「お金がないがちや」 翻訳＆解説

♪お金がないがちや、の歌詞です。
カッコ内赤文字が標準語訳です。



「お金がないがちや」　　　詞/曲：リッキー(西澤りさ）

＜コーラス＞こらちくと足りやせんで（これはちょっと、足りないみたいだわ）
　　　　　　　　なんながで聞いちゃあせんで（何なの？聞いてないわよ）


南の国みどりの風　　　　　　　（みどりの風吹く南国高知）
池にゃクジラも泳ぎよるきにね　（湾内に鯨だっているよ）

ここはパラダイス　　　　　　　（ここはパラダイスだと思います）
げにまっことパラダイス　　　　（本当に凄く素敵な所です）

けんど足りんもんがあるろう？　（だけど足りないものがあるでしょう？
言われました　　　　　　　　　　　って、言われました）

お金がないがちや　　　　　　　（お金がないんでしょ
全然ないがちや　　　　　　　　　全然ないんでしょ）
服も車もええもん買いたいろう？（服も車も良いもの買いたいでしょ？）

確かにないがちや　　　　　　　（確かにありません、わはは。
笑うばあないがちや　　　　　　　笑っちゃうほどありません）

悔しいがやけんど心ぐらぐらよ　（そう言われちゃうと悔しいんですけど心が揺れますね）
「いやめった！」　　　　　　　　（「あらー困ったわ！」）

＜コーラス＞


じんばとばんば、こじゃんと達者（爺ちゃんも婆ちゃんも大変達者で元気です）
泥だらけの子供らあが笑う　　　（泥だらで笑う子供達がいます）

それでえいろう？　　　　　　　　（それでいいでしょ？）
それがえいろう？　　　　　　　　（むしろそれがいいでしょ？）
「えいろう」「えいえい」　　　　　（「いいでしょ？」「はい、いいです」）

何が欲しいもんながやろ？　（私が本当に欲しいものって何なのかしら…？
思いました　　　　　　　　　　　って、思いました）

お金がないがちや　　　　　　　（お金がないんです
全然ないがちや　　　　　　　　　ははは、全然ないんです！）
米も野菜も何でもあるけんど　　（米も野菜も何でもあるけどね～）

お金はないがちや　　　　　　　　（まぁお金はないんです
けんどなんちゃやないがちや　　　けどそんなことは何てことないんです！）

大事なもん　　　　　　　　　　　（ほんとに大切なもの
それを捨てたらいかんぞね　　　　　それを捨てちゃ、壊しちゃだめなのよ）
「まっことよ！」　　　　　　　　（「ほんとそうだわ！」）

＜コーラス＞

…土佐ラップ…
おんしゃあこすいにゃげにへごな　　（あなたズルいわね、ゲスだわよ！）
こじゃんと好きやき許いてや　　　　（すっごく大好きだから許してよ）
ぐとぱの揃いでかえぞーね　　　　　（グッパでホイ！…みんなでチェンジ！）
あっぱぁどっぱぁこっぱぁそっぱぁ　（あれくらいどれくらいこれくらいそれくらい
足りませんき　　　　　　　　　　　　　足りないんです）
トマトにタタキにぼうしパン　　　　（トマト＆鰹のタタキ＆ぼうしパンがあります）
サワチにたまるか美味い酒　　　　　（さわち料理＆驚くほど美味しいお酒があります）
土佐っ子踊りゃあ鯨も潮吹く　　　　（土佐っ子踊るテンションに鯨もつられて潮吹きます）
高知の城下は世界一　　　　　　　　（なんつったって高知は世界一いいところですよ）

お金がないらあて　　　　　　　（お金がないなんて
なんちゃやないがちや　　　　　　そんなことどうってことないんです）

お金がないがちや　　　　　　　（お金がないのよね、わはは
なんちゃあないがちや　　　　　　さっぱりないのよねー）

お金がないらあて　　　　　　　（お金がないなんて、でもねえ
なんちゃやないがちや　　　　　　なんてことないんです、なんとかなるわよ～）

繰り返し…






はい、以上でございます。

訳すのがとても難しい言葉もありますが、
なんとかニュアンスがズレないように頑張りました。


友人Yに聞いた話によると、
東京在住の仕事関係者から、

「高知県人はお金がないのに、
何故みんな楽しそうにしているの？」
と、よく不思議がられる…

と言っていました。
確かにね。。。


もし高知県人が一万円拾うと…

「わーい！臨時収入～♪
お祝いにもう一万円たしてぱーっと呑もう～♪」

という行動に出る、と例えられているほど、
信じられない発想の県民性ではあります。


※参考までに…
香川県民＝一万円をいざという時の為に貯蓄
徳島県民＝臨時収入として一万円きっちり使う
愛媛県民＝せっかくなので半分使って、もう半分は貯蓄

（四国四県の気質の例え話として有名です）



えーと、この曲ね、
別に決して貧乏推奨ってんじゃないんです。
清貧至上とも思わない。

アタシお金持ちなりたいもん。
いや、ほんま。

でもね、なんつーかな。
豊かになりたいなぁって歌なんです。

いつでも「喜び」を選択できるか。
アタシの大切なテーマです。



とか言いつつの、この曲。

バカバカしくってすいません…
（なんども言うけど）

あんまり、深く考えないでくださーい。
ごめんなさいねん。
ｍ（・・）ｍ

にゃは。


Thank you.
I love you.

レコーディングしました

今回の帰省はひとつ計画がありました。

それは土佐弁の曲「お金がないがちや」を
人に聴かせる形までに仕上げることでした。

この曲は、過去にジンリッキーのライブで、
やったことがあります。
（無謀にもソロでも２回ある…）
でもまだ、音源にはなってなかったんです。

アタシの古くからの友達、山猫母（Y）が、
今回の帰省に合わせて、
レコーディングを全て段取りしてくれたのです。

彼女の人脈で、
ものすごいゴージャスな、
土佐っ子ミュージシャンの方々にご協力いただき、
たった一日、ぶっつけで、
奇跡の録音をしていただきました。
いやほんとうにありがたい！！！


実は、
この曲が生まれたのには、
わけがあるのです。

数年前、
高知県のお山の方に、
核燃料の廃棄施設を誘致するしない云々の
問題が持ち上がりました。

それをYから聞いたアタシが、
すぐに作った曲がこの
「お金がないがちや」という曲です。

危ないモンとか都合の悪いモンが建てられるのは、
必ず貧乏な地方です。

危険を我慢するかわりにお金がもらえます。
ビンボーな町にはお金はとても魅力的。
確かにそれはイイことなのかもしれません。

でも、なーんかイヤだったんです。

反原発だとかいうの以前に、
なーんかイヤだったんです。

その感じが、ぶばばばーっときて、
出来上がりました。

それがこの「お金がないがちや」という曲です。


結局その件で、高知の町は、
すぐにNOと答えたので、
それも忘れていたのですが…

無理やりにも思えるこのタイミングで、
レコーディングが決まったというのは、
（しかも一緒に作ったYと共に）
なんだか運命的なものすら感じてしまい、
ちょっとギョっとしました。


地震以降毎日ずーっと、
ニュースでたくさん目にする文字は
原発です…

この曲作ったときは、
想像もしてない状況です。

このレコーディングが決まったのは数週間前ですが、
その時でさえ、もちろん、まさかです。

大変な状態が続いてます。
ほんと少しでも早い収束を祈りますが、
ずっとつきあっていかなきゃな問題を、
皆、はっきりもってしまいました。


これから、人々は、
また新たな選択をします。

それが、たとえどんな選択だとしても、
全てアタシが生んだ問題として、
丸ごと受け止めてクリーニングしていきます。

それがどんなであろうと。
真正面からドーンときれいにしてく！
はい。


もしも、
「おまえもウタ歌いのはしくれなら、
なんか表現してみせろ！」と言われたら、

これを歌います。
はい。

届くかどうかはわかりませんが、
魂込めて歌います。





えーと、ね、
けっこうシリアスに書きましたがね、
その…、とてもバカバカしい曲なんです。
聴いて怒らないでね。
（どうもスイマセン…）


結局のところ、
アタシという人間は
たいして役にはたたないというか…
わはは。

でも、そこがいいでしょ？
アタシっぽくて♪

役に立つばかりが上等じゃないさ。
わはは。
（いやいや、理屈通らんやろ！）


そんなアタシですが、
立派で優しい人々や友達に助けられながら、
すちゃらかに作っちゃいました♪

「お金がないがちや」

近日アップします。
お楽しみに♪

もこ

どうも皆さま！

おいら「もこ」と言います。

西澤家の猫です。



前猫のマチ子さんは、

このブログにも度々登場し、

人気を博していたようですね。



おいらまだまだ若輩者ですが、

どうぞよろしくお願いします。



ちなみに「もこ」は、

「もこみち」が由来です。



つけたのはリキ母です。





では、

またの機会に！



アディオス！

これが本物のぼうしパンです

やっと見つけました。
(⌒▽⌒)

高知帰って色々ぼうしパン食べましたが、
コレが、本物。

ほんとの昔からの、
アタシ達土佐っ子が子供の頃から食べてた、
ぼうしパンなんです。

元祖って書いとる…（笑）

わっほい♪
うれしいな。

もちろん先に中ほじくって
食べました。

にゃは～！
♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪