for today 科学に目を向けよう

大陸を横断できるなんて

夜行列車でミラノからパリに続く電車のチケットを購入しておいた。 全てが渡航前に予約したもので、自宅でプリントしたものや、

手配会社から配送されたチケットであった。 紛失予防に際して、スマホに記録をコピーしておく。

スイスを通ってパリに入る列車で、 小中生を引率したフランス語圏グループと同じ部屋になった。初めて横になる寝台列車をみつけ、

「今、青春しているのだわ」と、心の中の声が確かに発している。 

折り紙やら日仏会話やらをいっとき交換しながら子供たちと時間を過ごす。 どうやら、所属機関が主催したサマースクールのようだった。

引率隊長はパソコンに記録しながらときどき鼻歌を披露していた。リックとかいう名前。 好奇心をよせてくれてなかなかの紳士だったのが、

中学生のバプティストで、優秀な生徒のようだった。 フランス人にとって、美しい場所といえば、アフリカなのだろうか、と会話の中から知った。

ヨーロッパの街とは違った広大な自然に惹かれるのだろう。 

途中、嵐に遇い、Voilot駅で列車は全く動かなくなり、その理由もすぐには的確に伝わらなかった。ここでも、フランス行きの鉄道スタッフはかなりのんきだった。日本の電車の常識とは

異なり、「英語でも放送で伝えてほしいのですが」と伝えるくらいで、ミラノ駅で見かけた日本人男女のカップルのうちの男性が歩いてやってきた。ハネムーンだそうで、しばし情報交換して、その後男性は元に戻った。

 食堂車の電力も切れたので、暖かい飲み物も飲めず、他の方法に切り替える策が講じられていた。 動き出してから、 ご迷惑として、長いバゲットのサンドイッチが届いた。

 朝の10時にはパリに到着予定だったけれど、14時過ぎに到着。 かつてツアー参加したヨーロッパは、当時、ドルが360円だった。

パリ見物  1時間のクルーズに参加。

初めて出かけたのはエッフェル塔近くの建築博物館 11時より開場。 教会建築物の外壁についている彫刻が展示され、間近に見られたり、

教会内部の映像がITを駆使してさまざまな角度から見られ、臨場感がある。が、残念なことに、数か所の建築物だけだった。 こちらからのエッフェル塔は見事だ。http://stephanekirkland.com/la-cite-de-larchitecture/

やはり、ルーブルは絶大だ。王様の力あるいは、観光の力?( カラヴァジオの5枚の絵のうち、3枚があった。まだブレラにあった絵に惹かれていた。) 美術館ガイドさんの話が食事をオルセーに薦めてくれたので、出かけてみる。

ニンニク味小牛のステーキ・サツマイモ+人参のピューレおフレンチ風。 場所はシャンデリアが下がる豪華な部屋。クルーズの客も入店していた。

ホテルとは違ったスタジオを予約しておいたので、ヴァンセンヌという郊外のお城近くに移動。 タクシー移動で遠くて断られたので、スーツケースを引いて地下鉄に

よいよいと降りる。 女性の駅員が最寄りの駅と出口を教えてくれた。けれど間違って反対方向に歩いて引き返す。当日、30度は越えていただろう。

 

 http://en.chateau-vincennes.fr/

レンタサイクルを借りようと画面に触れたものの、肝心の最後の支払いのところで、言語表示が出てこない。 「ああ、これが誰もが戸惑って現地で

訊ねた時にひっかかってしまったカード詐欺の場面なのだろう」と、思い出し、カードを引き出し、駅員に尋ねる。「使ったことないから、わからないのよ。

今日は日曜日でしょう。」と、かなり冷たげに返され、これが、観光で人が盛況になるというよりも、歴史遺産がある故に構えていられる現況なのだろう、と解釈。

それに、フランスは労組が強い。観光客には? 「勝手にしてください」とでも聞こえてきそう。チケットを代替え交換するにしても、一方的に事を進めようとするから、

「あなたが決めないでください」と伝える。  「日本人は黙っているから、つつましく美徳とうけとめられるよりも、なめられているから、被害に遇うのだ」と

きちんと意思表示をしなくては、不当に甘んじているばかりになってしまう。

(スーパーで買い物をして、エビアンの傑作なラベルに笑いがこぼれる。 ユーモアあるじゃありませんか。)

 自転車を借りて(パスポートか運転免許証提出)、マリーアントワネットの館まで。レンタサイクル1時間利用にとても大切なものを提出して自転車を借りるなんて・・・・わかりませんねえ。

モンサンミシェルに移動中にフランスの平原に気づく。 原発、大丈夫なのでしょう。それに王様が住んでいたお城は電力もかかるだろうし・・と、日本の自然環境と比べていた。

今回は、トリップアドバイザーを多いに参考にし、Nissimo Camaradeという博物館に出かけた。 メトロを出て公園を抜けると中国の博物館があり、その裏にあり、

銀行で財を成し、以前はホテルとして使っていたのを美術館にしたそうだ。 日本の会社が寄贈していたのを知る。

日曜日に入場無料と知り、薦められたパリ博物館に出かける。

パリ博物館に保存展示されているのは、多くが王侯貴族が所有していただろうと思われる財で、ルイ王のコテコテ趣味に、オペラ座のガルニエを見る気持ちもうせてしまった。

近辺で映画のシーンに登場しただろう地域に遭遇した。 街角のカフェもレトロの雰囲気で、そのまま保存されていた。

エスプレッソを受け付けられない私には、よくあの量の濃そうな飲み物で夏場にもくつろげるか、と体とお腹の中を覗きたくなった。

多くの客が欧州人に思われ、のんびりと空調のない夏気温の日陰でゆったりカフェモードを楽しんでいた。

パリにはゆったりと楽しめる美術館が、確かにたくさんあるのだろう。


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