人間万事塞翁が馬~膵内分泌腫瘍との共存

夫は2008年に膵内分泌腫瘍が発覚しました。スーテント→サンドスタチン→アフィニトール→ザノサー+5FUで治療中。

平成最後の小旅行withアフィニトール

2019-05-03 19:52:22 | 闘病
夫の場合、アフィニトールの副作用は口内炎なのだが、だんだん周期がわかってきた。飲み始めて10日ほどで舌の裏か横にポツンと口内炎ができる。そのままアフィニトールを飲み続けると痛み始めて、どんどん大きくなる。飲食に支障が出てくると、痛み止めを飲んでから食事をするのだが、数日で効かなくなってくる。ここで自主的に休薬期間に入るのだ。休薬して1週間で口内炎はほぼ治り、また再開する。このところ、2週間飲んで1週間休薬のペース。(ちなみにこの辺のサジ加減は主治医から任されている。)


この副作用の合間に東北へ行ってきた。往復ともにフェリー。苫小牧から八戸は約8時間。夜遅く乗り込み、一晩寝たら到着という動くホテル感覚。


4/28 早朝八戸に降り立った私たちはまずレンタカーを借りた。早すぎて街中の店は営業前。とりあえずコンビニでオニギリを食べ血糖値を落ち着かせて、ひたすら弘前に向かって車を走らせた。高速道ではなく山道をひたすら走るコースを選んだので、意外と時間がかかってしまい、弘前に入る頃には昼過ぎ。しかも大渋滞でまったく動かなくなってしまった。やっとのことで駐車場に停めて遅い昼食で血糖値を…。

人混みに混じって歩き出すとたくさんの満開の桜が見えてきた。まずは有名な花筏。


桜を眺めながら歩き回る。


天守閣と岩木山。


天守閣の中からも桜が見える。


3月にこの旅行を計画したのだが、もう弘前ではホテルが取れなかったため、桜を満喫したあと八戸に戻ってホテルに泊まった。

翌日は早朝出発して奥入瀬渓流へ。
まずは十和田湖畔に車を停めて、バスで石ヶ戸という所まで戻る。奥入瀬渓流の名所はこの石ヶ戸よりも上流にあるためだ。ここから十和田湖までは約9キロ。さて歩き始める。



初めは余裕で滝を見てはパチリ。


激しい流れの場所でパチリ。


このようにはしゃいでいたのだが、遊歩道がところどころドロドロになっていて足元に気を取られながら歩いているうちに無口になっていく私たち。

やっと最後の滝に到着。



ここから厳しい上り坂を1キロほど歩くと湖畔が見えてきた。


約3時間半の道のりだった。
私は中学の修学旅行で、夫は高校の修学旅行で、奥入瀬渓流にきたことがあるのだが、バスの中から見ただけだった。実際に歩くと渓流を身体で感じられて、パワーをもらったような気がする。足はパンパンになったけど。

湖畔の食堂で食べた定食が、本当に美味しかった。


このあと偶然入ったカフェでアップルパイを食べて


八戸では名物のせんべい汁を食べて


夜遅く帰りのフェリーに乗り込んだのだった。

そして10連休の後半、口内炎がひどくなってきて休薬。でもあまりにも天気がいいのでドッグランへ。


こんなGWを過ごしています。