11月末のお稽古華は、
にぎやかな紅葉の間に、ピンクと黄色の菊。
白い、水仙。秋満開の気分。
家に活けているうちに、糸菊が咲いた。
赤芽柳 ・・無点・・菊の後に差し込む
紅葉の雪柳 ・・3本のうち4・5・4または5の補佐・・右から左に最後に入れた
糸菊二輪・・1点
鉄砲百合・・4の補佐
銀水仙 2本・・1点
ピンクの小菊・・2本・・9点
万寿菊・・マリーゴールド・・9点・・形を大事に後方を明る . . . 本文を読む
金屏風の前で撮らせていたただいた。
11月の初め。
もう秋のめでたい感じの華。
ダリア・・天竺牡丹・・3本・9と3
小を高く、中・大は短めにして、不等辺三角に。
白の鉄砲百合・・4と5
月季華・・薔薇のこと。長春華ともいう。・・赤2本を1点に。1茎2華のごとく。
回転百合・・百合車とも。グロリオサ 5または4の補佐
シダ3本
薔薇はつぼみのものを高く・・2本のとき必ず。
どちらかの百合に . . . 本文を読む
七五三の日のお稽古華
かわいい豆菊と野イバラだけ
七五三の場合は、桐の実(鈴に見立てて)と菊と決まっている。
今回は、桐の実代わりに野イバラの実
豆菊が子どもの姿を表し、成長を祈る。
まとめて活ける・根じめという方法。
長いのを手前に、後へ行くほど、中長、短いとのぞくように。
間垣のように、のぞくように活けるのだそう . . . 本文を読む
お華のメモがすっかり遅れていた。
10月の初めのお稽古
実のなるものがいっぱいだ。
野イバラ・・もう実がついている。・・4点
南天桐・・桐の花のような房だからだろうか・・1点
蔓梅もどき・・蔓のものは丸く円にして生ける。・・・9点
柳しょう華(リュウショウゲ)・・グラジオラスのこと。白・・・1点
モンテスラ・・電信草・・無点
蔓梅もどきが2本。丸くからめるて活けるのがむつかしかった。
画像 . . . 本文を読む
野村萬家の舟渡婿と友枝さんの石橋のことも。
万作、萬斎さんの舟渡婿は何回見たろう。
あの緊張感と激しいやりとり、その場に見える、川と舟と波。
できあがった、美しい完成度にうっとりの狂言だ。
だが、このごろ、万蔵さんのほっこり感が気に入っている
私には、やっぱり、ほっこりの親子舟渡だった。
波の上の激しい動きも、万蔵さんのは、髪がみだれるほどではない。
しかし、酒を飲まれて「困った、困った」の風 . . . 本文を読む
先日の友枝先生の浮舟のことを書いておかなければ・・と思いつつ、
時間があっという間に経つ。
あのなんとも美しい浮舟は、忘れられないかもしれない。
ご自身も「フワフワと演じてしまって」と新演出と語っておられた。
演じる前は、いろいろな資料をごらんになって、演じ方を決めるという。
浮舟は、源氏の宇治十帖のヒロイン。
薫の君と匂いの宮の二人の男に愛され、狭間で悩み、入水するが、
物の怪に取り付かれて . . . 本文を読む
先週、憧れの人に会えた。
いつもは、舞台の上での人だけに、その素顔に会えただけで幸せだった。
その方は、舞台と同じで、実に上品だった。
おだやかな話ぶりとごくごく普通の人であって、普通ではなかった。
ダブルのスーツ。
ボタンが平な、新しいスーツではないけれど、物持ちのよさがにじみ出るような。
足は、意外と小さかった。
足袋の足が、目立たないのも、そのせいかもしれない。
朝寝坊で、朝に弱いと知っ . . . 本文を読む
秋になってきた。
りんごの季節だ。
夫は疲れて昼寝。子どもたちもいない。
紅玉りんごを買っていたことを思い出し、タルトタタンを作る。
久しぶりで、ブリゼ生地を少し焦がしてしまう。
しかし、美味しい。熱々を、起きてきた夫とともに紅茶で。
甘いりんごの香りが部屋を充満。 . . . 本文を読む
11月6日 友枝会 @国立能楽堂 1時~
浮舟、舟渡婿 半能・石橋
雨模様の日。公演が終わったあとは、やはり雨だった。
まず番組だけを、コピー。
■能 『浮舟』
シテ 友枝 昭世
ワキ 宝生 閑
アイ 野村 扇丞
笛 一噌 仙幸 小鼓 北村 治 大鼓 柿原 崇志
地頭 粟谷 菊生
■狂言 『舟渡婿』
シテ 野村 萬
アド 野村 万蔵、小笠原 匡
■半能 『石橋』
シテ 友枝 昭世
シテツレ . . . 本文を読む
10月28日@新橋演舞場
14時から 囃子の会
18時半から 三響会
いわずとしれた、亀井忠雄、田中佐太郎ご一家の会に行ってきた。
この会に行くたびに、時の流れを感じる。
紀尾井町ホール、国立小劇場、ときて、去年から新橋だ。
思えばすごい会になってきたもんだなー。
今年も舞妓さんや踊り関係の方なのか、その関係の粋なお着物がいっぱい。
昼は1階席、夜は3階席で見た。1階は新橋の場合、フラットな . . . 本文を読む