなかったが、筆者が複数のアプリ開発者に聞くところによると、「有料アプリの購入者は明らかにiOS向けの方が(Android向けよりも)多い」(アプリ開発者)という。
このほか、Appleはアプリ開発者の支援も重視している。



「開発ツールがシンプルで使いやすいことにもこだわっています。これはアプリ開発者のみなさまに、(デザインやアプリの提供機能など)より本質的な部分でのクリエイティビティに注力していただくためです。またハードウェアの仕様が乱立していないので、アプリの品質維持でも余計なコストがかかりません」(iOS製品担当者)



このようにAppleはアプリ開発者の負担軽減を最優先で考えており、それが“革新的で魅力あるアプリは、まずはiOSに集まる”という構図につながっているのだ。
そして、良質なアプリが多数集まれば、「アプリにきちんとお金を払う」良質なユーザーもまたiPhone/iPad上で育つ。
さらに付け加えると、Appleのアプリストアである「App Store」では、Androidのアプリストア「Google Play」のように“公式ストアでマルウェアが流通する”といった不祥事が起こりにくい。
これらの要因によって、iOSプラットフォームは好循環をしているのだ。





 

専用ゲーム機市場に肉薄するiOSプラットフォーム

ここからはiOS製品担当者が紹介した数々のアプリの中から、注目と感じたものを紹介していきたい。



まずはゲームだ。
iPhone/iPadは昨今、ゲーム産業からは“専用ゲーム機ビジネスを脅かす存在”として見られているが、いくつか紹介されたゲームアプリを見るに、それが誇張ではないと唸らされた。



その筆頭とも言えるのが、「Sky Gamblers: Air Supremacy」である。
これはすでにiOS向けに提供済みのフライトシューティングゲームであり、Retinaディスプレイにも対応した美しい空中戦シーンが特長である。
iPhone/iPadはもともと高いグラフィック性能を持っているが、Sky Gamblersを試すと、その実力が専用機のポータブルゲーム機はおろか、据え置き型のゲーム機にも匹敵することが分かるだろう。



しかし、今回のSky Gamblersで注目なのは、そこではない。
実は今夏にリリースされる新バージョンのSky Gamblersでは、iOSのAirPlay機能を用いて、大画面テレビと手元のiPhone/iPadで「2画面プレイ」を実現。
さらに新設されるParty Playモードを使うと、複数のiOS端末でマルチプレーヤープレイができるのだ。
しかも、この際にAirPlayで接続された大画面テレビ側は、参加プレーヤー数に応じて画面分割される。
これだけ複雑な機器間連携をさらりとこなしてしまうのは「iOS側でマルチプレーヤーモードや大画面テレビ出力の基本機能が用意されるため」(iOS製品担当者)である。
iPhone/iPadは“単体のゲーム端末”として見ても高い能力を持つが、充実した機器間連携によって専用ゲーム機にない潜在力を持つ。
それがSky Gamblersから垣間見られた。






Sky Gamblers: Air Supremacy
今夏のバージョンアップでは、AirPlay対応とマルチプレーヤーモードに対応する
美しいグラフィックによる空中戦が魅力のゲームだ






iOSが魅力的なゲームプラットフォームとして育ちつつあることのもう1つの証左が、「Infinity Blade Dungeon」である。
こちらはInfinity Bladeというブランドで世界的な大ヒットとなったシリーズの第3作である。
前作までは主人公が敵と1対1で対峙するものだったが、3作目となるInfinity Blade Dungeonではダンジョンの中を自由自在に移動しながら敵と戦うスタイルになっている。



Infinity Blade Dungeonはそのグラフィックスの美しさ、ゲームとしてのおもしろさはさることながら、“iOS向けゲーム”として第3作まで作られたことが注目だろう。
つまり、世界中でそれだけ多くのファンを獲得し、持続的なビジネスになっているということだ。
ゲームプラットフォームの成熟度は、そこでどれだけ「シリーズ物の大作」が作られるかにかかっているが、その点でもiOSは十分に魅力的なプラットフォームになっていることが分かる。
なお、Infinity Blade Dungeonは夏の終わり頃に、日本を含む全世界でリリースされる予定だという。






「Infinity Blade Dungeon」は人気シリーズの3作目
iOS向けとしてシリーズタイトルも育ってきたところに、ゲームプラットフォームとしての成長がうかがえる





他方で、スマートフォンの普及で急拡大するカジュアルゲーム分野でも、iOSの存在感は強い。
ここでは「LostWinds2:Winter of the Melodias」というゲームが紹介された。
こちらは横スクロール式のアクションゲーム。
いわゆるカジュアルゲームではあるが、背景のグラフィックスなどはかなり描き込まれており、クオリティは高い。
子ども向けだけでなく、大人がちょっとした隙間時間に遊んでも楽しめそうだ。





 

iOSはソーシャル型アプリでも人気

ゲームと並んで、iOSプラットフォームが好まれているのがソーシャル型アプリだ。
TwitterやFacebookなど大手SNSは、iOSとAndroidなど複数プラットフォームに対応するのが常識だが、目的特化型のユニークなソーシャルサービスは「iOS発」が多いのが実情である。



そのような中で、筆者が面白いと膝を叩いたのが、「TourWrist」である。
これはパノラマ写真で世界の風景を楽しめるソーシャル型アプリ。
アプリを開くと世界地図が表示され、そこにあるピンをタップするとその地点の360度パノラマ写真が見られる。



このパノラマ写真は、Googleのストリートビューのように事業者がシステマティックに撮影したものではなく、ユーザーが撮影し共有したもの。
TourWristアプリには自分で写真を撮影・投稿する機能があり、それを使うとiPhone/iPadで簡単に360度のパノラマ写真が撮影できる。
写真を共有するSNSは多々あるが、このように街のパノラマ写真を共有するというコンセプトはとてもユニークである。



そして、もう1つ。
iOS製品担当者が紹介したのが、「miil」である。
miilは飲食店や自宅で料理の写真を撮影し、それを共有する“食事のソーシャル写真アプリ”である。



このmiilが秀逸なのは、“料理をおいしそうに見せる”写真加工のフィルタが充実していること。
特に写真に詳しくなくても、miilで撮影するだけで、とてもおいしそうに撮れるのである。
また、ソーシャル機能も充実しており、フォローした人のおいしそうな写真に「食べたい」というボタンを押したり、コメントを付けたりしてコミュニケーションが図れる。
さらにiPhoneの現在位置情報を用いて、miilに投稿された周辺店舗の写真を見たり、店舗ごとの過去の投稿をチェックすることも可能だ。
このようにmiilは「食べる喜び」を最大限に引き出し、そこにソーシャルで情報を共有する楽しさを付け加えている。
iPhoneユーザーならばぜひ導入しておきたいアプリの1つである。






日本のベンチャー企業が作った食べ物系ソーシャルアプリ「miil」
おいしい料理情報を写真で共有するというコンセプトは、食いしん坊にはたまらないものがある
デザインセンスや料理写真の加工機能もとてもよく作り込まれている




 

 

周辺機器連携に強みを持つiOS

アプリ分野におけるiOSのもう1つの強みとして、「さまざまな周辺機器との連携」がある。
これはAppleが“アプセサリ”と呼ぶものだが、アプリ単体ではなく、iPhone/iPad向けのハードウェア(周辺機器)と連携することで、アプリの新たな価値やビジネスを生み出すというものだ。
今回、iOS製品担当者からはその最新事例として「Nike+ Training」が紹介された。



これはAppleとNikeが開発したBluetooth Low Energy対応の圧力センサを用いた新型の「Cross Trainerシューズ」と連携するもの。
靴にかかった圧力や動きを逐一iPhoneに送信し、アプリ側でそれを解析して運動量を把握する。
Nike+ Trainingのアプリでは、このCross Trainerシューズと連携して、各種エクササイズメニューを提供したり、ヘルスケア支援をするというものだ。



スマートフォンでスポーツ支援というと、KDDIの「au smart sports」を筆頭にいくつかのサービスがあるが、それらはスマートフォン内のセンサー情報を使うのが一般的だ。
他方で、Nike+ Trainingは、ナイキならではの“靴にセンサーを埋め込む”ことでより高度なエクササイズを実現。
さらにBluetooth Low Energyという最新テクノロジーにも対応している。
こういった密接な周辺機器(アクセサリ)との連携ができることも、iOSプラットフォームの優位性といっていいだろう。

 

 

Nike+ Trainingは、Cross Trainerシューズと連携するアプセサリ
最新版ではBluetooth Low Energy対応となり、センサーの機能・精度も向上している





Appleでは定期的に上級幹部やiOS製品担当者が世界を回り、iOSエコシステムの最新状況について紹介する。
今回もその一環であったのだが、そこで痛感するのが、彼らがいかに「アプリやコンテンツを大切にしているか」である。
最も優れたアプリが作りやすいように、iPhone/iPadのハードウェアは設計され、iOSプラットフォームが日々整備されているのだ。
iPhone/iPadの強さは、“スマートフォン単体として優れているかどうか”ではなく、iOSを取りまくエコシステムの総合力になっている。
ここがAndroidスマートフォン/タブレットを作るメーカーが力及ばない部分であり、Android陣営の大きな課題になっている。



今夏、登場するさまざまなアプリを見ても、iPhone/iPadが多くの一般ユーザーにとって最も魅力的な選択肢である状況は変わらないと言えそうだ。






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