マックスの葬儀は、府中市にある
慈恵院というお寺にお願いしました。
大型犬なので、きちんと火葬してもらえる施設の所をと思ったものです。
(ドッグランもありました!! 多頭飼いの方が遊ばせていました。)
しかし、葬儀当日は、長男の学芸会。本人は、昨夜から行かないと言い張っていましたが
帰国して新しい学校で初めての学芸会……何とか送り出しました。
学芸会終了後すぐにお寺に行かないと間に合わないため、マックスを車に乗せて
学校へ連れて行き、校内の日の当らない木陰に駐車させて頂きました。
学校へ向かう際に見えた富士山……雄大で心洗われるような美しさでした。
マックスが、富士山を見たら思い出してほしいと言っているように感じました。
先輩が送ってくれたこの日の富士山の写真
さて、お寺に到着し、受付を済ませると、マックスを棺に移し、お花やフード、手紙
などを入れてきれいにしました。お経を唱えて頂き、火葬が終わるまで墓地をお散歩。
お寺に戻ると、もう誰もいなくて、マックスがこの日最後の火葬だったとのこと。
係の方に案内され入ると、白い骨がきれいに並んでいました。
それを見たら、頭が真っ白になってしまい声も出せず立ちすくんでしまいました。
分かっていながらも、とてもショックだったのですが、私以上に最後の最後まで
泣いて火葬を反対していた長男が泣き崩れてしまって大変でした……。
係の方は、私と長男が落ち着くのを待って、マックスのお骨について説明して下さいました。
何よりも救われる思いがしたのは、マックスの骨が、足の指までもきれいに残されていて
いわゆる、のど仏(本当は第二頸椎)の骨もあったことです。
のど仏の骨は、仏様が手を合わせて座っているかのようでした。
頭(精神)と体をつなぎ止めている所に、仏様が手を合わせているというこの骨は、
人間と動物に違いはなく、「すべてのものに仏が宿る」とおっしゃるお釈迦様の
言葉に納得させられる思いがしました。
3人でお骨を拾い、思っていた以上に大きな骨壷に納めました。
大きな顔が特徴だったマックスは、頭の骨も立派でした。
本堂へ移動して、お経をあげて頂きました。
マックスも別に仏教徒ではないので、不思議な思いだったかもしれませんが
私達としては、きちんとできたことで少し気持ちが落ち着いたように思います。
マックスのお骨は、自宅に持ち帰り寝室に置いてあります。
私が死ぬまで一緒だからとマックスには約束したので、私自身の骨をどのように
処理するかはまだ決めていませんが、自宅で保管しようと思っています。
実家に立ち寄ると、母が不思議な取り合わせの花束を準備してくれていました。
ひまわりは、マックスが私達の太陽のような存在だったことを意味し、
スイートピーの花言葉は、「やさしい思い出、わたしを忘れないで」であり
優しいマックスのような花だからとのこと。主人は、これを聞いて号泣でした……。