百年は 花に宿りて すぐしてき(大江匡房)
我が家の庭もいろいろ花が咲き競い、暖かな日中には蝶も舞い集います。
鉢植えのハナズオウに止まっているキチョウ。二羽でせわしげに飛び交い、なかなか被写体にはなりませんでした。そのうちの一羽が止まりましたので、急いで撮ってみました。
この蝶とは別の個体なのでしょうが、一昨日には、アゲハチョウとキチョウが競演していました。アゲハチョウはスパラキシスの花で、蜜を吸って動きが止まりました。艶やかなので最近羽化したのでしょうが、羽の先が早くも傷んでいます。春の個体としてもひときわ小さくみえました。
写真はこの冬のものではなく、4年前の1月に撮ったものですが、庭の椿に帯糸をかけて帯蛹(たいよう)という形で冬を越すアゲハの蛹です。
この時は羽化を観察しそこないましたが、子供が小さい頃、羽化の現場に立ち会って以来の蛹でした。アゲハチョウを飼育して蛹などを観察している人も多いようですが、庭で気にかけていてもあまりお目にかかることはありません。サンショウやキンカンはあるのですが、もっと柑橘類を増やさないとアゲハの蛹と再会することは無理のようです。
昨日は散歩コースの麦畑の土手で、蝶が幾種類も飛び交っていました。せわしげに動くのでなかなかピントが合いません。少しばかりシャッターチャンスを狙ってみたのですが、シジミチョウ以外はほとんどが空振りでした。
モンシロチョウ
ヤマトシジミ
ベニシジミ
2017.4.24