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【課題図書】 宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」
【日 時】 2016年12月18日(日)16:00~18:00
【場 所】 チェンバおおまち3階 福島市市民サポートセンター A-2会議室 (福島市大町4-15)
【参加費】 100円(珈琲などを準備させていただきます)
【事前申し込み】 不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp
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「本deてつがくカフェ」とは、あらかじめ課題図書を選定し、事前にそれを参加者全員が読んできて、その作品に含まれる哲学的テーマについて語り合う会です。文学鑑賞会とはちがい、作品論や作家論を論じ合うのではなく、その作品が取り上げている哲学的テーマについて、対話を通じて掘り下げていこうとする試みです。
今年最後のてつがくカフェ@ふくしまは、久々の本deてつがくカフェです。
課題図書は宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」。
一言でいえば、火山活動を人間の科学力でコントロールできるか、というのがこの物語のテーマです。
もう、おわかりでしょう。
「3.11」後の科学を考えるのにうってつけの童話です。
しかし、そこはさすが宮沢賢治、一筋縄ではいきません。
そもそも人間が科学の力に幸福を求めたのはなぜだったのか。
東北に生まれ生きた賢治の洞察から書かれた同書を読みながら、そのことを考えさせられずにはいられません。
そして、小松左京『日本沈没』や映画『アルマゲドン』を思い起こさせるような「犠牲」の問題。
科学者としての賢治と宗教家としての賢治。
これらのあいだを私たちはどのように生きましょう?
お茶を飲みながら聞いているだけでもけっこうです。
飲まずに聞いているだけでもけっこうです。
通りすがりに一言発して立ち去るのもけっこうです。
わかりきっているようで実はよくわからないことがたくさんあります。
ぜひみんなで額を寄せあい語りあってみましょう。
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世話人一同
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