世の中はお盆休み。
私も仕事は休みだが、これといって予定はない(笑)
寂しいものだ…。
でも少し前から頭痛と胃痛に悩まされている私には、よい休養になりそうだ。
そう、先月から私は頭痛と胃痛で夫の面会にも行けない日があった。
ある時、3日ぶりに夫の所に行くと、「昨日の夜中痙攣が起こってね」と師長さんに言われ、先生から詳しい説明があった。
痙攣直後は酸素濃度も下がっていたが、酸素吸入し私が行った時にはいつもの感じに戻っていた。
それから数日経ち、私はまた頭痛と胃痛で2日面会に行けなかった。
もちろん面会に行かない日も、夫の事を考えない日はない。
「何事も起こっていなければいいけど…」と思いながら面会に行くと、また師長さんに呼び止められ、「疥癬でお部屋が移動してます」と。
数日前から赤い発疹の様なものが出来ていて、皮膚科の先生に検査を依頼していたらしい。
その結果がちょうどその日に出たようだった。
そしてまた先生からの説明…。
『疥癬ってうつるんだよね』
『私いつも夫に触れてるけど…』
『ベッドの端にバッグを置いたりしていたけど、家にもダニを持って帰ってしまったかしら』
といろんな事が、頭の中をぐるぐる(笑)
結局「抵抗力・免疫力でうつらない人もいるので、様子を見ましょう」という事になった。
師長さんからは「もし痒くなったらこれを塗って」と軟膏をいただいた。
夫はダニを殺す薬を服用し、患部には軟膏を塗布する処置が続いている。
幸い看護師さんも私もかゆみなどの異常はない。
でも面会時には使い捨ての予防衣や手袋を着用したり、部屋から出たら衣服にアルコールを噴霧したり。
帰宅後はまず衣服を脱いで、そのまま洗濯…となかなか面倒な日々が続いている。
何より疥癬はすごく痒いらしいので、やはり夫の事を考えると一日も早く治って欲しい。
そして昨日・一昨日とまたしても頭痛と胃痛で面会に行けず、今日面会へ。
すると…夫の脚(膝の少し上辺りから甲まで)に赤黒い点々が!!
「数日の間に疥癬が広がったんだ…」と思ったら、そうではなかった。
師長さんが来られて、「夜中にベッドの柵の間から脚を出してたみたいで、脚全体がうっ血して、この点々は内出血の跡なんよ…」と。
ベッドの柵といっても、夫は元々手や脚を動かして危ないので、カバーが掛けられた柵になっている。
ベッドの柵は片側に2枚(上半身と下半身)立てられていて、そのつなぎ目に脚を入れてしまっていた様なのだ。
つなぎ目は数センチ程で、普通の人の脚なら絶対入らない。
寝たきりで細くなってしまった夫の脚は、何かのはずみでハマってしまったのだろう。
数センチの隙間に入ってしまった脚を夫は自ら抜こうとしたのか、はたまた意思とは関係なく動かし続けたのか…真相はわからないが、とにかく脚は傷だらけ。
看護師さん方も夫の予想外の行動に驚いていた。
今後は隙間に何か挟むなどして対処してくださるそうだ。
『一難去ってまた一難』この言葉がぴったりな今日このごろ。
とりあえず早く疥癬が治って、元のナースステーション横の部屋に戻してもらわなければ…。
それまでどうか、大きな事件が起きませんように…。