2.大原での出会い
朝の10時集合ということで、時刻表を調べたら、おなじみの小湊鉄道経由では自宅最寄り駅を6時54分に出発しなければならない。当日のハードスケジュールを考えると早起きはちとつらい。今回は奮発して船橋駅7時52分発の特急新宿わかしお号を利用することにした。奮発するといっても、小湊鉄道経由との差額はたったの350円。これで、30分ほど寝坊ができれば安いものだ。しかも、この新宿わかしお潮号、旧型の国鉄色の車両で、にわか鉄道ファンである私も少しうれしかった。何系とかってのはよく知らんが、その辺の解説はtass師匠にお任せしたい。千葉駅での面倒な乗り換えもなく、快適な列車の旅で8時54分に大原駅に到着した。
ここで乗り換えるいすみ鉄道の列車の出発は8時58分で、乗り換え時間は4分しかないが、とりあえず白井ヴィンセントと黄色いレールバスの写真を撮り、車両に乗り込んだ。すると、私の座ったシートの正面になにやら見たことのある笑顔が私を見つめている。なんと、tass師匠だった。で、なにげに白井ヴィンセントをいじくっていると隣に座っているカメラマンが話しかけてきた。
「久我原さんですか?」
「は、、はい、そうですけど。」
いすみ鉄道沿線に友人が増えたといっても、私はシャイな人間である。このオジサンは一体だれだろう?と思っていると。
「おとG。」
お~、私のヴィンセント人形がテレビ神奈川の看板番組sakusakuのパクリと知ってか、知らずか、新しいジャンルだと言ってくださった、おとG師匠である。
「私のつまらない写真を見ていただいてありがとうございます。」
と言うと、
「そうだね、人形がいなければね。」
と、返された。私も真実だと思うし、それが狙いだ。つまらない写真もヴィンちゃんが楽しそうな物に変えてくれると。
先入観で恐縮だが、師匠たちも列車に乗ることがあるんだなと変なこと考えていると、tass師匠いわく、まず列車に乗ってロケハンするそうである。列車に乗り、良い場所を発見し、そこで写真を撮るそうだ。また、ひとつ教えを受けた。ありがたいことである。
船橋から乗ったレトロな特急
いすみ鉄道の中には
応援バンドmokaのポスターが!!
ヴィンちゃんを持ってデジカメを撮っている人。
=久我原さん!?
ご対面できる偶然も楽しいですね♪
スゴイ
、、、でもヴィンちゃん持って撮影する人はたくさんいます。そんな僕らはサクサカーと呼ばれています。サクサカーとはヴィンちゃんがMCを務めるTVKのsakusakuのファンのことです。
http://www3.tvk-yokohama.com/saku2/