昭和27年4月27日に、総本山で奉修された宗旨建立700年慶祝大法要の時に、戦前「神本仏迹論」を主張した、小笠原慈聞師を吊るし上げた有名な“狸祭事件”。
この事件は様々な資料を読んでも、「学会青年部が実行した」旨の記述しかない。
これでは誰もが青年部最高幹部ではなく、その場にいた活動家が吊るし上げの実行をしていたのではと、創造すると思う。
しかし、驚くことなかれ、現場の写真を見れば当時、青年部参謀の池田さん自身が小笠原師を担ぎ上げているところが、バッチリと撮られているではないか!
つまり、学会の書籍で、青年部最高幹部(池田、秋谷ら)自ら行っていたことを隠蔽していた証拠である。
なんと戸田会長自ら暴力!
【小笠原慈聞師・狸祭り事件の手記】
私の面前に居丈高に座っていた会長戸田城聖が、「生意気言うな小笠原」とにらみ、右手で私の耳の上を強く打ちました。私は生まれて始めての事で頭が破れたかと思った。すると其処に居た多数の者が、寄ってタカッて私を打つ、蹴る等の暴行を働きましたので、私は後ろに倒れました。全文→
【解説】
小笠原慈聞師が「神本仏迹論」を元となし不敬罪によって、牧口会長が逮捕、獄死へつながったと学会は主張した。
しかし、
昭和17.1頃以降 警視庁当局に対し「創価教育学会々中には多数の現職小学校教員あり且其の教説は日蓮宗に謂ふ曼陀羅の掛幅を以て至上至尊の礼拝対象となし、他の一切の神仏の礼拝を排撃し、更に謗法払いと称して神符神札或は神棚仏壇等を焼燬撤却し、甚だしきは信者たる某妻が夫の留守中謗法払ひを為したる為離婚問題を惹起せり」等縷々投書せる者あり(「特高月報」昭和18年7月分/『牧口常三郎全集』第10巻371頁)
とあるごとく、「神本仏迹論」などに関係なく、逮捕されるに当然の行動を牧口らは行っていたのである。
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