サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

宝塚式「ブスの25箇条」に学ぶ「美人」養成講座

2012年06月06日 | 読書
宝塚式「ブスの25箇条」に学ぶ「美人」養成講座

貴城 けい(たかしろ けい)著

講談社+α文庫

退団後の彼女

貴城 けいは2007年2月に退団したトップスターである。

在団中は、品のある貴公子のような容姿で舞台にたち、観客を楽しませてくれていた人である。

その彼女が、2008年にタイトルの本を出版した。

この5月に文庫となった。

まあ、これを読んだからといって、お顔が美人になるわけではありませんが、

以前から「ブスの25箇条」が気になっていたので、読んでみました。

その25箇条とは、”とある時期”から宝塚歌劇団の”とある場所”に貼り出されていたものだそうで、

誰が書いたのか、いつから貼られていたのか、誰も知らないものだそう。

その内容とは、

1.笑顔がない
2.お礼を言わない
3.おいしいとは言わない
4.目が輝いていない
5.精気がない
6.いつも口がへの字の形をしている
7.自信がない
8.希望や信念がない
9.自分がブスであることを知らない
10.声が小さくイジケている
11.自分が最も正しいと信じ込んでいる
12.グチをこぼす
13.他人をうらやむ
14.責任転嫁がうまい
15.いつも周囲が悪いと思っている
16.他人にシットする
17.他人につくさない
18.他人を信じない
19.謙虚さがなくゴウマンである
20.人のアドバイスや忠告を受け入れない
21.なんでもないことにキズつく
22.悲観的に物事を考える
23.問題意識を持っていない
24.存在自体が周囲を暗くする
25.人生においても仕事においても意欲がない

なんだそうで、なかなか判っているけれど、無意識に実行することが

難しいことが多い。

出版社は、「美人」と銘打っているくらいだから女性に向けたものなんだろうけど、

この25箇条は男性にもあてはまるよね。

でも、確かに、一時的に負のスパイラルに入ることは人間誰しもあることだけど、

こんなことが貼られていたら「あっ!」とか「はっ!」と思うかもしれない。

誰が考えて貼ったのかは謎らしいけれど、きっとその人が

どうしたら「よくなれるか?」と自分自身に問いかけてつくったものなんだろうな。


で、この本を読みながら、彼女が退団して間もない時期だったこともあり、

また、15歳から17年ほどを過ごした宝塚でのエピソードを交えての文章に

「あ~~あのときのことかな~~」と、思いをめぐらせながら私自身は

楽しんで読ませていただきました。

まあ、少しは気をつけながら、生きていこう!!っと。

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