koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

オールド・ルーキー

2007年06月20日 19時52分19秒 | 野球

同じ題名の映画を思い出された方もおられよう。
一度は野球選手としての道を断念した後,35歳でメジャーに昇格して,デビルレイズで活躍したジム・モリス投手の半生を描いた上質のディズニー作品である。
そして,今年,ピッツバーグパイレーツに39歳のオールドルーキーが誕生した。
その名を"クワタ"という。


以前も述べた記憶があるが,私は桑田真澄のファンである。
否,桑田のピッチングのファン,と言った方が良いかも知れない。


まず,何よりも巨人入団当初のごたごたから,ダーティーなイメージ(失礼!)で見られるのが良い。
昭和の末期,悪役=桑田,悲劇の善玉=清原,みたいなイメージがあり(「かっせキヨハラくん」なんて四コマ漫画はその最たる例で,噴飯ものだった),マスコミに踊らされた俄西武ファン=アンチ巨人ファンを尻目に,私は桑田を応援していた。
あのプロレスラーに転向したという中牧とかいう輩の書いた「さらば桑田真澄,さらばプロ野球」も読んだが,そこでいかにぼろくそに桑田が誹謗中傷されようと,ファンであることを止めなかった。
桑田愛用のカドヤスポーツ(前記中牧氏が勤めていた会社)製「ワールドペガサス」なるブランドのグラブを購入したのもこの時期である。
さすがに10数年を経てへたってきたが,今も使っている。


さらに,野球に対するストイックな姿勢が良い。
ピッチング技術は勿論,理論に対しても一家言を持つ桑田を信奉する若手投手が多い,という話を聞いた記憶がある。
同じようなパターンで,野手だと現中日監督の落合の現役時代がそうだった。
桑田の哲学的とも言うべきピッチングは高度な技術と理論に裏打ちされているのである。


そして何と言っても二枚目ではないのが最高である(失礼!)。
通好みの選手なのである。
尤も,どうでもいいことだが,以前つきあっていた彼女に「桑田を好きな奴なんて嫌い」と言われたのは大打撃だった・・・(泣)。


昨日のマリナーズ戦,8回のピンチに登板して,3人で切って取ったピッチングは見事としか言いようがない。
イチローとの対決は惜しくも実現しなかったようだが,次に期待したいものだ。
20年前桑田をぼろくそにこきおろしたマスコミと浮動的な俄ファンが騒ぎ出しているようだが,そんなことに目をくれる桑田ではなかろう。


しかし,職場のアンチ巨人(というかヤクルトファン,もとい古田ファン)たちが掌を返したように,巨人から追い出されたから今の桑田は好き,と言っているのが許せない狭量な私である。


ついでに,三木谷さん,


だから,桑田とノリとっておけって言ったのに・・・


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