浪漫飛行への誘(いざな)い

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ドイツ・クロアチア夫婦旅行

2017年05月20日 07時40分49秒 | 旅行
5月11日に日本から直行した妻とフランクルトで合流し、7泊の夫婦旅行が始まった。フランクフルトでは、妻はショッピングに出かけ、自分はドイツ人の卓球仲間の友人にライン川ドライブに連れて行ってもらった。リューデスハイムのつぐみ横丁を散策後、ローレライにも久しぶりに行った。景色は相変わらず素晴らしいが、ローレライの周辺は大規模に整備中で、お土産屋やロ-レライの像もなかった。川沿いには世界遺産にもなっているお城が点在するが、車で巡りながら、まだ行ったことがなかったシェーンブルク城に足を運んだ。歴史ある城がそのままホテルになっており、博物館もある。お城からのライン川の眺めも素晴らしく、ホテル自体も内装は洒落て綺麗で、雰囲気抜群であった。ドイツにはこのような昔からのお城がホテルになっているところ(ブルクホテルとかシュロスホテルと呼ばれている)が数多くあり、どのホテルも最高の雰囲気である。ザバブルク(眠り姫の城)のお城を始め、今までに、5、6か所のお城のホテルに泊まった経験があるが、どこも素晴らしかった。値段もそれほど高くないので、泊まったことがない人には絶対お薦めする。

夜はテレビ塔近くのいつものレストランで白アスパラガス料理を堪能した。当初からの計画通りであるが、前日に次いで2夜連続のアスパラガス料理三昧となった。ドイツでは、この時期しか旬のアスパラガス料理は食べられず、多くのレストランがこの時期だけアスパラガス専用メニューを用意している。ドイツの5~6月は、新緑も鮮やかで、旅行のベストシーズンといえる。これから旅行を計画する人は、値段も下がるゴールデンウィーク直後をねらうのが一番である。

フランクフルトでは、ホテルではなく、アパートに泊まったが、50m2以上あって独立した部屋が二つ取れ、しかもキッチン付きなので大変快適であった。たとえ夫婦でも個室が確保できるのは大変ありがたかった。残念なのは、バスタブがなくシャワーだけであったことである。この後、ザグレブでは、クロアチア人の友人の家に泊めてもらい、スプリットでも、キッチン付きのアパートメントだったので、今回の旅行ではホテル宿泊が一回もなかったことになり、初体験であった。まさに長期滞在型のロングステイの雰囲気を味わうことになり、カナダのビクトリアでのロングステイの生活がよみがえってきた。

ザグレブでは、10年ぶりにクロアチア人の友人と再会したが、その間、奥さんが肺の移植手術を受けていたり、当時同居していたお嬢さん(クロアチアの乗馬競技の元チャンピオン)が結婚していて、子供ができていたり、10年一昔というがいろいろなことが起こるものだと時代の流れを感じた。この家族とは、約30年前フランクフルト駐在時代に同じマンションの住人で、子供が同じ年頃であったので、当時から親しくつきあっていた。ユーゴスラビアの内戦で一時音信不通となっていたが、インターネットの名前検索で本人を捜し出し、交流が復活したものである。ザグレブ訪問は4回目であるが、当時を思い出しながら、久し振りにぶらぶらと街を散策して回った。

ザグレブで2泊した後、15日にクロアチア航空のプロペラ機で世界遺産の街であるスプリットに移動した。スプリットは初めてであるが、お気に入りのBS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き」という番組を見て、訪問を決めたものである。番組で紹介されたところを巡ったり、同じレストランに行って同じメニューを注文したり、まさに旅番組の実体験となった。スプリットはローマ皇帝ディオクレティアヌス(245~316年)の宮殿がそのまま旧市街になったという珍しい起源を持つ街であり、世界遺産にも登録されている魅力ある都市である。16日は1日かけて1700年前にタイムトリップすることになった. また、17日には船で近くのトゥロギールというやはり世界遺産の街にも日帰りで出かけたが、美しいアドリア海のクルージングもなかなかのものであった.

宿泊先は先に述べたようにロングステイ型のアパートであったので、TV番組の謳い文句通り、そこで生活するように旅をすることを実践している感じであった。アパートの隣がスーパーとパン屋さんで、歩いて数秒のところだったので、大変便利であった。特に朝食のパンは、早朝に出来立てのパンを買いに行って食べたので、最高であった。日本ではとてもできない環境であり、ロングステイでもしたい衝動にかられたほどである。最終日にはテレビ番組同様、アパートから7-8分歩いたところにあるマルヤンの丘から旧市街を眺め、世界遺産の街を目に焼きつけて別れを惜しんだ。

18日には、スプリットからロンドン(ガトウィック空港)までイージージェットというイギリスの格安LCCを利用したが、LCCだけあって値段も安く、航空旅行も快適そのものであった。約2時間半ちょっとの飛行時間であるが、航空運賃は、座席指定と受託手荷物の特別料金を追加しても、一人当たり6500円位であるのでまさに驚きである。追加料金がなければ4300円位であった。 イージージェットは、今までに6-7回搭乗経験があるが、便数も多く、まさに便利で値段も安く、機内も綺麗で快適な航空旅行ができるので、お気に入りのエアラインである。

ロンドンではガトウィック空港からヒースロー空港にバスで移動し、妻を羽田行のJAL便に見送った後、自分はアイルランド航空で最後の訪問地、北アイルランドにあるベルファストに向かい、ひとり旅が再開した。ベルファストへの旅行は最後に追加したので、十分な下調べができておらず、空港からB&Bまでの移動手段についても不安を持っていたが、何と救いの女神が目の前に現れた。チェックインの時に、係員に到着後のことを質問したが、何と横にいた女性がそれを耳にして、着いたら自分の車があるから、宿泊場所まで送ってあげるという申し出を受けた。機内での着席場所も離れていたので、その後会話することもなく、半信半疑であったが、到着時点で彼女から声をかけてくれて、結果的には彼女の車で送ってもらった。一度、カザフスタンのアルマティ到着時に機内で隣に座った女性と話がはずみ到着時ホテルまで彼女の車で送ってもらったことがあるが、今回はチェックイン時にすれ違っただけの関係であるので、まさに驚きの展開である。 よほどみすぼらしく見えたのだろうか?旅先でのやたらな親切には警戒せよという常識があるが、このような親切な人もいるのかと驚きと戸惑いを感じた。 車の中で話を聞くと若いビジスネスウーマンのような女性であったが、子供が3人いるという。今回はロンドンに仕事で出張し、その帰りのようであった。日本には一度行ったことがあるとも言っていた、車には最新鋭のカーナビが付いていて、住所の登録だけで道も間違えずに、宿泊先まで送り届けてくれた。 こんな経験をしたことがある人はまずいないのでは? 

写真は、スプリットの街

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