北翔大学 教育文化学部 教育学科

本学科は保育士資格、小学校、特別支援学校教諭、幼稚園教諭、養護教諭、中学・高校(音楽)の一種教員免許などが取得できます。

特別講義「変化に対応できる学校教育~子どもたち/教員に必要な資質~」

2014年08月03日 | 教育学科の日常
 7月22日(火)2講時、情報機器操作を履修している教育学科1年生を対象に、「変化に対応できる学校教育~子どもたち/教員に必要な資質~」というテーマで、東京工業大学大学院社会理工学研究科の松田稔樹先生による特別講義を実施しました。



「教職科目を学ぶ意義」「社会の変化と学校教育への要求」「授業設計時に教師が考えるべきこと」「社会の変化に対応できる子どもたち」の4章からなる教育工学的視点に立った講義でした。情報モラル指導にかかる「3種の知識」の概念等、新たな観点の教示を受けました。

学生は予め「現代社会において、子どもたちや教師に必要な資質は何か」を考える事前学習課題に取り組み、事後学習として、自らの考えをまとめるレポート課題を提出しました。

講義直後の学生の感想を紹介します。

「現在学んでいる心理学や教職系の講義が全て関連して、教師になるための学びであることを理解できた。」
「授業の主人公は子どもである。授業とは学習者が目標を達成することを援助することと認識した。」
「わかる授業とわかりやすい授業は異なる。明確な目的のもと、わかる授業が求められると知った。」
「教えることには沢山の理論があるが、教師は常に学習しなければならないと思った。生徒それぞれに対するパターンは無限になるので、対応できる知識の引き出しが必要不可欠と考えた。」

本講義が必ずや彼/彼女らの素地となると感じた時間でした。

(小杉直美)