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サイズ、カバー率、スタミナ  次世代通信対応のWi-Fiルーターを横並び比較

2012-04-27 11:37:27 | 日記

LTEやWiMAXなどの次世代通信サービスが順調にエリアを拡大し、これらに対応したモバイルWi-Fiルーターが続々と登場している。
だが、料金、エリア、通信速度などの面から、どの製品を選んでいいか悩んでいる人も多いだろう。
そこで、NTTドコモの「Xi」、ソフトバンクの「SoftBank 4G」、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」、イー・モバイルの「EMOBILE LTE」、日本通信の「カメレオンSIM」を取り上げ、さまざまなポイントから比較。



基本スペックや人口カバー率を比較



左上から「BF-01D」「ULRTA WiFi 4G 101SI」「Pocket WiFi LTE(GL01P)」「URoad-SS10」「b-mobile4G WiFi2」



まず公式スペックを比較すると、携帯性の点では「URoad-SS10」と「カメレオンSIM」+「b-mobile4G WiFi2」が小さく軽いので有利だ。
「Pocket WiFi LTE(GL01P)」は大容量バッテリーを生かして連続9時間の通信を実現しているが、必ずしもバッテリー容量の大きさが連続通信時間(スタミナ)に直結しているとは限らない。
例えば、101SIよりバッテリーが小さい「BF-01D」の方が101SIよりも連続通信時間が長いのは、LTEとAXGPといった通信方式の違いや、電力を効率よく使う仕組みの違いが関係してそうだ。
理論値での最高速度も掲載しているが、これはあくまで目安。
同時接続台数では12台のBF-01Dがトップ。
他のルーターはすべて10台だ。
Wi-Fi対応製品が豊富な現状では、1台でも多く接続できた方がいいだろう。
また海外での使用は3Gに限られるが、BF-01DとGL01Pが対応しているのも注目だ。

 


都市部以外で使う場合は高速通信のサービスエリアの現状と今後の進捗状況が気になる。
2012年度3月末時点での全国の人口カバー率はXiが約25%、EMOBILE LTEが約40%で、まだ全国には広がっていない。
Xiは2012年度内に全国約70%、EMOBILE LTEは2012年6月に東名阪の主要都市99%をカバー、2012年度末には全国約70%をカバーする見込みだ。
SoftBank 4Gは2012年度末に全国約92%、政令指定都市で約99%のカバーを目指している。
ソフトバンクモバイルは現時点におけるSoftBank 4Gのカバー率は公表しておらず、現在は東名阪の都市部や、札幌市と福岡市、北九州市の一部地域をカバーしている。
UQ WiMAXの人口カバー率(2011年度末)は全国で85%、東京23区、政令指定都市、47都道府県の県庁所在地では99%となり、他の次世代通信サービスをリードしている。
一方、Xi、SoftBank 4G、EMOBILE LTEはエリアの広い3Gを併用できる点にも注目だ。
ソフトバンクとイー・モバイルでは下り最大42Mbpsのサービスも提供されている。


 

機能向上したXi対応ルーター、家庭内での使用にも便利――NTTドコモ「BF-01D」

NTTドコモではXi(LTE)に対応したモバイルWi-Fiルーター・BF-01D(バッファロー製)を使用。
サイズは今回テストした中で最大で、大きめのポケットなら入るものの厚く、重さも感じるので、カバンの中に入れて持ち歩く方がいいだろう。


Xiの通信速度は下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsだが、これは一部の屋内のみで、他のエリアでは下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsとなる。
EMOBILE LTEやドコモの回線を使う日本通信のカメレオンSIMも同様だ。
Xiは当初の東名阪から全国主要6都市に広がり、現在は全国の都道府県でも県庁周辺では使えるようになりつつある。
サービスエリアを確認すると、2012年の9月末までには県庁以外の大きめの都市でも使えそうだ。
もちろん、BF-01Dはすでに全国各地で使えるFOMAにも対応し、屋外で公衆無線LANの範囲内なら、公衆無線LANに接続して使うことも可能だ。
その際に、ドコモ回線から自動で公衆無線LANに切り替わる。


同梱のクレードルを使うことで、家庭の光やADSLなどブロードバンド回線の有線LANとも接続できるので、家庭用無線LANルーターの親機としても使えて便利だ。
このクレードルを使うスタイルは前機種の「BF-01B」と同様だが、BF-01DにはNASと接続することで、Wi-Fiを使いNAS内の共有データにアクセスするという使い方も可能になっている。


他にも16Gバイトの内蔵メモリを備え、Podcastなどの専用コンテンツのダウンロード、オンラインアルバムへの自動写真アップロード、メディアサーバー機能を使ったテレビやPCへの動画・写真の再生などが可能だ。
なお、本ルーターはもともと「BF-01C」として発表されていたが、発売が延期されて結局発売されず、その後スペックと型番が変更されるという、珍しい経緯も話題になった。



 

下り最大76Mbpsに対応――ソフトバンクモバイル「ULTRA WiFi 4G 101SI」

イコーインスツル製の「ULRTA WiFi 4G 101SI」は、SoftBank 4G、ULTRA SPEED、3Gに対応しているのが特長のモバイルWi-Fiルーター。
SoftBank 4Gは下り最大76Mbpsという通信速度なので、理論値だけで比較すれば他のルーターよりも速い。
ただし4Gの対応エリアは「2012年度末 全国政令指定都市人口カバー率99%」を目標にしているので、サービスエリアを確認しても3月末時点で使えるのは東名阪中心に、他は北海道の札幌、九州の福岡、北九州くらいだ。
ただし2012年の7月末までの予定を見ると、その周辺にも拡大する予定だ。
また8月以降には全国の主要都市に広がる見込み。
しばらくは4GよりもULTRA SPEEDのエリアで使うことが多いだろう。
ULTRA SPEEDは大都市だけでなく、全国の中小の町でも対応しているケースが多い。
4Gではないとはいえ下り最大42Mbpsというスペックを誇る。


同梱品にはモバイルバッテリーも付属しているため、一緒に持ち歩くことで最大約9時間の連続通信が可能になる。
ただし今回のテストではモバイルバッテリーは使用していない。
ただ、本体のみでも連続待機時間は約27時間なので、外出先で使うときだけ電源を入れて通信をするといった方法なら1日十分持つだろう。
サイズもコンパクトで、大きめのディスプレイがあり表示が分かりやすいのもよい。
SoftBank 4Gエリアなら「4G」、それ以外なら「3G」という表示になるので、現在の通信環境を知る目安になる。



 

省電力設計にこだわったUQ WiMAX「URoad-SS10」

シンセイコーポレーション製のURoad-SS10は、高速通信をいち早く展開してきたWiMAX対応のモバイルWi-Fiルーターだ。
WiMAXのサービスエリアを確認すると、全国の主要都市はもちろん、中小の町もカバーしつつある。
最初に開始した東名阪はすでに山岳地以外は広く対応している状況だ。


ルーターはコンパクトで、今回最軽量となる86グラムのボディも魅力。
サイズが小さいながらも、連続待機時間が約250時間、連続通信時間が約9時間とスタミナも十分だ。
通信をしないときには「休止」するための専用ボタンも側面に用意しており、これを使えば通常の電源オフ→オンよりも早く起動できる。
スマートフォンやPCで接続を切ると、自動的に「待受=ウェイティング」状態になる省電力設計となっている。
このウェイティング状態は休止状態ではなく、SSIDの発信はしているので、再びスマートフォンやPCがルーターに接続すると1秒で復帰する。
なおウェイティング状態がさらに10~60分(設定可能)すると、自動的に電源オフになる。


通信速度は2011年12月から上りが最大10Mbpsから最大15.4Mbpsに高速化。
下りは最大40Mbpsでエリアも広い。
さらに「WiMAXハイパワー」に対応しているので、家の中などの比較的つながりにくい場所でもつながりやすくなっている。
便利な試みとして、iOSとAndroidでもルーターのステータスを確認できるモバイルブラウザ用「WEB UI」も用意。
カラーもブラック・ホワイト・レッドの3色を用意しているのもちょっと楽しい。




 

価格面での魅力が大きいLTE対応ルーター「Pocket WiFi LTE GL01P」

 Huawei製の「Pocket WiFi LTE(GL01P)」は、イーモバイルの下り最大75Mbpsの「EMOBILE LTE」と、下り最大42Mbpsの「EMOBILE G4」、3Gに対応した製品。エリアを見ると、LTEはまだこれからという印象で、6月までに「東名阪などの主要都市で人口カバー率99%」を目標にしている。
とはいえ、4月現在のエリアを見ると、全国の県庁所在地を中心に徐々に広がっており、地方のユーザーも都市部で働いている人は購入を検討してよいだろう。
また「G4」のエリアは中小の町にも広がっている。


ルーターのサイズはドコモのBF-01Dよりわずかに小さいものの、やはり大きいのがネックだ。
しかしその大きさゆえにバッテリーは大容量の3000mAh。
連続通信はLTEでも最大約9時間というのは魅力だ。
101SIと同じく大きめのディスプレイを搭載しているので、接続状況やバッテリー残量も分かりやすい。
microSDスロットを備えており、最大32GバイトのmicroSDHCを使って外部記憶装置としても活用できる。
後の回でも触れるが料金面でも魅力があり、「LTEフラット」で購入すれば、端末代は実質0円。
毎月の支払いはトータルで月3880円と安い。
GL01Pと同じ料金プランで購入でき、よりコンパクトな「Pocket WiFi LTE(GL02P)」も発売されているので、そちらも検討してみてもいいだろう。




 

ドコモのLTEを利用したb-mobile4G「カメレオンSIM」

日本通信の製品については、ドコモのXiエリアに対応したカメレオンSIMと、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーター「b-mobile4G WiFi2」を組み合わせて使用した。
カメレオンSIMは5800円で購入後、21日間3Gバイトまでは無料でLTEのエリアでの通信が可能だが、以降は30日か120日のチャージ料を支払って使用する。
30日の場合は最大300KbpsのU300/2480円と、速度制限なしの高速定額/5400円、120日の場合はFair 1GB/8800円(120日間で1GBまで使用できる)。
U300やFair 1GBは料金的に魅力だが、「高速通信をしたい」「通信量が多い」といった人には選びにくい。


一方、ルーターは今回もっともコンパクト。
重さも約95グラムと軽い。
LTEの通信速度はハードウェアとして下り最大100Mbps/上り最大50Mbpsをサポートしているので、今後LTEの通信速度が向上した際に恩恵を受けられるかもしれない。
また、b-mobile4G WiFi2は3GのHSDPA/HSUPAにも対応している。
SIMフリーなのでカメレオンSIMだけでなくドコモとソフトバンクのSIMカードを挿して使うことも可能だが、その場合はAPNなどの設定が必要になる。




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[続] 紙ではなく“手帳”を再発明――「GALAXY Note」が開く新しい1ページ

2012-04-13 11:17:52 | 日記


前回紹介したとおり、GALAXY Noteは全世界で好調なセールスを記録し、韓国では大ヒット製品となった。
Samsung電子 常務のキム・ジョンイン氏によると、韓国内のGALAXY Noteユーザーは男性が53%女性が47%と意外に女性が多く、年齢では20代と30代が73%を占めている。


前回⇒⇒⇒⇒開発陣に聞く「GALAXY Note」:紙ではなく“手帳”を再発明――「GALAXY Note」が開く新しい1ページ



通常のスマートフォンと比べて端末の価格がやや高いため、職業別では収入に余裕があるホワイトカラーが主な購入層だが、学生のユーザーも目立つという。
手書き入力の快適さを評価して、デザイナーなどのクリエイティブな職業や、記者といったマスコミ関係の利用者も増加中とのことだ。



GALAXY Noteの普及で、ユーザーのライフスタイルが大きく変わった――ということはまだ無いそうだが、GALAXY Noteユーザーが多いSamsung電子社内では、仕事の進め方が確実に変わってきているという。



「まず、社内で紙の手帳を持ち歩く人が減っている。
会議の際には紙の手帳とスマートフォン、そしてペンを持ち歩いていたが、こうした光景が少なくなった。
また従来はPCでないとできなかった仕事が、GALAXY Noteで済むようになった点も挙げられる。
それはタブレットでも可能だが、常に持ち歩けるサイズではない。
移動中でもオフィス文書を開いて、しかも手書きで用件を付け加えて返信できるため、意思決定がより速くなった」(キム・ジョンイン氏)



日本国内への投入は、韓国を始め各市場での成功を経てからになったが、キム・ジョンイン氏はこの時期になった理由について「日本向けの特殊な仕様のために、投入が遅くなった。(日本の)LTEに対応させる都合も少しある」と説明。
手書きによる日本語テキスト入力を実現するため、定評のあるMetaMoJiの「7notes with mazec」をプリインストールしたと補足する。
7notes with mazecは単独の手書きメモアプリでもあるが、日本語入力システムとしても振る舞うため、ほかのアプリでも自然な手書き日本語入力が可能だ。



グローバル版と国内版の違いの1つが、用意されるボディカラー。
今のところドコモ版ではCeramic Whiteの1色のみで、オレンジ色のフリップカバーが付属する。
ほかの市場ではボディカラーにブラックをラインアップし、カバーは付属しない。
その理由についてキム・ジョンイン氏は、「フリップカバーが付属するのは日本だけ。上層部からはコストがかかると反対されたが、無理に通した。その理由は、日本がモバイル業界にとって特別な市場だから」と話す。
Androidを搭載する1つの製品としてはもちろん、新カテゴリーを切り開く革新的な製品である以上、日本での成功が欠かせない要素だという。



製品のアップデートについては、韓国と欧州でAndroid 4.0(ICS)のバージョンアップが始まっている。
日本向けにも準備が進められているが、提供するかどうかや時期などの判断はドコモに委ねられる。
キム・ソンシン氏は「早く提供したいという気持ちでいっぱい」と話す。
具体的な説明は伏せられたが、Android 4.0では手書きを生かした機能がさらに増え、数式計算を手書きで入力できるアプリなどもサポートされるようだ。





 

ペンとタッチ、どちらも主役

GALAXY Noteの製品デザインなど、開発時の様子をSamsung電子 責任研究員のパク・サンシク氏とパク・ヨンソク氏の両氏に聞いた。
パク・サンシク氏は主に製品のデザインを、パク・ヨンソク氏はUIやUXを担当した。



なにかと議論されるGALAXY Noteのサイズについてパク・サンシク氏は、事前のユーザー調査を繰り返して決定したと振り返る。端末デザインは2009年ごろに着手したが、製品企画や市場調査はそれ以前から進められていた。



「ユーザーが最も望むサイズをもとに、ボディのデザインを決定した。
ボディが大きいので、薄く見えるようにデザインしている。
実サイズよりも1ミリくらい薄く見えるため、手にしやすいデザインになった。
本体フレームが薄くできたのは、Samsung電子の技術力ならでは」(パク・サンシク氏)



GALAXY Noteのデザインやそのフォルムは、GALAXYシリーズに共通するものが多い。
例えばディスプレイ下部の物理式のホームキーと、センサー式のメニューキー/戻るキーという組み合わせは、過去のシリーズと同じ。これは「Samsung全体のアイデンティティ」(パク・サンシク氏)のためだという。
ただ付属のSペンではセンサーキーを操作できないなど、まだ消化不良の面があるのは残念でもある。



Sペン自体のデザインやボタンのレイアウトなどは、技術を提供したワコムの判断が生かされている。
商品企画担当のキム・ジョンイン氏が説明したように、Sペンは収納式のため太さや長さに制限があるが、その中で持ちやすさを最大限追求した。
またペンの後ろの部分は、収納時に端末ボディとなじむようにしつつ、ボディから取り出しやすいデザインを採用している。



ホーム画面などのUIも、従来のGALAXYシリーズから「Touch Wiz UI」を継承。
大きな変更は加えられなかったが、ボディが大きいため片手でも扱えるよう、キーパッドのサイズを小さくできる微調整が加えられた。
パク・ヨンソク氏によると、これまでのGALAXYもディスプレイサイズやユーザーからのフィードバックを受けてUIを修正することがあり、GALAXY Noteもその微調整をした程度だという。
またMicro USBで充電できる点(GALAXY Tabは専用端子で充電する)など、新カテゴリーであってもスマートフォンとしての成り立ちが強いようだ。



パク・ヨンソク氏は、「Sペンの使い勝手では、とにかくアナログ感を出すことに注力した」と説明する。
多くのユーザーがペン入力を求めたことがGALAXY Note開発のきっかけだが、それは単にペンを付属すれば良いというものではない。
紙に書くような自然の書き心地を実現することが重要だった。
また、従来からのタッチ操作との両立も欠かせない。
パク・ヨンソク氏は「GALAXY Noteでは、ペン操作とタッチ操作に主従関係はない。
ユーザーが好きなときにどちらでも利用できるようにしている」と話す。
個性が強いGALAXY Noteだが、「特定の使い方をユーザーに押しつける製品ではなく、さまざまな使い方に対応できる製品だと思う」(パク・ヨンソク氏)という。



 アナログ感を増すのに一役買っているのが、背面パネルと交換できるフリップカバーの存在と、Sペンを収納式にしたこと。
この2つの要素により、「デザインがよりノートらしくなった」(パク・サンシク氏)のは確かだ。
Sペンはボディに収納されているが、端末操作の延長で自然に取り出せるよう、下向きに出し入れする方式が取られた。
端末上部には通信用やワンセグのアンテナがあるため、実装が難しいという理由もあった。



今回のインタビューでは、故スティーブ・ジョブズ氏が「iPhone」を発表する際にPDA時代のスタイラスペンを否定したことも質問された。
パク・サンシク氏は「iPhoneがペンを否定したのは、PDAからスマートフォンへの移行期でもあり正しいと思う」と理解を示したが、「今は技術も発達しディスプレイも大きくなった。ペンを使いたいという人間の感情的な欲求も顕在化している。これに答えることができるから、GALAXY Noteを製品化した」と、スマートデバイスのUI/UXが新たなフェーズに移行しつつあることを示唆した。






 

この良さは使ってみないと分からない

GALAXYシリーズでAndroidスマートフォンを牽引するSamsung電子は、GALAXY Noteで新たなジャンルの確立を目指している。
だが、そのサイズ感や手書きの感覚は実機を試してみないと分からないことが多い。
Samsung電子のキム・アルム氏は、世界的なプロモーションを通じて、GALAXY Noteへの接触機会を増やしたいと意気込む。



日本では3月28日に行われた製品発表イベントの「GALAXY Note WORLD TOUR」も、全世界プロモーションの一環だ。
ロンドンからスタートしたツアーは、ジャカルタ、上海、ソウル、ドバイと地球を半周して東京に上陸した。
こうした“派手”なイベントを開催する一方、“草の根”の活動も手を抜いていない。それがタッチ・アンド・トライイベントの「GALAXY Note Studio」だ。



このGALAXY Note Studioでは端末を試用できるだけでなく、イラストレーターがGALAXY Noteを使って来場者の似顔絵を無料で描いてくれる。
描かれた似顔絵は来場者がメールで受け取れ、SNSのアバターなどに設定できるほか、Tシャツにプリントして持ち帰ることも可能だ。
目の前でイラストを描くというデモンストレーションを通じて、GALAXY Noteの製品特徴をアピールするというわけだ。
国によってはスマートフォンの背面パネルにレーザー刻印を施してくれるサービスも行っている。
Samsung電子によるとGALAXY Note Studioを行った近くのショップでは、GALAXY Noteの売り上げが伸びるそうで、効果はかなりあるようだ。



GALAXY Note Studioは日本でも150カ所以上で行われる予定。
開催場所は各地のドコモショップや商業施設、イベントスペースなどで、具体的なスケジュールは特設サイトで随時告知されている。
気になる人はぜひチェックしてほしい。




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紙ではなく“手帳”を再発明――「GALAXY Note」が開く新しい1ページ

2012-04-12 11:41:25 | 日記

4月6日にNTTドコモから発売されたSamsung電子製の「GALAXY Note SC-05D」は、5.3インチの有機ELディスプレイを搭載したAndroid端末。
スマートフォンとしてはやや大型だが、タブレットと比べると小型で、片手操作も行える。
このボディのサイズ感に加え、手書き入力のための専用スタイラスペンが本体に収納できるのも、Androidデバイスとしてはユニークな点だ。



グローバルでGALAXY Noteが発表されたのは、2011年9月にドイツ・ベルリンで行われたコンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA 2011」の開催前日。
以降、1月の世界最大の家電見本市「2012 International CES」(米国・ラスベガス)ではLTE対応と北米での発売がアナウンスされ、2月の「Mobile World Congress 2012」(スペイン・バルセロナ)では10.1インチディスプレイのタブレットモデル「GALAXY Note 10.1」も発表された。
この間、GALAXY Noteは欧州、韓国、東南アジア、米国で発売され、3月末時点の累計販売数は500万台に達するという。
そしてこの4月6日には、日本国内でも販売が始まった。



電子手帳からPDA、そしてスマートフォン・タブレットへの栄枯盛衰を振り返ると、5.3インチというディスプレイサイズやペンによる手書き入力など、GALAXY Noteの製品コンセプトはかなり冒険的といえるだろう。
Samsung電子は一体どんな狙いでGALAXY Noteを開発したのか? Samsung電子の開発スタッフに、韓国・ソウルで話を聞いた。





開発テーマは新カテゴリーの開拓

「GALAXY Note開発のテーマは2つ。1つは新しいセグメントを作ろうというもの。もう1つは、『ペン入力』へのニーズに応えること」と話すのは、GALAXY Noteの商品企画を統括するSamsung電子常務のキム・ジョンイン氏。
特にディスプレイサイズについては、「携帯電話はすでに電話するものではなく、情報を見るものに変わった。
それならばディスプレイは大きい方がいい。
Webブラウジングやオフィス文書の編集が快適に行えるサイズの限界はどこか? GALAXY Noteの開発はそこを追求した」と振り返る。



モバイルデバイスにとっての“理想のディスプレイサイズ”は、永遠のテーマと言っていいだろう。
小さければ持ち運びに便利だが視認性が劣る。
大きければ見やすいが持ち運びには向かない。
その中間のサイズであっても“帯に短し、たすきに長し”で、どっち付かずの評価が下されることも少なくない。
キム氏は「過去、5インチクラスのあいまいなサイズの機種がいくつもあった」と指摘したうえで、さらにこう続ける。



「それが失敗した理由は、ディスプレイの大きさに見合ったバリューを与えられなかったからだろう。
ポータビリティを確保しつつ、新しいバリューをユーザーに提案しないと、このサイズ(5インチクラス)の製品は失敗する」(キム氏)



ディスプレイを作る技術や扱う情報は時代によって変遷し、どのサイズがベストなのかは常に変動する。
しかし、そのデバイスを持ちたいと思わせるきっかけが明確でなければ、あいまいな製品のままで終わるというわけだ。
言うまでもなくGALAXY Noteにとってのバリューは高精度のペン入力を実現した点であり、そのディスプレイサイズは視認性だけでなく、ペン入力を快適に行うために必要なサイズとして十分な説得力を持っている。
もちろん大きくするだけでなく、持ちやすさへの配慮も忘れてはいない。



「ディスプレイは5インチと大きいだけでなく、WVGA(1280×800ピクセル)と解像度も上げた。
それと同時に、ボディのグリップ感も高めている。
幅は90ミリを切っており、他メーカー(の5インチ超デバイス)よりもグリップ感に優れる。
携帯電話市場で売れている端末はスマートフォンが半分以上になりつつあるが、タブレットより小さいデバイスにとって、今後は持ち歩けるサイズの限界がポイントになる」(キム氏)





 

もう小さなディスプレイには戻れない

いわば“5インチ市場”ともいえるこのクラスのマーケットを掘り起こしたGALAXY Note。
Samsung電子のお膝元である韓国では、売れ行きがかなり好調だ。
キム氏によると、「韓国の携帯電話市場では毎日7万台の端末が販売されている。このうち6万台がスマートフォン。その半分の3万台がLTE対応の端末。そしてさらに半分の1万5000台がGALAXY Note」だという。
韓国ではGALAXYシリーズのシェアが6割くらいあるそうで、新しいGALAXYシリーズへの乗り換えがもともと多い。
それでも、販売シェアが20%を超えるとは、かなり驚異的な売れ方だ。
この人気の裏付けとして、キム氏はディスプレイサイズについてのユーザーアンケートの結果を示してくれた。



「今のスマートフォンを機種変更する場合、ディスプレイサイズは小さい方がいいのか、同じでいいのか、大きい方がいいのか。これを質問した。GALAXY S IIのユーザーは70%が『同じか、より大きいサイズが良い』と答え、またiPhoneのユーザーは約9割が『より大きいサイズが良い』と回答した。
人間は慣れの動物なので、より大きなディスプレイに慣れると、小さいディスプレイには戻れない」(キム氏)



もっとも、GALAXY Noteはそのディスプレイサイズだけでなく、ペン入力の快適さも人気の秘密だ。
なぜ、今ペン入力なのか? キム氏は「数年前に行った市場調査の結果、『ペンを使って書きたい』という答えが半数以上あった。これをきっかけに、ペン入力の開発を進めた」と明かす。
これがもう1つの開発テーマだ。



GALAXY Noteのペン入力で目指したのは、本物の紙に書いたような感覚をデジタルデバイスで再現するというハイレベルなもの。
そこで採用されたのが、日本のワコムが持つ電子ペンの技術だった。
Samsung電子では詳しい説明を避けたが、おそらくワコムの「ペナブルテクノロジー」が用いられているとみられる。
GALAXY Noteに付属するSペンは電源が不要で、軸にあるスイッチを押すことで、アプリの呼び出しやスクリーンショットの実行など、機能的な操作も行える。



採用の決め手についてSamsung電子常務で日本向け営業を担当するキム・ソンシン氏は、「ワコムの技術は業界でも定評があり、競争力も高い」と話す。
しかし、「GALAXY Noteはワコムによる(電子ペンの)技術革新で実現できた製品だが、その技術を端末に実装するには独自のデバイスや技術が必要だった。
それには過去の経験からのフィードバックが欠かせなかった」(キム・ソンシン氏)とも付け加えた。



過去の経験とは、フィーチャーフォンでありながらフルタッチ入力の先駆けとなった「OMNIA」シリーズや、Windows Mobile端末を開発してきた経験だ。
これらは感圧式のパネルが使われており比較的簡単に実装できたが、その反面ユーザーインタフェースを自然なものにするには相当な時間がかかったという。
キム・ジョンイン氏は「あの頃は感圧式で苦しかった」と、当時の苦労を忍ばせる。
その感圧式タッチパネルで培った経験と、静電式タッチパネルを採用したAndroid端末の開発で得たノウハウが、GALAXY Noteで再び生かされることとなった。






 

“Note”という新ジャンルの製品

GALAXY Noteの製品名も、比較的早くから「Note」に決まったという。
「デジタル機器だけど、アナログな紙の手帳のように使える。Noteという製品名は“デジログ”を具現化する名前。企画段階では無数の製品名が提案されたが、スタッフは皆早くからNote、Noteと呼ぶようになった」(キム・ジョンイン氏)



Note以外の製品候補には「“diary”という候補もあった」(キム・ソンシン氏)というが、単なる製品名でなく新カテゴリーを生み出す意味でもNoteが選ばれた。
ここに、“新しいセグメントを作る”という意気込みが見て取れる。
また宣伝活動で使われる、コミュニケーションメッセージも「Phone? Tablet? Feel Free It's Galaxy Note!」と、スマートフォンでも、タブレットでもない新カテゴリーであることを強調。
キム・ジョンイン氏は、「カテゴリーの開拓は早い者勝ち。
製品のネーミングで、新カテゴリーを確立させた。
GALAXY Noteは、スマートフォンでも、タブレットでもない。
ノートという新しいモバイルデバイスの製品だ」と自信を見せる。



だが、課題がないわけではない。
単にハードウェアを用意するだけでは、簡単に競合にキャッチアップされてしまうのがスマートデバイス市場の常。
Samsung電子ではSペンに対応するアプリを数多く供給することでエコシステムの構築を目指し、差別化を強化する考えだ。



「Sペン対応のアプリはGALAXY Noteの生命線。新しいカテゴリーの製品を活用してもらうため、『S choice』というSペン対応アプリのマーケットを用意した。現在の登録アプリは65点ほどだが、今後より多くのアプリを供給するのが我々の宿題。そのため、Sペンアプリを開発するSDKを公開し、開発者のためのサポート部隊も設立した。各国のアプリベンダーには、ぜひSペンを使ったさまざまなアプリを開発してほしい」(キム・ジョンイン氏)



また、Sペンを用いるデバイスのバリエーション展開も気になるところ。
いかにGALAXY Noteが持ちやすいデザインとはいえ、5.3インチのディスプレイが大ぶりなことに変わりはない。
例えば、4インチクラスのディスプレイを搭載したGALAXY Noteが登場する可能性はあるのだろうか。



キム・ジョンイン氏は「(GALAXY Noteは)すべてのユーザーに受け入れてもらえるような、100%の製品ではない。
片手では持て余すという問題には、今後も取り組んでいかないといけない」と大きさゆえの問題を認めるものの、「ほかのサイズへの展開は、市場の反応を見ながら決めたい」と慎重だ。
10.1インチのタブレットサイズは発表済みだが、「5インチの成功を受け、10.1インチのタブレットでも可能性があるのか拡大してみた」とのことで、バリエーション展開はまだまだ手探りという印象だった。



Samsung電子としては、サイズのバリエーション以前にSペン自体をさらに進化させるかを課題にしているという。
「製品の差別化はSペンだけではないが、ペン入力を今後どう展開するのかは悩んでいる。例えば現在のペンはボディに収納させるため、サイズが小さくなっている。
これでは力が入りすぎるかもしれない。こうした点は改善していく必要がある」(キム・ジョンイン氏)



またAndroid以外のOS、例えばSamsung電子が開発した「Bada OS」や、米Microsoftの「Windows Phone」を搭載したデバイスをSペンに対応させることは、明確に否定した。




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ローソン、「LAWSON Wi-Fi」のログイン方法を変更

2012-04-11 11:07:18 | 日記

ローソンは4月10日、スマートフォン用無線LANサービス「LAWSON Wi-Fi」のログイン方法や利用規約など、以下の3点について順次変更すると発表した。
変更時期は未定だが、ローソンではできるだけ早く対応したいとしている。


  1. ローソンアプリのログイン方法にパスワードの変更機能を追加
  2. レシートに印字されるPonta会員IDの一部マスキング
  3. ローソンアプリ利用規約の記載内容の変更





LAWSON Wi-Fiは、同社が「Ponta」会員向けに無料で提供を開始した店舗内の公衆無線LANスポット。
現在のログイン方法は、IDにPontaの会員ID、パスワードに会員の電話番号や誕生日を使うもので、特にパスワードの変更ができないなどセキュリティ上の不備が問題視されていた。



また、Ponta会員が買い物をするとレシートに会員IDがそのまま印字される点や、ローソンアプリ内のPonta会員向け利用規約で自分の誕生日や電話番号を他人に知らせることを禁止するなどの不自然さも指摘されていた。




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ローソン、全国6000店舗で「LAWSON Wi-Fi」をスタート

2012-04-09 11:21:27 | 日記

ローソンは、店内で利用できる公衆無線LANサービス「LAWSON Wi-Fi」の提供を開始した。
スマートフォンからのみ利用可能で、利用料金は無料。



LAWSON Wi-Fiの利用条件は、共通ポイントカードである「Ponta」の会員であること。
また、接続にはローソンの店舗検索なども行えるアプリ「ローソンアプリ」の導入が必要だ。
現在接続に対応したアプリはAndroid版のみ配信されており、iPhone版には5月頃の配信を予定している。



初回利用時のみアプリ起動後にPontaの会員IDでログインする必要があるが、2度目以降はアプリを起動するだけで利用できる。
利用時間や閲覧サイトの制限はないが、KDDIのネットフィルタリングを利用しているため著しく公序良俗に反するサイトへの接続は制限される。
また、毎週火曜日と木曜日の午前1時から5時にかけてはメンテナンスのため接続できない。



現在、約6000店に機器設置済で、4月末までには病院内などの一部を除くローソンの全店舗(約9000店)に導入される予定だ。
店内限定のコンテンツとして、映像、音楽、電子書籍などが配信されるという。




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