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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

プラダを着た悪魔

2011-10-13 | つまらん
コレ、公開時にはものすごくTVCMやってた記憶がある。色々な番組でやたら紹介されてたな。

大体このタイトル、実に「邦題で女子の興味引こうze!」的な感じである。

例えば、昭和の話で恐縮だけどマイケル・J・フォックスの「摩天楼はバラ色に」って、アレ内容も面白いし、タイトルだけでストーリーの雰囲気伝わるなかなかの佳作な映画だけど、実際のところ原題は"THE SECRET OF MY SUCCESS" ってことで実に味気ない。これぞ邦題パワー、っていう良い例である。


どうせこれもそんな邦題パワーだろう。さて、原題は、、


  THE DEVIL WEARS PRADA




恐ろしくそのまんま(´・ω・`)
まさかの「コレラの時代の愛」以来の中学生的直訳だったという。




さて映画。業界特定型の誇張描写コメディです。実に苦手なタイプの映画です。日本の各種業界もののドラマのような雰囲気です。誇張っぷりがコメディめいているつもりなのかも知れないが、観てて気恥ずかしい気分になる。


ホント日本の視聴率が低いドラマのノリだな・・・、と思って観ていると、次第にメリル・ストリープとアン・ハサウェイが岩下志麻と綾瀬はるかにしか見えなくなってくるから先入観というのは不思議だ。てかこの映画、この2人で邦画リメイクするといいよ、多分大差ないものができあがるハズだから。




まぁこのメリル・ストリープ演じるボス、実にはた迷惑なボスだ。偉ぶる前にちょっと松下幸之助が残した金言を勉強した方がいいよ。「鳴かぬなら それもまた良し ホトトギス」だろ、分かるか?


ちなみに松下翁の残した金言で座椅子が好きなのは

 「百人までは命令で動くかもしれないが、千人になれば頼みます、一万人にもなれば、拝まなければ人は動かない。」
 「私は部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、邪魔しないようにするということだと思います。」

の2つです。本当にいいこと言うよな松下翁。完全に座椅子的にはドラッカー<<<<<<<超えられない壁<<<<<<<松下翁 です。ニッポン大勝利です。





話がそれた。とにかくコレは「働く女性は美しい」って感想を持ってもらいたい映画のようにも思えたが、コレ観て「働く女性は美しい」系の感想を抱ける人って、まともに働いたことない人か、ものすごく優秀に仕事している人か、本当に素直な人か、どれかなのかなと思った。



しかしマイケル・J・フォックスをもう1度映画で観られる日は来るのだろうか。何とかパーキンソン病に打ち勝った元気な姿を世界に見せて欲しいものである。


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