FUJISUZUKO

藤鈴呼

事実を咀嚼するには

2018-01-07 00:39:43 | Weblog








夢のように甘くはないし
パンケーキのように ふわふわでもない
羊みたいに もこもこもしていない

事実は生成り
元々の色を現実縁りに織り成して
其処に居り続けるから
サクサクと言う音はしないの

おんぷまーくも憑かないし
何よりも電線に触れた時のような
痺れる感覚も知らないまま
唯だ黒色の一本線

其処には白など一切なくって
透明だって立派な色なんだって教えてくれた
あの人を彷彿とさせる

沸騰した刹那
黒を浮かべる桃色の舌が
ゆっくりと降りて行く胃袋は

汚い咀嚼物に絡めとられて
次は砂糖みたいに甘くなるのかと
責め続ける嘘のよう

あなたは確かに行った
私の見えぬ道を進んだ

目を凝らしても存在せぬのは虹か逃げ水
遠いから辿り着けぬレールウェイはマイウェイ

タイヤが刻む轍に溜まる水溜まりに映る逆さまの顔

怖いよね
本当に強い

強ち本物だとは思えぬアンドロイド
蝋燭を立てたようだよ

炬燵の電源は要れないからね
チョコレート色の天板の下で
重なり合った四本の足元だけが危うい

もう少し上向きになれば
アミアミの火傷細工が待っている

唯だ パリリと剥がれぬ霜に隠れた
チューリップの球根が
今はどれだけ伸びたのか

其れが 重要課題だ

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写真は「銀の鈴」@東京駅

新幹線北口と南口の間の道を一段下がると
グラン何ちゃらとかいう地下街があるのですが

この場所は
待ち合わせのメッカらしいですね

今はどうなんでしょう

私が訪れた時には 

色合いの変化と
透明箱に映る誰かの横顔が

楽しめましたヨ☆

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

~紙を彩る自由空間~

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