レッスンを再開した時のこと

2014-10-25 09:28:15 | レッスン
レッスンを休んでいた6年間ほとんどバイオリンに触らなかった。
楽器禁止のマンションに住んでいたり、子供がうまれたり。
不思議とバイオリン弾きたいという気持ちにもならなかった。

ようやく弾ける環境が整って、また弾いてみようかなと思い、
お教室を探して体験レッスンに行ってみた。

何か聞かせてくださいと言われて、ヘンデルのソナタ4番、
1楽章を弾いた。
指が動かなくて速い曲は弾けなかった。

先生は「とてもよく弾けていますよ」とおっしゃりながら、
ボウイングや拍の取り方、左手の形、音程等々、私のバイオリン
演奏のほぼ全部に注意をくださった。
冷や汗をかいた。
「あ、本気の先生なんだな」って思ったのだ。

本当は、もうあんまり頑張りたくないと思っていた。
適度に練習して、レッスンでそこそこ褒めていただき、
なんとなくバイオリン習ってます、って感じでいいと
思っていたのだ。
あくまで大人の気楽なお稽古って感じでいこうと。
6年間で「努力」という言葉をすっかり忘れていた。

先生探しも「若くて気楽そうな方」を重要ポイントにしていた。
(若い方のほうが自分の意見が言いやすいかなと思って)

私は先生に言った。
「もう、《 一般的に知られていない作曲家の、似たような雰囲気で
テクニックばかりに感じる、難しくてややこしい 》コンチェルトを
弾くのが、《 練習が大変だから 》嫌なんです。
《 もっと気楽に 》有名で短くて易しい小品を弾きたいんです」って。

その時の、正直な気持ちだった。…《 》内は心の声…

そうしたら、先生は笑顔で「もったいないですよ」っておっしゃった。
せっかくレッスンに通うのにそれじゃ上達しないということだ。

そうなのかなと思いつつ、久しぶりに学ぶ姿勢で弾いたことが
とても楽しかったし、先生も優しい方だったのでお世話になる
ことに決めた。

(続く)

 
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