家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

楽しまないと損――家づくりの趣味性

2007年03月01日 | 家について思ったことなど
最近流行の資産形成指南を読めば、住宅ローンを抱えて持ち家を手に入れることのリスクがとうとうと語られている。
「月単位のローン返済額が賃貸での家賃に比べて同程度以下なら、最終的に自分のものになる持ち家が得、というセールストークを間に受けてはならない」という。
ローンを組むのは本来価値以上の大きなコスト(つまり金利分)を負担し、家計のバランスシートをゆがませ、ローンを払い終わった後では資産価値もない、金の使い方は賃貸と同義で考えてはいけない、まあそんなところが理屈になっている。
「持つ家」の形態(新築・建売、一戸建て・マンション)や、家計に占めるローンの割合、収入を得ている職種によって状況は多少異なるだろう、というようないくらかの反論はできなくもないが、考え方の大筋は間違っていないと思っている。

さて、

それでも家を建てる/建てているのである。
住宅を楽しまなければ損ではないか。
家づくりの初期構想から、設備・仕様についての取捨選択、設計図面、施工現場、地鎮祭や上棟式などのイベント、竣工…、その先のカスタマイズ。せっかくだから賃貸ではできないことをしっかり楽しむべきだ。
家づくりを趣味にする、そんな視点があれば、ローンを持つことに納得できる部分をいくらかでも膨らませることができるのではなかろうか。家族で楽しめればなおいい。一人で楽しんでも4人、6人で楽しんでも元手はほとんどおんなじだ。

それはそれで、借金してギャンブルするのとたいして変わらない、って資産形成アドバイザーは怒りそう(笑)。
しかし、少なくとも楽しまないでギャンブルをする無意味さと比べれば雲泥の差があることは主張できる。

今日の教訓(のようなもの)
「(ローンを組んでおいて)家づくりを楽しまないのは、楽しくもないギャンブルをわざわざ金を借りてやるのと同じ」



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2 コメント

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博打 (aiai)
2007-03-02 23:20:58
ギャンブルー確かにそうなのかもしれませんね。

ただ、「家」という空間の心地よさに魅せられた者にとって
これほど人生を賭けるに値するほどのものはそうそうありません。

私もずいぶん楽しませてもらっています(笑)。
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どうも (garaika)
2007-03-03 00:40:54
aiaiさん、ギャンブルというのは、あえて刺激的な言葉を用いたものです。
リスクの高さが意識しやすいですからね。

もう「やっちゃった」のだから引き戻せません。だからこそ、これからも楽しまないと損です。
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