百年は 花に宿りて すぐしてき ⑧ (大江匡房)
7月8日、庭の西側月桂樹の根元付近にあるサンショウにアゲハの幼虫がいました。1cmに満たない小さな個体で、黒字に中央にV字の白い模様があります。2齢幼虫のようです。
7月9日、前日幼虫は2匹いましたが、1匹しか確認できませんでした。
同じ場所からほとんど動いていません。
7月11日、下の方に移動していました。大きさが前日から1.5倍ほどになっています。3齢になったのでしょうか。3匹いましたが、並んだ2匹を収めました。
7月12日、確認したところ、幼虫は4匹いました。一番大きい幼虫は1.5cm、次が1.3cm、あとの2匹は1cmほどでした。
写真は1.3cmの幼虫です。
7月13日、前日の午後と同じ場所にいました。
7月14日、実家のつつじの根元あたりの木陰で、キアゲハの4齢幼虫を発見しました。あたりには食草のミツバが生えています。ほとんど動きません。5齢幼虫になりそうです。
翌日5齢幼虫になりました。自宅で観察していたのと同じ色合いです。
夕刻確認すると移動していました。あたりのミツバを確認したのですが、姿を確認することはできませんでした。残念ながら翌朝も確認できませんでした。観察終了です。
7月17日、幼虫は2匹しかいませんでした。留守をしていた間にカナヘビや鳥の餌食にあったのでしょうか。大きさは2cm超えにまで成長していました。いずれの個体も4齢になったようで、サンショウの幹に留まっています。わかりにくいですが中央の上と下にいます。
午後、確認したところ、1匹(2号)が幹から移動して盛んに葉を啄んでいました。
7月18日、1匹(1号)が5齢幼虫になっていました。もう1匹(2号)は4齢のままです。
7月19日、5齢幼虫(1号)はほとんど場所を移動していません。
もう1匹の4齢幼虫(2号)は、根元の方まで移動してきていました。まもなく5齢幼虫になります。
1号は午後は盛んに葉を啄んでいました。大きさも3cmばかりとなりました。
7月20日、1号 朝から盛んに葉を啄んでいました
2号 根元で動かず。4齢のままです。5齢になる直前です。体が緑色を帯びてきました。
このあと1号はカマキリに捕食されてしまいました。弱肉強食の世界です。
その日の午後、2号も5齢幼虫直前の姿を最後に見かけなくなくなりました。
狭い我が家の庭も弱肉強食の世界です。1週間ほどで蛹になる予定で、見守り続けたいと思っていた矢先のことでした。前回の反省からできるだけ自然にと思っていましたが、ネットなどで保護し、もう少しサポートしてあげるべきでした。
そういえば前々日には、ニホントカゲの成体が、今年生まれたばかりのメタリックブルーの幼体に襲い掛かっていました。この時はとっさに足を出して驚かせましたので、成体は口から幼体を離しました。メスはタマゴを守るともいわれていますが、オスは自分の子供でも食べるのでしょうか。ワンダーワールドです。
2017.7.21