for today 科学に目を向けよう

bonjour な気分よ、続いていくと

ストラスブルグに着くなり、駅で整理番号を引いて順番を待ち、旅行者向けのサービスチケットがあるか、窓口で尋ねてみた。

「ありませんよ、ない、ない」とぶっきらぼうに少々疲れているのか、午後の時刻に中ねんの女性から声が返った。

私の資料が古いから、それとも個人の旅行記録をネットから拾ったから?

初日の有様に、ああそうね、パリでも路上で「フランス語で話しなさい!」「昨日も、今日も、さっきも今も英語だ、フランス語で話せ~!」と老齢の駅員の声も思い出した。

その時に言われたのが、「bonjour を言うのよ」という女性の声だった。とつくにの女性のアドバイスだった。

あれから数年も経っているのに、まだフランス全土でも変わらないのかしらん。と、ストラスブルグの駅の情報ぐちで、愚痴まじりに、「はい、この国にくると

いつもより柔らかにbonjourっていうんですよ、とのたまいながら質問をしたほどだった。椅子に中途半馳に腰かけていた男性が笑っていた。

と、日にちも経てくるとbonjour が上手になってくる。ホテルでも変化が起きた。聞いた人の表情が変わったのだった。

お店でも、bonsoir といえば、au revoir と声をかけてくれる。どんな小さな店でもbonjour! と、買い物をしなくても始まる。

チェックアウトの日、ホテルのスタッフでもないけれど、廊下から歩いてきた女性にbonjourと声かけるとエレベーターが地上階で開いて、女性が下りると、

「au revoir]と挨拶が返った。bonjourが多いに身に着いたためかもしれない。

家に着くなり、ひとり考える。日本は単一民族の島でたいていは、すぐに仕事の作業が早急にやり取りされる。こんにちわ、などと声をかける必要もないのだ。

それにフランスは労働者の力が強い国という印象がある。かつて飛行機が労働者のストライキのため、出発が遅れた時もあった。

仕事をしてくれる人にbonjour の客の声掛けが緩和剤になっている? 若い世代や出生率が上がっている国でもある。はあ・・・

自由・平等・〇〇というのがモットーでもある・・・王制を変えたのは市民だった。

が、フランス語がもう届きはしない場所にいて、どこかbonjourな気分が私の中で木魂している。挨拶をすると心が開くからだろう。でも、ボンジュールなんて、言えないわねえ。

けれど、挨拶を交わす姿勢を忘れてはいないだろうか・・・、bonjour というだけで、気持ちが軽くなっている自分を発見した。

そう、心の中で挨拶を交わせば、いいだろう。さて、どんな無言でかわそうか。


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